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Top Page & What's New 2024高校生対象の模擬授業横浜市内にある秀英高校さんの『セレクト授業』という科目において、私に講師のリクエストを頂きましたので「プラズマの世界を知ろう 〜その基礎と応用〜」というテーマで、昨日、高校生を対象とした模擬授業を行わせて頂きました。プラズマを知る、役立てる、作る、調べるという順にお話させて頂きました。生徒さんたちは最後のプラズマ診断の実演:CCD分光器を用いたプラズマ発光計測が面白かったようです。
プラズマボールに手をかざして「ハンドパワー!」とか言っちゃってるバック・トゥー・ザ・フューチャーのエメット・ブラウン博士風の自分の存在が「ヤバっ。笑」って感じでした。秀英高校の生徒の皆さん、科学は難しくて堅苦しいばかりではなく、愉快に楽しく学びたいものです。これからの未来社会にとってプラズマは、エネルギー問題や材料開発、宇宙開発にとって重要な鍵を握る科学技術のひとつですから、本日のマッドサイエンティストの印象ととともに忘れずに覚えておいてくださいね! (2024年10月2日記) 秋の学会ウィークA「分子科学会@京都」編先週9/20, 21と分子科学討論会で京都に行ってきました。7月頭にISSPIC2024で京都に来て、ほんの2か月で今年2度目の京都出張です。今回の会場は京都大学吉田キャンパス。清水寺と同じ東山道のバス路線、かつシルバー連休、かつインバウンド、かつ残暑(汗〜)。京都から京大正門前行きのバスは、まさに朝の工芸大行のバスと同じくらいの混雑状況でした。前日の応物@新潟出張の疲れで、出張初日の会場入りは午後からとなりました。
会場に入るとすぐにいつも共同研究でお世話になっている潟Aヤボのブースに平田さんをお見掛けし、ご挨拶を。それから招待講演等を聴講し、少し早めに懇親会会場である京都駅・ホテルグランビア京都へ(ホテルのロビーカフェで潟Aヤボの塚本社長と平田さんと打合わせ)。分子科学討論会の参加は実に6年ぶりです。この討論会は自分が学会発表デビューした(口頭発表1989年秋・分子構造総合討論会@北大)、いわば故郷のような討論会ですので研究発表に戻って来れたこと自体が、もう掛け値なしでうれしいことなのです。で、今回の参加目的は、少し邪道ですが研究発表より懇親会出席にあり。懐かしい顔ぶれに話も尽きず、大変楽しかったです
(写真6段目:(左)東大教養准教授・宮島先生、(右)東京インスツルメンツ・増田氏、7段目:(左)日大文理教授・十代先生)。写真にはありませんが、その他にも多くの方々に自分の元気な姿を見せることができてよかったです。そして、京都のお宿は、今回一人出張ということで、分子科学国際学術賞をこのたび授賞された立教大理教授・三井先生に教えてもらった京都の町家をコンセプトとしたをおしゃれホテルTOU西洞院で贅沢なひとときを過ごさせて頂きました(新潟出張で疲れの蓄積している自分にとって、ホテルの提供する和な快適環境で上質・極上な睡眠を得られたことは最高でした!)。 (2024年9月27日記) 秋の学会ウィーク@「応用物理学会@新潟」編先週9/18-20に新潟朱鷺メッセで行われた秋の応用物理学会に行ってきました(発表:3件)。新潟港の岸に面して聳える朱鷺メッセがとにかく贅沢なほど大きく、また海に面しているため開放的で快適でした(秋雨前線接近のためデッキに出て蒸し暑かったのだけが残念でしたが)。初日、院生2名と会場で合流。同じく工芸大から参加していた小林先生の半導体デバイス研究室に所属するM1植松君のポスター発表をみんなで応援に行きました。で、初日の夜はというと、応物学会の参加者でどのお店も満席で断られ断られし、
新潟駅前を1時間近くうろつき(笑)、奇跡的に『海彦』さんにテーブルを確保することができました。歩き回った分、酔いもいい感じで回る中、美味なる地産の茶豆や魚介類を堪能し、初日お開きとなった次第です。 (2024年9月26日記) みらいぶっく追記:「私の恩師」編今年3月に公開された河合塾「みらいぶっく(實方真臣編)」に、実は一番書きたかった恩師が自分にはいます。久しくご無沙汰してしまっていたため、原稿執筆中には常に頭の片隅にありながら書いていいものかと逡巡している間に期限が来てしまい、結局書けずに提出となってしまいました。
その恩師である守屋先生と今週水曜(9/4)に、実に34年振りに再会し東京駅八重洲北口「七代目卯兵衛」さんで再会の祝杯を挙げることができました!
電気電子コースの就職担当として付き合いのある守屋先生の勤務先大手ゼネコンの採用担当者への問い合わせから、技術部長を務められる守屋先生につないで頂けたのはラッキーでした(人事部大学採用担当の方に感謝ですm(__)m)。 (2024年9月6日記) 迷走台風10号接近中今朝、大学に着いたら本館の正面入り口が締まってて、事務フロアの照明が真っ暗でした。何ごとかと思ったら、今朝早朝に大学から「台風接近による臨時休業」のアナウンスがあったようですが、自分はメールをチェックせずに出仕してしまったので、まさに「きょと〜ん???」でした(笑)。
最強クラスでありながら、ジョギング並みの速さで進み、あるいは止まってみたり、どこに向うのすら予想困難なまさに迷走台風10号。車通勤時も、普段とは異なる大渋滞に巻き込まれたり、冠水しかけてるところなど多数、大学裏を流れる小鮎川もまさに水かさを増し暴れ龍のごとく濁流と化していました。避難勧告アラームがスマホから鳴り響き、避難勧告アナウンスが屋外の町内スピーカーから流されている本日、臨時休業は誠に賢明な措置であります(今回の台風10号による各地に及ぼす被害が、最小限度に収まってくれることを心から祈っています(念))。 (2024年8月30日記) 計測デバイス、お借りしま〜す昨日午前中、お隣の神奈川工科大・藤村先生の研究室をご訪問させて頂きました。SRSのボックスカー積分器SR250の台数が足らなくなってしまい藤村先生にご相談したところ、快くお貸し頂けるとのことでお伺いさせて頂きました。同じような工学部教養部に自分も長らく所属していたこともあり、藤村先生とお仕事の話(一部悩み・一部不満。笑)が通じ合えるところが多く、ついついお話に興じてしまい藤村先生との2ショット写真を撮り損ねて帰ってきてしまいました(残念!)。
スポーツマンであられる藤村先生はとてもお若く見え、昔と変わらず気さくでさわやかで、そんな藤村先生が自分の眼には“ひろみ郷”とダブって映っていました(笑)。研究室に戻って院生に話したら、神奈川工科大に一度行ってみたい、いろいろお借りしたいと言っていたので、次回は兒玉先生のいるときにでも院生たちを連れお邪魔させて頂けたらと思います。ボックスカー積分器の増設は院生の修論研究になくてはなりませんので、ご協力に感謝です(しかも今回お借りした積分器は、自分の博士論文審査でお世話になった京大・梶本先生の研究室由来の大変畏れ多くも由緒正しき品々なのです!)。この謝意を論文の中で述べられるようになるためにも、一日も早く結果出せるよう院生たちとがんばりたいと思います! (2024年8月27日記) オプトラン技術セミナー@新日本橋先週金曜日(8/23)に、最先端の薄膜技術開発で躍進を続ける潟Iプトランの並木博士にお誘いを受け、創業25周年を記念するオプトラン技術セミナーに、横山先生と一緒に参加させて頂きました。
ランチを東京駅構内「助六そば」さんで美味しいもりそばを二枚食してから、会場のある新日本橋駅へ。午後一番のセミナー開始に時間まで時間があったので、おしゃれオフィス街の中「コレド室町」のおしゃれカフェでランチ後のアイスクリーム&コーヒーを味わいながら甲子園高校野球決勝戦をスマホ観戦させて頂いちゃいました。会場は、これまたおしゃれビル内にある野村コンファレンスプラザ日本橋でした。 (2024年8月27日記) 暑気払い2024と地震先週土曜日(8/10)より大学は一斉夏季休暇に入るため、その前日の金曜日に研究室の大掃除をして夕方から本厚木駅前に繰り出し、『焼き鳥本舗・祭』さんで研究室の暑気払いを行いました。OBにも声を掛けましたが皆さん何かとお忙しいのか今回は永井君(23卒)のみの参加となりました(永井君、お忙しい中ご参加ありがとうねm(__)m)。「卒業研究A」の中間発表会、およびわくわくKOUGEIランド「おもしろ理科実験」の成功と慰労を皆で盛大に乾杯することができました。
しかしこの夜、ちょっとしたハプニングが! ちょうど宴もたけなわの頃に、各自スマホから各宴会部屋から緊急地震速報のアラーム音が鳴り渡り、間髪入れずに強い縦揺れに見舞われました(宴会場は雑居ビル2階)。揺れの直後こそ、店内は「何ごとか!」と騒然となりましたが、10分もするとどこの宴会部屋もまるで何もなかったかのように、再び宴会モードに(汗)。酔っていい気分になっていたとはいえ、自分も含め日本人の「地震慣れ」はすごいな、ちょっとヤバいなと改めて思いました。
小田急線が止まり23時に海老名・新宿間が復旧とのことで、その夜、打ち上げは一次会で終了となり、皆、海老名まで歩いて帰途につきました。自分は終電に永井君を間に合わせるためタクシーで帰ることになり皆と別れましたが、TVニュースで報道されたようにタクシーの手配が間に合わず、本厚木のタクシー乗り場は帰宅困難者で溢れ返り長蛇の列に(その後、厚木市は、ブランケットと水を提供する休憩所を開設したようです)。まったくタクシーは来ないものの、永井君と国道246号近くまで出てタクシーを待ったことで幸運にも一台のタクシーが止まってくれました。道路はかなり渋滞していましたが、永井君を終電数分前にJR町田駅まで無事送り届けることができました。
自分自身は日付の変わる前に帰宅することができましたが、帰宅したらスマホのないことに気づきました(汗)。酔っ払い×地震のハプニングに加え、もう一つ話の落ちを添えることになってしまいましたが、スマホは無事に翌日午前中には手元に戻ってまいりました。これもいつか、2024夏のいい思い出となることでしょう! (2024年8月13日記) SP部会定例研究会の準備検討会(1)本日午後、日本表面真空学会SP技術部会の幹事を一緒に務めさせて頂いている潟Iプトランの並木恵一博士が、当研究室を訪問されました。年末に予定されている第180回SP技術部会定例研究会の幹事を並木さんとともにSP部会より仰せつかったので、本日、研究会のテーマや依頼講師等についてブレーンストーミングさせて頂きました。また、若かりし頃、ともに愛知県岡崎市にある国立分子科学研究所で過ごしていたせいか共通の知人も多く、昔話に花が咲き、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。のんびりのんきに大学で過ごしている自分とは違い、企業開発研究者としてご多忙の中、遠路厚木キャンパスまで来て頂き、本日は大変ありがとうございました(大変なお土産まで頂戴してしまい、お気遣いありがとうございましたm(__)m)。つきましては、12月の定例研究会&懇親会&忘年会を活況のうちに成功させるべく、(幹事経験の不足は否めないものの)できる限り務めさせて頂く所存ですので、今後とも、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m (2024年8月6日記) 共同研究打合せ(乘越先生@東京農大)本日午前中、東京農大の乘越先生が当研究室を訪ねられ、卒研生の竹村君とともに「大気圧(低温)プラズマ×植物」に関する共同研究の打ち合わせを行いました。研究内容については、まだ「ひ・み・つ」のため多くを語ることはできませんが、竹村君が前期「卒業研究A」で試作した大気圧プラズマジェットを乘越先生が東京農大の植物園で管理育成される素性正しき椿の葉に照射する予備実験を行ない、表面のダメージを観察したりしました(純粋にわくわくしました!)。短時間ではありましたが、竹村君に中間発表のプレゼンをしてもらったり、植物学的見地にたった興味のポイントについて乘越先生にご説明を頂いたり、また今後の取り組みと展開について検討するなど、とても有意義な打ち合わせの時間となりました。
打ち合わせの後、私の大好きな昌華楼でランチしてお開きとなった次第です。今日の打ち合わせで、研究のポイントがすごく具体的かつ明確になってきたので、これから展開がすごく楽しみです。この共同研究がいつか大きく花開くことを夢見て、乘越先生・杉山先生、今後ともどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m (2024年8月5日記) おもしろ理科実験A(ロケット実験編)今年も目玉として、液体窒素ロケットを飛ばすことにしました。ただし、昨年度と同じだとリピーターのこどもたちに「去年と同じだ―」と言われてしまうのが悔しいので「今年はループ軌道か、らせん軌道上を飛ばしてびっくりさせてやろう!」と。しかし、そう意気込んだものの実現は思いのほか難しく断念しました(悔し〜い)。直径2mの円に加えて両端3mの直線からなるワイヤー軌道を自立実装することは非常に困難でした。また、単なるDown-Up-Curve軌道もまた、うまく上ることができませんでした(ロケットの軌道への支持を、細めの針金ループからカーテンレール用の軽量滑車に換えてもうまくいきませんでした。来年の課題かな・・・)。結局、少しのたっとカーブした短距離5mの軌道がいいところでした(写真)。笑 (2024年8月6日記) おもしろ理科実験@わくわくKOUGEIランド2024先週土曜日の午前中、厚木市小鮎公民館とタイアップした「おもしろ理科実験」を昨年の参加者を超える盛況の中、行いました(同時に1階では電気電子コースのわくわくKOUGEIとして松本先生・崔先生・小林先生らがほたる発光やLED発光の理科実験を行っていました)。前半の全体ショーでは、寺林(あしなが)先生のレーザー光線で風船を割る実験、もじゃ先生率いる實方研メンバーによる液体窒素やドライアイスを使った低温ふしぎ実験を行いました。自由時間には、越地(ふくろう)先生率いる越地研メンバーによる大空気砲、人体通信、ビリビリバリバリ音発生器やパラボラ集音などの実験あり、寺林先生のおもしろ光実験、實方研メンバーによる低温実験など、様々な楽しい実験を体験することができ、会場は大盛況でした。今年の實方研の全体ショーは、4年生たちがドライアイスを使った楽しい実験(泡の大発生、雲を閉じ込めるシャボン玉、空中浮遊するシャボン玉)を自ら考案してくれたので(研究室史上初です。拍手!)、MCも務めてもらいました。
視察に来た学長の前にも関わらず、すばらしいMCで会場を大いに盛り上げてくれました。大したものです!ありがとうございました。今週末に予定している暑気払いで、改めて皆でこの成功を乾杯し、夏休みに入りましょう! (2024年8月6日記) “縁の木”折れる!昨晩の神奈川県央地区のゲリラ的な暴風雨によって、工芸大厚木キャンパスの中心に鎮座ましますご神木“縁の木”の3本のうちの中心の幹が折れてしまいました。確か10年前くらいの台風でも、もともと4本あった太い幹のうち1本が折れてしまったことがありました。
折れた“縁の木”の中に入ってみてみたら、なんとこのキャンパスのある飯山地区の守り神(白龍)である龍神様が折れた幹に化身して、「日本昔ばなし」や「となりのトトロ」のようなジブリ作品にでも出てきそうな感じで、ぬうっと顔を出されているではあ〜りませんか!
「工芸大を天からいつもお見守り頂き、ありがとうございますm(__)m」と“縁の木”の祠に参拝させて頂きました(柏手二拍パンパン!)。以前の“縁の木”は、一木是杜たる風格を備えたご神木でありましたが、今回の倒木・伐採で“縁の木”もまた少し小さく、そして向こう側の空が透けてみえるようになってしまいました。抗いようのない気候変動、地球の猛威とはいえ、とても残念です(涙) (2024年8月1日記) 酷暑に負けるな!事務に書類を取りにキャンパス内を歩くだけで命の危険を感じてしまう今年の酷暑(汗)。皆様におかれましてはいかが過ごしでしょうか?
当研究室の冷凍庫は「ガ〇ガ〇君」を大量ストックして、今こんな感じになっています(笑)。冷たい「ガ〇ガ〇君」の力を借りて、この酷暑を心頭滅却するために、みんなで毎日がりがりしています!
皆様も熱中症にはくれぐれもご注意頂き、互いにこの夏を何とか無事に乗り切りましょうぞ、エイ、エイ、オー! (2024年7月29日記) 中間発表会/卒業研究A昨日、午後一杯を使いA・Bふた会場に分かれて電気電子コース「卒業研究A」の中間発表会が行われました。實方研究室からは5名の卒研生が登壇しました。
この1週間、とにかくよく自主的に発表練習をしていたせいか、原稿を読むのではなくちゃんと自分の言葉でプレゼンできていたと思います。
これも発表練習に付き合ってくれた院生たち、横山先生のお陰ですね! 特に、〇〇軍曹と豊田先生から栄誉な称号を授かった中川先輩の徹底指導のお陰で、自分の出る幕などほとんどありませんでした(笑)。
質疑応答では、それぞれの発表に対して、研究の根本に触れるすばらしい質問を先生方から頂きました。答えに窮しながらもなんとか自分で答えようとする姿勢はとても評価できます。
逆に、先生方から頂く質問に対して的を射て答えられるようになったとき、その研究の本当の意義を理解したことになりますし、さすれば卒業論文(とりわけ序論や考察など)を、すいすいと容易に書けるようになっていることでしょう。
今回のプレゼンで経験し得たことを弾みとして、後期「卒業研究B」もがんばりましょう! その前に、まずは一斉夏季休暇前の暑気払いで今回のみんなの頑張りと発表の成功を祝して乾杯し、後期に向け大いに英気を養うことといたしましょう! (2024年7月25日記) 夢ナビ講義の公開先月(6/14)に収録した潟tロムページさんの運営する夢ナビに、全国高校生向けの私の夢ナビ講義が昨日公開されました。この講義は『プラズマを知る・使う・作る』と題して、その中で身近な生活を題材にこれ以上ないほどわかりやすく最先端スパッタリング技術である高出力パルスマグネトロンスパッタリングの解説を行っています。
カメラの先の大型モニターに映し出されたスライドを見ながら話しているせいか常に目線が上向きになっているとか、セリフを噛んだりもたついたりとか、ところどころ笑えますので、ぜひ、ご視聴・ご笑覧ください。 (2024年7月19日記) ISSP2024 in 京都(3件発表)先週3日間(7/3-5)、京都リサーチパークで行われた『第17回スパッタリング&プラズマプロセスの国際シンポジウム(17th ISSP2024)』に院生(小林君、中川君)、横山先生らと参加してきました。初日午前中、院生らとエントリーを済ませ講演を聴きはじめ、コロナ前のISSPIC2019(金沢)以来お会いしたHiPIMSのGudmundsson先生、Stephanos先生、Britun先生らに再会のご挨拶をさせて頂きました。せっかく、京都まで来たのでお昼の時間を使って、京都盆地南半分を一望できる将軍塚と清水寺に行ってきました。祇園祭前の京都の蒸し暑さの洗礼を受け、外国人観光客の多さにホントびっくりしました。冷たいざるそばとひやしあめの清涼感がたまらなくおいしかったです。会場(丹波口駅)に戻り夕刻に差し掛かるまで行われているポスター発表を翌日発表のため下見し、ホテルのある京都駅に戻った次第です。
汗をいっぱいかいたので、夕食は小林君のリクエストで京都風お好み焼き屋さんで飲んで(生ビールが最高に美味しかったです。いい調子で生ビールを飲んでしまったお陰で戻ってきてからダイエット再開です。笑)食べて、初日を終えた次第です。 (2024年7月8日記) 高校訪問(長野市紀行)早いものでもう1週間経ってしまいましたが丁度1週間前に長野市内高校7校の高校訪問ため、自家用車で1泊2日の弾丸出張をしてきました。午前9時に進路指導室入りするため朝3時起床4時出立でした。上信越道をひた走り奇岩聳える妙義山の脇をすり抜けトンネルをくぐると、
パッと佐久平で視界が広がる早朝ドライブの清々しさは格別でした。長野市には南の更埴ICから入り、午前中篠ノ井、長野南、長野工業を回り、ランチは長野駅前の老舗店で美味なるうな丼を食させて頂き、午後に向けてスタミナをチャージさせて頂きました。午後一番の国立長野工業高専では、大学説明の後、昨年9月にSP部会第175回定例研究会で一緒に講演させて頂いた山田大将先生の研究室をご訪問させて頂き、
山田先生の自作される数々のプラズマ発生装置を見させて頂きました。中でも山田先生の開発された大気圧プラズマスプレーは、もはやスプレーやジェットというより均質な細線、ビームとしてプラズマが射出されているのまじかで見ることができ感激しました(うちも早くそのようなプラズマジェットを作りたいです!)。初日最後は、高専の隣にある市立長野(私立のようにきれいな学校でした)を回って業務終了となりました。 (2024年6月27日記) SP部会第178回定例研究会昨日、成蹊大学で行われた日本表面真空学会のスパッタリングおよびプラズマプロセス技術部会(SP部会)が主催する第178回定例研究会「プラズマを用いた表面処理技術の最新動向」に参加させて頂きました。大学や企業で行われるプラズマ技術の実装された装置の開発研究について、多くの知見を得る貴重な機会となりました。また、この4月からSP部会の新幹事としてお迎え頂きましたので、研究会の前に行われた幹事会にて新任のご挨拶をさせて頂きました。
さっそく、12月の定例研究会企画という大役を仰せつかりましたので、並木先生(潟Iプトラン)と協力して準備させて頂きたいと思います。 (2024年6月19日記) 夢ナビ講義の撮影収録!潟tロムページさんの運営する夢ナビは、大学で行われる研究の中に、高校生が自分の興味や関心を発見するための、
全国の高校生約8万人を対象とした進路支援サイトです。その中では、国公私立大学を問わず全国津々浦々の大学の先生方が、自分たち研究とその魅力を、高校生に分かりやすく紹介しています。本学工学部では昨年度から夢ナビに参加し、工学部長+各コース代表が夢ナビ講義を担当・開講するようになりました。そして今年度、こともあろうに私が電気電子コースのナビ講師として任命されてしまいました。
40代のお肌ピチピチのお若い先生ならいざ知らず、自分のような頭真っ白もじゃもじゃ教員でいいのか分かりませんが(笑)、業務命令とあらば致し方ありません。
先週金曜日の昼下がり、欅の新緑なごむ図書館3Fのゼミ室で30分のオンライン講義の収録が行われました(途中チャイムが鳴るハプニングに見舞われテイク2には至ったものの、なんとか1時間ほどで収録を終えることができました)。今回はそれなりに練習し、時間超過こそなかったものの、緊張しましたし、舌噛みまくりました。笑 今回のような経験をしてみるにつけ、つくづくテレビの中のアナウンサーさん、タレントさんや俳優さんってすごいな、と思います。今はまだ工芸大の夢ナビ講義の講義数はひと桁しかありませんが、工学部長の掲げる目標では近いうちに工芸大工学部の担当講義メニューを50〜60個まで増やしたいとのことです。
いずれ担当が回ってくるのなら、「先に担当しちゃって後は気楽に♪♪♪〜」っていう考え方もありますね! まあ、それはともかく編集を経て7月の後半には公開予定とのことですので、公開を楽しみにしておいてください(活舌の悪い自分をどうぞ笑ってやってください。笑)。
また、収録時に隣りの部屋でゼミをしていた小林研M1の植松君が、いかにも“スタジオ収録中”的なこの写真を撮って送ってくれました(植松君、ありがとねm(__)m)。また、講義資料として利用させて頂いたハードコーティングの見本用切削工具やイオンプレーティング成膜の動画を送って頂いた潟Aヤボの皆様のご協力には、大変感謝申し上げます。また、他に写真の転用をご許可頂いた会社・企業の方々含め、ご協力頂いた皆々様、本当にありがとうございましたm(__)m あとは、高校生にワクワクを伝えられるような講義動画に仕上がることを祈り、期待して公開を楽しみに待つとしましょう! (2024年6月18日記) 厚木市剣道大会に2チーム出場!6/2日曜日に荻野運動公園体育館で、第40回県央厚木剣道大会(団体戦)に、剣道部本部長・鈴木陽君(機械C・2年)率いる本厚木チーム(厚木チームでないのが。笑)と、
中野支部長・柳川君(写真G・2年)率いる中野チーム(逆にこちらが、中野坂上チームでないのも。笑)が出場しました。結果は、厚木チーム、清川剣友会Cと一回戦対戦、敗退(勝1-負3-分1)、負けたものの高段者相手に善戦。特に、芸術学部女子・植竹さん(映像G・2年)は引き分けに終わったものの、一般男子相手に小柄な植竹さんの攻めの強い戦いぶりは、圧巻でした(秋の女子個人戦での活躍がたのしみです!)。
中野チーム、一回戦荻野剣友会と引き分け。代表戦をOB飯川君(電気電子C・23卒)が制して、勝ち上がることができました。飯川君、ナイスファイト!(その瞬間、我々の応援も最高潮の盛り上がりをみせ、超エキサイティングでした!)
二回戦は、清川剣友会Aと対戦。接戦の末敗退(負1-分4)。対戦相手は高段者、手元の浮いたところを打たれた小手は、さすがに高段者の技と言わざるえませんでした。負けはしたものの自分から攻めていた工芸大チームの戦い振りは清々しく、大きな拍手に値するものでありました。
また、京都からわざわざ駆けつけてくれたOB橘君(アニメG・24卒)も、伝説になるであろう「○○を忘れました」珍事件はあったものの(笑)、試合を存分に楽しんで言ってくれたのはよかったです(よかったらまた帰省ついでに出場してください!)。
応援者・観戦者として私自身も、熱い・楽しい一日となりました。工学部(厚木)・芸術学部(中野)ともに剣道好きの1,2年生たちが多数集まった元気な剣道部の、秋の大会での活躍を大いに期待したいところです! (2024年6月6日記) うれしいトリプル1,000回達成!實方研の研究成果は、すべてここ数年の實方研の大学院生・卒研生、横山先生らの研究から得られたものです。それらの成果は、国内外での学会発表の質疑応答を経て磨かれたのち、学術論文として投稿され、原稿はさらに隅々まで磨きをかけられてようやく世界に向けて出版されます。
そして出版後さらに、学術論文は「PDFダウンロード数」ならびに「被引用回数」という形で、その研究の真価(本当の価値)を問われることになります。出版後日々評価に晒される存在となった当研究室発の論文の中で、JJAP誌より最近出版された論文が、本日、ひとつの節目となる1,000回ダウンロードを(比較的短期間で)達成できたのは、とてもうれしい限りです。 (2024年5月21日記) 厚木C・中野C剣道部合同稽古会来月(6/2)に厚木市大会(団体戦)が迫っていることもあり、本日、厚木キャンパスサブアリーナで11:00-14:00の間、厚木・中野剣道部合同稽古会を行いました(OBの小泉君(生化・19卒)、飯川君(電気電子・22卒)、その同期(情報卒)の院生近藤君らも参加してくださいました)。
鈴木(観)君の働きかけで剣道部に中野支部が発足して3年目、厚木市大会に工芸大から厚木チームに加えて、中野チームを編成して出場できるまでに中野剣道部が部として成長を遂げています(集合写真の左手が厚木工学部チーム、右手が中野芸術学部チームとなります)。
今日は、中野剣道部責任者を務める柳川君の呼びかけで厚木キャンパスに集結し、新入部員の初顔合わせも兼ね、団体戦模擬試合を含めた気迫の充実した稽古会を行うことができました(稽古に自分も参加したかったものの、現在自分は右肩腱板断裂の治療中につき(要手術かも・・・ひぇ〜)、指を咥えて見ているほかありませんでした。笑)。
また、OBの小泉君が所有するドローンを今回持参してくれて、稽古風景の空撮観戦を楽しませて頂きました(写真三段目:剣道の空撮は、稽古・審判評価ツールとしてこれまでにない視点からの観察によって大きな可能性を秘めているような気がしました)。 (2024年5月18日記) 2024研究室メンバーと新体制の発足新学期が始まってバタバタしていたら、あっという間にGW突入です。卒研生、院生、スタッフそれぞれに忙しくなかなかタイミングが合わず、本日ようやく全員集合して2024年度の研究室メンバーで写真を撮影することができました。
研究室の力(研究実績力、発信力、活力)を教員と学生の協力積[教員の力]×[学生の力]^pで表現できるとすれば、p > 1の条件に恵まれた場合、研究室のもつ力の大半は学生に負うところとなるもの、と常々感じています。学生は研究の経験こそまだ浅いものの、逆にその分、先入観にとらわれない力を秘めています。これまでも、教員の想像を超えた斬新な結果を学生がもたらしてくれるシーンに幾度か遭遇したことがあります。
そんな学生の秘めた力と可能性を信じて、今年度も元気な4年生たち、ベテランとなった院生たち、そしてみんなの心の支え横山先生と一致協力しながら、当研究室の研究を1mmでも長く先に推し進められるよう頑張っていきたいと思います。このホームページをご覧になられた皆様、本研究室の今年度の取り組みを温かい目でお見守り頂き、応援・声援・エールのほど、どうぞよろしくお願い申し上げますm(__)m
(2024年5月2日記) Top Page & What's New 20232024春季応用物理学会での研究発表(3件)昨日、応用物理学会第71回春季学術講演会の分科会:プラズマエレクトロニクス(セッション:プラズマ生成・診断)で、横山先生、小林君、中川君らがポスター発表を行いました。
うちの研究室が応用物理学会年会で実際の会場(今回は東京都市大学)に赴いて参加・発表したのは、実に4年半(2019年9月@札幌)ぶりでした(横山先生は昨年秋に単身熊本に発表に行かれていますが)。
久しぶりに参加してみて、自分は浦島太郎のような気分でしたが会場はすっかりコロナ禍前の活況を呈していたので、大変安心しました。
3件の発表はいずれも好評で、多くの大学の先生方ならびに企業の方々と有意義な議論をさせて頂けたようです。特に、4月から院生となる中川君、小林君にとっては、大事な学会デビュー戦でしたので、
とてもいい経験と勉強になったと思います。発表者のお三方、ポスター発表時間2時間フルとなるプレゼンをがんばって頂き、お疲れさまでした。
発表が終わった頃には、もう外は真っ暗でしたので、溝の口駅で下車し居酒屋『安べえ』さんでお疲れさん飲み会をして帰ってきました。飲んで反省会慰労会というのは、対面で学会に参加したときにしかできない学会参加のもう一つの楽しみでもあります。
まあそれはともかく、今回議論で得られたポイントを糧に、次なる7月の京都で国際会議ISSP2024に向けて、また本日から研究を、各自がんばりましょう! (2024年3月25日記) 河合塾『みらいぶっく』で紹介!本日、河合塾が運営する河合塾『みらいぶっく』に私の研究者紹介が公開されました。河合塾『みらいぶっく』とは、河合塾の教育研究開発部が経産省、内閣府、大学改革支援・学位授与機構の協力を受けて立ち上げた中高生・受験向けの大学の学問・研究の紹介サイトです。昨年の初秋に河合塾さんより依頼を受けたときは、各分野における一流の先生方に混じって「自分なんかでいいのかなあ?」と思い、引き受けるのを少し躊躇したのですが、「優秀な大学教員の中に、自分のような異分子(雑草)がひとりくらいいても、ダイバーシティという意味で(良くいえば多様性、悪くいえば玉石混淆。笑)、あるいは研究者を目指そうとする人のすそ野を広げるという意味で、何らかの意義はなくはないのかも(笑)」と思い至り、お引き受けさせて頂いた次第です。昨年末に依頼された原稿を書き上げ提出してから、公開まで約3か月、公開の日を少しドキドキしながら楽しみしておりました。
『みらいぶっく』を執筆することで、「なぜ、自分は今こうして大学で教え、研究しているのか」、その原点(高校〜大学までの孤軍奮闘の日々)を思い出して、初心に立ち返るいい機会となったと思います。自分のような笑ってしまうような半生・紆余曲折を経て研究者になった者の経緯を、どうぞご笑覧頂ければ幸甚です。「人に歴史あり」、学ぶものとしては遅咲きであった私のような研究者の存在を知って、「人はいつからだって学ぶことを始められる!(大事なのは、学ぶことを生涯継続すること)」、あるいは「こんな先生も世の中にはいるのだから、よーし、僕だって、私だってこれから研究者を目指そう!」という中高生が、自分の紹介ページに勇気づけられ、ひとりでもふたりでも現れてくれたら本望です。そして、生涯に渡って楽しめる自分なりのテーマを見つることができればいいですね! そんな中高生を、日本の将来の科学技術発展のためにも応援しています。がんばってください! (2024年3月22日記) 学位授与式2023昨日、2023年度の学位授与式が行われました。前日の春雷の影響でか、風はちょっと強かったですが春のひかりのどけき晴天に恵まれた学位授与式当日となりました。ここ数年は卒業生全員を見送り、翌日から新学期の始まるまで4年生のいなくなったもぬけの殻のようなちょっと寂しい「しーん」とした研究室となるのですが、今年は小林君、中川君らが大学院に進学するので、例年とは少し雰囲気が違います(進学予定の2名は今週末の応用物理学会の発表の準備を余念なく行っています)。
また今年は、コロナ禍になって以来、挙行されていなかった本厚木駅前のレンブラントホテルでの謝恩会が盛大に行われました。会社の研修が始まり、謝恩会に出られなかった卒業生もいます。卒業する4年生も、進学する2名も、それぞれに卒業後の次のステージ、あるいはそのアイドリング状態は始まっています。4月からはこれまでとまったく異なる生活が待っていますが、その新鮮な気持ち(初心)を忘れず、それぞれの持ち場でがんばって欲しいと願っています。期待しています。応援しています。がんばってください! (2024年3月22日記) MCP交換 by 東北大院理・美齊津先生本日、科研費共同研究で東北大院理教授・美齊津先生が当研究室にお越しくださり、小口径(Φ15mm)のMCPを大(中?)口径(Φ25mm)のものに交換して頂きました(スパッタ粒子イオンの計測漏れを最小限に抑えるため!)。繊細なMCPイオン検出器の交換、ということもあり手慣れた美齊津先生に直々に作業して頂くことになりました(なんと贅沢なお願いを!)。
午前中の内に無事、交換 → 設置 → 真空引きの作業工程を終えることができたので、今週末の応物学会の発表準備を行っていた横山先生、中川君、小林君らとともに、みんなで昌華楼に行って楽しいランチタイムを過ごしてきました。昨日は、仙台〜長岡技科大〜横浜の長距離運転をされた美齊津先生。そして、本日午後一番で再び長野向けて長距離ドライブに出立される美齊津先生をみんなで見送らせて頂きました。美齊津先生のタフさには、まさに脱帽でございます。風のように来られ、流れるように作業し、また風のように去っていかれる颯爽とした美齊津先生にたくさんのお土産まで頂いてしまい、ありがとうございざいました。複数の博士研究者を抱え総勢30名を超えるメンバーの所属する大研究室を束ねられ、研究を牽引される美齊津先生の仙台での激務を思うと、感謝しかありませんm(__)m 4月から大学院に進学する中川君・小林君らが在学中に、いずれ一度仙台に遊びに行かせて頂き、東北大美齊津研の絢爛たる実験装置群を彼らにみてもらいたいな、と思っています。厚木からみんなで仙台にお邪魔させて頂ける機会を楽しみしています! (2024年3月19日記) 九里君(剣道部OB)の企業訪問!本日午前中、現在潟}イナビに勤める剣道部OBの九里君(本学芸術学部映像学科2012年卒)が会社案内を兼ねて研究室を訪問してくれました。九里君が卒業してもう干支を一回りしていたことにびっくりでした(九里君は、厚木キャンパスが大分変っていることにびっくりしていました)。テレビ業界→通信事業→現在と転職を重ねながら順調にキャリアアップ・昇進(もう課長さんです!)&ご活躍されていて、誠にたくましい限りです! 今回は予定が立て込んでいてほんの1時間程度しかお話できず申し訳ございませんでした。今度はもっとゆっくり、夜にお酒など酌み交わしながらお話ししましょう!
大学としては、就活市場の最新情報・動向などご教示頂けると大変ありがたいです。また、こちらから何か情報を提供できることがあればご協力させて頂きます。今後ともよろしくお願いします。お父さんとなった九里君も、公私にがんばってください! 応援しています! (2024年3月18日記) 東京農大・乘越先生のご訪問!本日、厚木こども科学賞の審査委員(本年度・昨年度)でご一緒させて頂いたの機に知り合った東京農業大学農学部(厚木キャンパス)の乘越先生が、實方研究室の見学にお越しくださいました。審査会のお昼休みに、「同じ厚木市内にキャンパスを構えているのに、(東農大ー工芸大間での)教員間の交流や接点って不思議なくらいないですよね」、「今度ぜひ遊びいらしてください」との何気ない会話をきっかけに
「それならいっそ何か一緒に研究できることはないでしょうか」と。自分は、かねてから3年生向けの卒研体験の授業で行っていた大気圧プラズマスプレー(大気圧プラズマジェット/非平衡大気圧低温プラズマ)のおもしろい応用実験はないものかと長らく模索していたこともあり、乘越先生に「プラズマ × 農学(植物学)」って研究はいかがなものでしょう・・・」と(興味は前々からあるものの、自分自身は植物学を全く知らぬ身なので)恐る恐る勇気を出して切り出してみたら、乘越先生は「おもしろそうですね」と、快い素敵な返答を下さいました!
そこから話は発展し、本日、實方研の実験設備をまずは乘越先生にご覧いただく運びとなった次第です。乘越先生のご専門とする植物学、特に園芸学(「ど」のつく素人の自分ですが、NHK日曜朝の『趣味の園芸』は欠かさず観ています!(笑))への応用可能性・ご提案をご披露頂き、自分では決して発想することのできないお話に、わくわく感(=純粋な好奇心)を覚えました。乘越先生ご自身は、大気圧プラズマスプレー(本研究室では“プラズマペン”と呼んでいます)の、農業演習場やハウスなど野外研究フィールドへ持ち出せるポータブル性能に優れた点に、大きな可能性と感心を抱いておられる様子でした。
厚木こども科学賞でお知り合いになれた縁を生かし、科研費の共同申請等も視野に入れながら、まずは小規模な学際研究から共同研究をスタートさせることができれば素敵だなと思います。乘越先生、今後ともお付き合いのほど、よろしくお願いします。本日はご来校頂き、ありがとうございました(頂いたお土産は、研究室のみんなで有難く頂かせて頂きます)。次は、我々が東農大厚木キャンパスを訪問・見学させて頂けることを楽しみしています! (2024年3月15日記) ラスト奥山研(日大工学部@郡山)今週はじめに、若かりし頃愛知県岡崎市にある国立分子科学研究所で知り合って以来、自分にとってみれば兄貴のような存在であった奥山克彦先生(当時自分は機器センター総研大生、奥山先生は分子集団系基礎光化学部門木村克美研助手、現在日本大学工学部教授)が本年3月をもって退職とのことで、退職前の奥山先生にご挨拶するのが一つ、他方、廃棄となる実験機器・部品をお譲り受けることもう一つの目的として、自家用車で福島県郡山市にある日大工学部のキャンパスを尋ねてきました。
お約束していた時間9:30より早めの8:15頃には到着できたため、近くのコンビニで買ったホットコーヒーでも飲みながら広いキャンパスを散策してみようと。その前に、奥山研の所在をまず確認してからと思い研究棟に入り奥山研を探していたら、8:30の早朝にも関わらず奥山研の学生部屋に照明が点灯しているではありませんか? ノックしても応答がなかったので、廊下を少し奥まで行ってみたら次の部屋のドアからかすかに「パンパンパン」と小気味よい10Hzの聞き覚えのある音が聞こえてきました。
音に誘われるようにドアを開けさせてもらったら、ひとりの女子学生がひょこっと装置の合間から「おはようござます、今日来られることになっている實方さんですね!」と顔を出し、こちらはびっくり?! こんな早朝からがんがんレーザーを焚いて実験していていることに、そして奥山先生の退職で今日明日には実験装置が解体されようとする日まで実験しようという奥山先生とその愛弟子(M2の鈴木さん)の研究者魂に、びっくり驚嘆! 「さすが、奥山研(奥山さん)!」と朝一番から痛快な一本をとられてしまいました(笑)。
装置の解体前に、退職後に論文を執筆するために、どうしても試しておきたかったとのことです。先生も先生なら、卒業間際の学生最後貴重な春休みに付き合う院生も院生、師弟間の見事な卒啄同時(そったくどうじ:正しくは「卒」は口偏に卒です)に敬服です(生粋の研究者が持つ矜持を見たような気がします)。
その後、レーザーの暖機運転が済んだあたりで奥山先生が現れ、さらにもう一人のM2の千葉君も現れ、夕方の実験終了までに間に、持って行く機器の梱包をしたり、昔話や雑談をしたり、ランチには三春の手打ちラーメン「次郎」に連れて行ってもらったり、奥山さんとの貴重な思い出となる楽しい時間を過ごさせて頂きました。
加えて今回、かつてお世話になった沼田靖先生(もうひとりの兄貴です)にもご挨拶することができました。沼田先生はとても若々しく(髪は互いに白くなりましたが)昔とまったく変わっていませんでした。最近では食品のラマン分光分析という新たな分野を開拓されているようです。研究室を独立され、以前と全く異なる研究フィールドで新境地を得て活躍するなど、そう容易いことではないと感服いたしました。
沼田先生へのご挨拶を終え、奥山研に戻り再び作業をしていたら時刻は早、夕方の18:30に(外は雨から雪に)。奥山さんの現役教員として最後の一本となるスペクトル掃引が終了となりました。奥山先生の号令のもと、装置と装置回りの解体に作業に入ったときは、さきほどまでこの装置が実験データを生み出していたことを、また、まだまだ実験データを生み出すことが可能であることを考えると、一抹の寂しさを感じずにはいれませんでした。そんな気持ちを紛らすため、自分は作業しながら「蛍の光」を口ずさんでおりました(涙)。
解体作業は一時間もしないうちにあっけなく目途が立ち、お譲り頂けるものを自分の車に積載させて頂きました。「『退職』、『研究室を明け渡す』とは、こういうことなんだ」と近い将来の自分が想像され、感慨深いものがありました。それはともかく、奥山さん、長い間お疲れさまでした。今年の大阪大学の入試二次試験で「ねじれの位置」が話題になっていましたが、“分子内ねじれ”モーションといえば世界の奥山先生。最終講義で大振幅振動についてのお話を聴講できなかったのは誠に残念でしたが、奥山イズムを継承した奥山研最後となる元気なM2のお二人の卒業後の活躍(一人は石油系大手企業へ就職、一人は東北大院博士課程へ進学)が楽しみですね。とはいえ退職しても、論文を書いたり、米国の研究者と共同研究をしたり研究活動を続けられるとのことですので、秋の分子科学討論会(京都)に行けば奥山さんと夜飲みに行けますね!(そのときはよろしくお願いします)
今は退職の作業でお忙しいでしょうから、しばらくして落ち着いたあたりで、退職記念の「奥山先生を囲む会」ができるのを楽しみしています。最後に、大変、お世話になりました。そしてまた、これかもちょいちょいお世話になるかもしれません。今回お譲り頂いた機器や部品(BNC,MHV,SHVケーブルやクイックカップリング類などは退職まで買わずに済みそうです。笑)は、大事に有効活用させて頂きます。奥山先生の益々のご健勝を祈念するとともに、今後ともよろしくお願いしますm(__)m (2024年3月9日記) 祝・学内月間引用度No.1@2024年1月分今朝、世界的な研究者データベースResearchGateから、うれしいメールが届いていました。その内容は「Way to go, Masaomi!
With 6 new citations, your research items were the most cited research items from your department last month
Achieved on January 1, 2024(いいぞ、マサオミ! 先月、新たに6件の被引用を受けたあなたの論文は、あなたの大学において最多の被引用を達成しました。
2024年1月1日付)」とのこと。学術論文とは、(どんなに苦労してでも)まず執筆して世に出すこと、世に問うことがいの一番に大切なこととなります。そして、次に大切なことは、世界のどこかの研究者から自分の論文を参考文献として引用して頂くこと。2番目のこれが、なかなかどうして実に難しいことなのです。重要度の高い論文であればあるほど、他者からの被引用回数が多くなる傾向にあります。
希に、時代を超え先駆的すぎる論文は、その価値が誰からも見いだされずに引用される時期が非常に遅くなることはありますが、Google Schloar(無料), SCOPUS(有料), Web of Science(有料)などの論文検索ツールを利用できる今、そのような時間差はどんどん短くなっているので、論文を世に出してから3年経っても被引用回数が0という場合は、残念ながらその後の注目度をあまり期待できないと判断せざるを得ません。
かように夜郎自大であることが憚られる研究者は、自分の執筆した論文の価値を自分自身で推し量ることが許されず、引用されてようやく「評価された」、「評価されなかった」ということを客観的に知ることができるのです。
世の中には、「論文数、引用回数のともに多い研究者(ノーベル賞級の研究者など)」、次いで「論文数が多いけど、引用回数がすごく少ない研究者(注目度の低い分野でひたすら研究する研究者、二番煎じ三番煎じの研究をする研究者、あるいは時流を無視した自己満足的な研究者)」、および「論文数は少ないけど、引用回数が多い研究者(遅筆だけど含蓄ある内容の論文を執筆できる研究者、あるいはじっくりとその分野の問題点を射抜き穿った論文を執筆する研究者)」、そして「論文数、引用回数ともに少ない研究者(研究者としては風前の灯。むむ、自分も気を付けないと!)」など本流、亜流(傍流)、我流を行く様々なタイプの研究者が存在します。そんな研究者の論文数、引用回数、それを左右する投稿先論文の被引用度を指標化したIF(Impact Factor)から客観的に、かつ社会学的に研究者を評価・分析することが可能です。
現在、研究者の研究情報は、ResearchGate(グローバル)やresarchmap(国内)ですべて公開されていて、誰にでも簡単に調べることができます。興味ある方は、このような科学者デーダベースを通じて、我々の巣くう(?)、もとい、棲み処とするアカデミックな社会を垣間見てみるのはいかがでしょう! (2024年2月19日記) 祝・卒業論文の完成と提出!本日無事、副査の先生から最終確認を頂き、實方研6名の卒業論文が完成しました。そして、関東地方の大雪天気予報どおり、外は昼過ぎには真っ白、風はびゅーびゅー、雪花が吹きさらしております(16時半には学生への退構指示もアナウンスされました)。
卒論を提出し終えて気分すっきり、気持ちは晴れやかな好天そのものだろうけど、それに反してお外はこの荒天です。卒業して何十年か経ったら、こんなめったにない荒天の卒論提出の日も、きっとみんなにとってはいい思い出として思い出されることでしょう! 今年度は、新たな付録として前期・後期の月例報告書6篇も加え、
ますます完成度の高い卒業論文として仕上げてくれました。後輩たちにとっても、ためになるよき手本を残してくれましたm(__)m 本当に1年間、お疲れさまでした。残すは、3年生への引継ぎ実習と卒論全データのまとめと引継ぎ作業です。もう少々お世話になりますが、それ以外は学生最後の春休みを、どうぞ思う存分に堪能してください! (2024年2月5日記) 「えんのき」2024冬号(No.122)をご覧あれ!昨日発刊された大学広報季刊誌「えんのき2024冬号」に、今回は私の教員活動と研究室にゆかりある記事を2件も掲載して頂いたこともありますので、せっかくですのでこのホームページ上で少しだけ紹介させて頂くことにします。 (2024年2月3日記) お宝を頂戴!今週(1/31)、卒研発表会のことで山田先生(化学材料コース・教務部長)の部屋を訪ねてお話をしていたら、研究の入り口のドア横床に、いいもの(スタンフォードリサーチシシテムズ(SRS)社のNIM電源計測モジュールシステム)が置いてあ〜るではないですか!
聞くは一時の恥「いいものをお持ちですね!」と尋ねてみると、(山田先生はここ数か月間、研究室の不用品の片づけをしているらしく)どうやらこれも廃棄コンテナ行きが確定していたようです。
頂戴できるとのことですので「善は急げ」で、次年度大学院に進学する中川君とハイエナのごとく頂戴させてもらってきた、という次第です。ここ数年、計測機器の世界的な中古サイトeBayで、ボックカー積分器SRS250をたびたび取り寄せて台数を増やしていたところでしたが、当たりはずれがあってせっかく取り寄せても故障しているものがありました(部品どりを目的とする人にはいいのですが
自分は2台もはずれを引いてしまいました)。
山田先生から頂いたこの美品には、SRS純正のNIM規格電源フレームSR280内に、SR250が2台、PCインターフェースSR245が1台搭載されています(ブラボー!) また、少し前までは、eBayでもさほど高価ではなかったのですが、動作確認のとれた良品の玉数自体が減ってきたことおよび円安で、このSRS計測システムは何十万円も出さないと手に入らない代物(特に動作確認がとれている良品はなおさら)になってしまいました。
研究の遂行上、次年度SR250をもう一台増設を予定していたので、山田先生からこのセットを頂けたのは、まさに渡りに舟でございます。次年度からの大学院生の研究用として、大事に大事に使わせて頂きます。ありがとうございましたm(__)m (2024年2月3日記) 卒業論文発表会(電気電子コース2期生)昨日、電気電子コースとして2期生となる4年生たちの卒業論文発表会が行われました。午後13:00開始から夕方17:00まで11研究室がA会場とB会場に分かれての実施でした。實方研究室はB会場のトップバッターで6名が発表しました。練習の甲斐あって発表時間はまあまあきちんと収まっていましたが、
今回は中間発表のときよりなんか緊張しているな、って感じでした。こともあろうに、緊張を感じさせず一番落ち着いて発表していた谷君の発表姿の写真を撮り損ねてしまいました。発表会全体の取りまとめ役と座長をしながらの写真撮影は、なかなかせわしく、谷君の安定感・安心感のある発表を聞いているうちに、
少しくつろぎでも覚えてしまったのでしょうか、うっかり忘れてしまったのだと思います。谷君、失敬m(__)m 質疑応答の時間には、先生方からためになる質問を頂いていました。質問にうまく答えられなかった内容は、自分にとってデータ読みの段階で不可視となっていたウィークポイント、考察の足りない重要な部分です。学会発表も同じですが研究発表における最大の利・有難いポイントとは、まさにこの「質疑応答の時間にある」ということをお忘れなく。
一週間後の卒論本提出には、質疑応答によって新たに得られた考察も盛り込み、研究室の後輩たちの見本手本となるようなすばらしい卒業論文を仕上げくれることを期待しています。では、ゴールまでもうひと踏ん張り。がんばりましょう! (2024年1月25日記) 年末大掃除からの4年ぶり研究室忘年会&OB会先週の金曜日(12/22)には、年内最後の「総合演習U」の授業で3年生が研究室に来ることもあり、総合演習Uの授業のあと、全員で年末恒例の大掃除を行い、新しい2024のカレンダーに張替えを行いました。 (2023年12月25日記) 第14回 厚木こども科学賞 授賞式先週土曜日の午後、第14回厚木こども科学賞授賞式にお招き預かり、式場となった厚木アミューに行ってまいりました。昨年度の授賞式は、前日にコロナ陽性となってしまいやむなく授賞式を欠席させて頂きましたが、今年は無事に列席することができました(笑)。
応募総数439点の中から小学生の部、中学生の部それぞれに大賞1点、優秀賞2点に輝いた作品の作者への賞状授与が行われました。
株シ導体エネルギー研究所・柴田審査委員長、神奈川工科大・金井先生、東京農大・乘越先生とともに審査を務めさせて頂き、大変勉強になりました。
金井先生の名言「(審査対象となる)子供たちの人生を変えるとになりますよ」には身の引き締まる思いで審査に当たらせて頂きました。
私はこども科学賞に携わらせて頂き今年で3年目となりますが、小学校の社会科の授業で担任の先生(追記2)が言っていた「加工貿易」という一語を毎年のように思い出します。
担任の先生は「資源の乏しい日本は、原材料を他国から仕入れ、それを新たな価値あるモノへと加工し、輸出して得られる外貨を手に入れることで、国民の衣食住を保もっている国なのですよ」と。
どんなに情報技術(IT)が進歩しようとコンピュータのつくる仮想空間の中で空腹を満たすことはできません。情報化社会が高度に発展しようとも、モノ(あらゆる現物)を作る営みがなければ、我々の生命活動を維持することはできません(今のところ)。
そう考えるとモノづくりに必要となる、手・足・頭を動かすこと、観察すること、五感で感じること、これら基本となることを今後も軽視することはできません。端末の中でことを済ませるような生活にどっぷりと浸かる前に、好奇心旺盛な子供のうちにこれらの感覚・情操を持つことが大変重要になることとと思われます。
そう考えますと厚木こども科学賞に作品を出展した小・中学生のみなさんは、まさに厚木市の宝であり、また日本の未来を託すことのできる国の宝であります。もっともっと大きくさらに自由に、モノづくりの原点となる科学への好奇心を羽ばたかせて欲しいと願っています。
今回、記念写真撮影と名刺交換をさせて頂いた厚木市新市長・山口市長には、厚木のすばらしい子供たちの持つ科学の芽を、より一層伸ばす教育施策を打ち出して頂けることを期待しています。どうぞ、よろしくお願いいたします! (2023年12月4日記) R5厚木市剣道選手権大会研究室のHPではありますが、部活顧問も自分にとっては大切な教員活動のひとつでありますので、剣道部の近況について報告させて頂きますm(__)m 荻野運動公園体育館で一昨日行われた厚木市剣道大会(秋は個人戦大会)に、工芸大から6名(工学部4名、芸術学部2名)が選手として、一般男子三段以下の部に出場しました。2年前に出場したときは、全員一回戦負けで応援のし甲斐もなくあっさり終わってしまいましたが、今回はなんと破竹の威勢で、4名(工学部3名、芸術学部1名)がベスト8入りを果たし、しかも入賞2位,3位(いずれも工学部生)を工芸大が占めることに(まさに快挙!)。
今大会は、厚木市の姉妹都市・軍浦市、剣道の盛んな韓国より選手団を招いての国際交流大会でもありましたので、白熱伯仲した試合、剣技の切磋琢磨を通じて剣道という日本の武道が日韓友好の橋渡しとなる場に立ち会えたこと、また工芸大剣道部を通じて大会に貢献できたことを、ひとりの剣道人・工芸大教員としてとてもうれしく思います。 (2023年11月13日記) 3年生研究室配属@総合演習U総合演習Uにおいて、3年生5名が新たな研究室メンバーとして加わりました。今年の3年生の特徴は、5名中2名がヨーロッパに長期滞在歴や渡航歴のあることでしょうか。先週の研究室での初顔合わせから、本日の総合演習U@實方研の2週目の授業ですが、すでに和気あいあいとして研究室にすごく馴染んでいる感じがあります。時期をみはからって寒くなる前に、今年は3年生の研究室歓迎会を、4年ぶりに解禁してみようかな! (2023年10月6日記) 秋季応物学会発表@熊本(横山先生)熊本で開催された「第84回応用物理学会秋季学術講演会」で研究成果を「時間分解プラズマ分光計測を用いた深振動マグネトロンスパッタリングにおける発光遅延時間の解析」と題して発表を行ってきました。学会にはコロナ禍以降はオンラインで参加してきたため、久しぶりの現地参加となりました。やはり実際に対面での発表と質疑応答は臨場感があり、オンラインでの実施以上に熱のこもったやり取りに身が引き締まる思いでした。今後の課題も明確となり帰ってからの実験と解析が楽しみです。
会議の昼休み時間には熊本城へも観光に赴き、震災から7年となり徐々に復旧を果たしている熊本城を目の当たりにしました。私もこの7年の間、熊本城のように着実に進むことができたかどうか自信がないところですが、今後も一歩一歩研究を進めてまいります。(文責:横山) (2023年9月25日記) SP部会での依頼講演(實方)昨日、東京タワーの麓、電子情報通信学会やIEEE(japan)など多数の学協会が事務局を置く機械振興会館において、日本表面真空学会の技術部会「スパッタリングおよびプラズマプロセス技術部会(SP部会)」の主催する 第175回定例研究会「プラズマプロセスの見える化に貢献する最新プラズマ診断技術の動向」にお招き預かり、
過去5年間に積んだ實方研の研究成果を「飛行時間質量分析計による高出力パルスマグネトロンスパッタリング(HPPMS)の多成分リアルタイム分析法の開発と展望」と題し、講演させて頂きました。技術部会というだけあって、真空や成膜にかかわる企業から多数の参加者が聴講して下さいました。学会発表等も含め自分自身の口頭発表で大学外に出て話すのは実に4年ぶりで、
ずっとオンラインでやり過ごしてきたせいもあり、外に出て行って話すのことがとても新鮮に感じられました(講演会自体は、ハイブリッドでしたので会場で聴かれる方もおりましたし、オンラインで聴講される方もいらっしゃいました)。
そして、何よりも対面で直接、スパッタリング・プラズマ業界の方々と名刺交換、情報交換させて頂くことの恩恵に預かれたことは、今回の最も有意義な収穫であったといえます。SP部会副会長の都立大清水先生、幹事の東京電子黒岩さんに、講演会のあとの幹事会打ち上げにお誘い頂き、楽しいひと時を過ごさせて頂きましたこと感謝いたします。
次にまた、日本表面真空学会の年会で、あるいはSP部会の研究会や関連国際会議等でご一緒する機会のあることを楽しみにしております。最後に改めまして、今回、いろいろな意味で貴重な機会を頂きましたこと、SP部会会長の京大後藤先生、清水先生、黒岩さんはじめ、SP部会の幹事の方々に深く感謝申し上げます。 (2023年9月14日記) 夏休み親子でわくわくKOUGEIランド2023(動画版)液体窒素ロケット「KOUGEI-01号」の2回目の発射・飛行実験の様子を、田川事務部長さんがすばらしい動画として記録してくださっていました。
アングルといい、流し撮影といい最高のカメラワークで撮影されています! ぜひ、ご覧ください。
(2023年8月7日記) 夏休み親子でわくわくKOUGEIランド2023先週の土曜日の午前中、昨年度に引き続き今年の夏も「小鮎地区学級・講座」とタイアップさせて頂き、「夏休み親子でわくわくKOUGEIランド2023 〜ふくろう博士・あしなが博士・もじゃ博士 おもしろ理科実験〜」を行いました。
今年も猛暑続きの夏ですので涼を感じながら、また物質の三態・気体の性質の実験を通じて地球温暖化や気候変動に関心を持ってもらえるよう實方研担当テーマとしては、昨年度同様に液体窒素を用いた実験、新たにドライアイスの観察実験を加えてみました。
それと最近は世界的に宇宙ロケット開発が盛んになって来ています。そこで、今年の目玉となる実験として、液体窒素を推進燃料としたペットボトルロケットの発射・飛行実験を行ってみました(水ロケットにおけるmassのある水滴の産み出す大きな推進力はとても魅力的ですが、実験後に実験室が水浸しになってしまうので、燃料は液体窒素100%で挑戦しました)。工夫を凝らしながら、また発射チームの息を合わせたチームワークの力で、当初目標としていた「大きな工学基礎実験室に目いっぱい張った20mの軌道ワイヤーの端まで飛ばす」というロケット飛行に見事成功しました! 液体窒素の大きな白煙を上げる発射は、なかなかの迫力でした。
自分が少年のとき、興奮してTVにかじりついて見たアポロ計画のニュース、そして現在は、その後継となる有人月面着陸計画としてアルテミス計画が米国NASAによって推し進められています。また民間企業による有人・無人宇宙ロケット開発もまた百花繚乱の開発期を迎えつつあります。
目前に迫りつつある次世代宇宙ロケット開発時代に、今回のわくわくKOUGEIランドに参加してくれたちびっこの中から、将来、日の丸有人宇宙ロケットを開発してくれる開発技術者が出てくれることを、もじゃ博士はわくわくしながら期待して待っています!
また今年、工芸大の機械コースにはJAXAで宇宙ロケットエンジンを研究開発されていた上野先生が赴任されました。上野先生から何らかのお知恵を頂き、来年度はさらにペットボトルロケットをパワーアップさせるかもしれません。あるいは、飛行距離を競う「わくわくKOUGEI・ロケットコンテスト」なんてもの夢のある企画としておもしろいかもしれませんね(上野先生、勝手にお名前を拝借させて頂いちゃってすみませんm(__)m)。
それはともかく、今年のわくわくKOUGEIランドに協力してくれた實方研のメンバー、越地研のメンバー、越地先生、寺林先生、職員の皆様、小鮎公民館のスタッフの皆様、ありがとうございました。今年も、盛大に、そして何より無事に理科実験イベントを実施できたことに感謝いたします。
(2023年8月7日記) 実に4年ぶりの研究室打ち上げ!昨晩、実に4年ぶりに研究室の打ち上げを、本厚木駅前「九州侍」で行いました(九州侍さんで打ち上げを行うのは2度目、2019年度忘年会以来)。
何だか、はじめての研究室打ち上げって感じで、17時スタートの乾杯のときはやけに神妙な面持ちで写真に写ってます(笑)。がしかし、それもはじめだけで、宴もたけなわとなってきたら、
(ちょっとしたハプニングがあったものの。笑)みんなよく飲むし、わいわいがやがや楽しい打ち上げとあいなりました!
5月の横山先生との共著論文発表と、先週の卒研Aの中間発表会の労を暑気払いとともにねぎらうことが叶いました。
しかしまだ、今週土曜には「わくわくKOUGEIランド」もあるし、マシンタイムで実験を行う人もいますので、お盆の一斉休暇期間に入るまでもうひと踏ん張り、がんばりましょう! (2023年8月3日記) 実に4年ぶりの対面での「卒業研究A」中間発表会!7/26に電気電子コースの、7/28には電子機械学科の中間発表会が行われました。対面による中間発表会は久しぶりで、電気電子コースとしては、初の対面による中間発表会となります。今年は、横山先生にチェックしてもらいながら、午後開始の発表会直前まで発表の自主練に取り組んでいました(近年希!)。その甲斐あって、全員、発表は時間ぴったりでした。しかし、質疑応答の方は、それぞれになかなか苦戦していました。
研究発表の質疑応答において十全に答えるというのは、なかなか難しいことです。何を実験し・観察し・測定し、そこで得られた結果が何を物語っているのかを、常日頃からよくよく深く考えて研究活動を行うことで、自ずと回答力が養われてくるものです。今回、思うように質問に答えられなかった人は、今回答えに窮してしまった問いをひとつの契機として、ひとつひとつ、考えを組み立てながら研究活動を行なうようになってくれればと願っています。そして、中間発表を後期への弾みとして、より一層研究を推し進めるべく、夏休み期間中も中間発表でピンと張ったたづなを緩めず、がんばりましょう!
(2023年7月28日記) またも論文で祝・Jpn. J. Appl. Phys.誌に論文掲載!昨日、一昨年度の卒業生・小野君、坂本君、山君らの「深振動マグネトロンスパタリング(DOMS)」に関する卒業研究の指導に当たってくださった横山先生がDOMSのプラズマ分光計測(OES)の結果についてまとめた論文が、JJAPより出版されました。昨年の秋に仙台で行われたプラズマ関係の国際会議(ICRP-11)で発表した内容をブラッシュアップした形でまとめた内容が、今回ICRP-11のSpecial Issue号“Plasma Processing (ICRP2022)”に掲載、という運びとなった次第です。
およそ1年前にJ. Appl. Phys.誌から出版されたTOF-MSの先行研究の結果と今回のOESの結果の比較を通じて、DOMSプラズマの基礎過程の詳細を明らかにできた興味深い内容となっています。ぜひ、本編を補足するSupplementary dataとともにご一読頂けたら嬉しい限りです。
まずは近いうちに、本厚木駅前に繰り出し論文発表の祝杯を上げるとともに、次なる間欠型DOMSの論文構想(横山論文第2弾)について美酒に酔いしれながら作戦を練ることにいたしましょう!
まあそれはともかく、横山先生、お疲れさまでした。次もまた一緒にがんばりましょう! また、論文をまとめるにあたり美齊津先生をはじめ共同研究者の皆様には大変お世話になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。 気分一新、研究室一丸となって次の論文に向けより一層頑張りますので、皆さま、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
(2023年5月17日記) 祝・Most Cited & Viewed Papersにランクイン!昨日、丁度2年前に発表した論文の出版社から「あなたの論文が、Most Cited & Viewed Papersにランクインしました」との嬉しい連絡を頂きました。
詳しくみてみると、「Most Downloaded Papers (Last 24 months)」の第8位(2023.5.11現在)にランクインさせて頂いたようです。
誠に、栄誉なことです! 今回ランクインのお知らせを頂いた論文(DOI:10.3390/plasma4020018)は、
現在オンラインジャーナルを手広く手掛けるMDPI社のPlasma誌に掲載されたもので、MPPMSで発生する放電プラズマに対するプラズマ分光計測の結果をまとめたものです(Gudmundsson先生がアイスランド大学の原子分光学の題材として講義で取り上げてくださった結果でもあります)。
研究者にとって、論文というのは世に出してみて、研究結果が自分の手元を離れてみないと、世の中(世界)からどのような評価を受けるのか全く分からないものです。著者は、自分の論文がいつ、世界のどこで、誰から評価されるのか、はじめて自分の足で歩きはじめたときから子供の成長を見守り続ける親のような心境で、出版後、評価が一人歩きを始める我が論文の行く末を遠くから見守るほかはございません。 (2023年5月11日記) 2023卒研メンバーと新体制発足本日、今年度新たに研究室に迎えた卒研メンバーと毎年恒例の年度はじめのメンバー・集合写真撮影会を行いました。今年は赤を背景色にしてみました(勝負の年?)。
卒研配属者が今までで一番多いので、研究室の学生部屋もその分、手狭になってきました。卒研生たちは、じゃんけんで座席を決めたのですが、結果は悲喜交交に、笑。不人気の席に決まってしまった人のために前期終了時にもう一度、席替えのじゃんけん大会をしてリベンジの機会を設けるんだってさ。他者への優しさは大事。新メンバーもなかなかいいですね!
これから、どんな一年になるのかな?! とにかく、みんなでわいわい楽しく行きましょう!
(2023年4月4日記) Top Page & What's New 2022工学部卒業式2022本日、工学部学位授与式が行われました。厚木キャンパス体育館での式典(保護者の参加も、3年ぶりの全面解除)のあと、各コースに分かれて教室での学位授与式、続いて午後14時から体育館での謝恩会(本厚木駅前ホテルでの謝恩会ではありませんが謝恩会の開催も、実に3年ぶり)が行われました。
謝恩会の前の空き時間を使って、研究室恒例の記念写真撮影会を行いました。今年のキメのポーズは、「社会人になってもこつこつ頑張ろう」という意味を込めて今話題のペッパーミルパフォーマンスとしました。WBCロス、4年生ロスで、しばらくさびしくなっちゃうな。ただし、4月になれば新年度の準備や新卒研生たちとも忙しくなって、感傷に浸っていられる時間すらなくなってしまいますが・・・。 (2023年3月24日記) HiPIMS Today 2023例年年明け早々の1月に行われていたオンライン国際ワークショップ「HiPIMS Today」が、今年は3月に開催されました(3/22 〜 24)。初日はオンラインで参加できたものの、2, 3日目は研究室の3年生引継ぎ実習に当たっていたり(TOF-MSの不調で難儀してたりして)、あるいは工学部卒業式と重なったりしてほとんど参加することができませんでした。
今年の話題もbipolar HiPIMSのテーマに脚光が浴びていたような印象です。魅力的な方法論だと思います。HiPIMS電源が高額なのでおいそれとは研究できませんが、いずれの機会を伺いつつ、今後も虎視眈々とbipolar HiPIMの動向について注視して行きたいと思います。 (2023年3月26日記) 機械工作室安全講習会@實方研實方研の3年生の引継ぎ実習も終盤で、残すは2班に分かれてのTOF-MS実習と機械工作実習です。本日、機械工作室の安全講習会を工作室の松本さんに行って頂きましたm(__)m
電気電子コースの学生にとっては金属加工は初めてのことだと思いますが、結構楽しんで作業してくれていました。老眼でだんだん機械加工が厳しくなってきた自分に代わって、卒研生が機械工作を請け負ってくれるようになることを大いに期待しています。よろしくねm(__)m
TOF-MS実習チームは、今回、自分のポカでイオン信号を観るまで行がずにすみませんでした。次回は、TOF-MS信号を観測しましょう。 (2023年3月22日記) 春季応物学会(ハイブリッド形式)@上智大学本日、横山先生が春の応用物理学会でオンラインで口頭発表してくださいました。我々の研究発表のある午後のセッションは、横山先生の発表以外は皆、上智大学で対面発表されていました。上智大学の市ヶ谷キャンパスはさほど遠くはないのですが、「対面発表しに上智大に行く」という発想が当日まで毛頭起こりませんでした。
我々は、まだまだコロナ対応気分が抜けていませんでしたが、世の中的は「対面発表」解除の方向へ動き出しているのですね。
次年度に入ったら、いよいよ全面解除の到来の日も近いのでしょうか!? 対面発表で出かけられるようになれば、研究発表後にはどこぞでお疲れさん会をして帰ってきましょうね、横山先生! 本日は研究発表、お疲れさまでしたm(__)m (2023年3月18日記) 4年生〜3年生引継ぎ実習@實方研4年生は学生最後の長期休みに羽を伸ばすため、3年生は就活のため毎日という訳にはいきませんが、2月後半から毎年恒例の4年生から3年生の研究スキル引継ぎのための実習を行っています。
それぞれ4年生の得意分野を活かし、波形設計・波形計測は筒井君・永井君が、OESは永井君が横山先生とともに、またLabVIEWプログラミングは伊藤君・李君らが、自分の持っているスキルを3年生に伝授してくれています。1年間でこんなにも頼りになる存在として大きく成長してくれた4年生たちには、感心ひとしおです。
大学生とは、それだけ自己の能力開発において人生の伸び盛りの時期にあるのでしょうね(年寄りの自分からするとうらやましい限りです)。4年生のみんなには、4月から社会人となってもその調子で益々成長を遂げて欲しいと願っています。あと数日、引継ぎ実習でお世話になりますがよろしくお願いしますm(__)m (2023年3月9日記) 卒業論文2022の完成!先週1/31が電気電子コースの卒業論文の提出期限で、研究室はばたばたでしたが無事に全員、完成・提出ができました。12月末から提出期限まで卒業研究にかかる提出物の締め切りに、卒研生はずっと追われてきたので、これでようやく楽になれましたね。
卒論の内容の吟味もさることながら、原稿を執筆する、編集(推敲、レイアウト)する、製本することの大変さを少し体験できたのではないでしょうか。何ごとにつけ画竜点睛を欠かぬようにきっちりと仕上げるのは、手間・労力・集中力が必要になる、ということです。
初めてのことで大変だったと思います。お疲れさまでした。残すは、卒業式までに3年生への研究引継ぎでお世話になります。最後までしっかり、よろしくお願いしますm(__)m (2023年2月6日記) 卒論発表会2022@電気電子コース1期生昨日、電気電子コースにとって1期生となる4年生の卒業論文発表会が行われました。本学工学部においては、実に3年ぶりの対面形式での卒論発表会になります。
そして旧学科の卒論とはすべてが異なる新しい卒論の実施方式に、はじめて経験する4年生同様に、教員も右往左往しながらも、どうにかこうにか無事に卒論発表の日を迎えることができた、というのが正直な感想です。
それはともかく、卒論発表会というのはやはり対面方式に限りますね。会場となる教室に一堂に会して行うのと、オンラインで行うのとでは、その臨場感、緊張感、共有感覚、要は民族学・文化人類学でいうところの“ハレ”感がまるで違います!
久しぶりの対面での卒論発表会というのに加えて発表会の取り仕切り役として裏方のことに気を取られてしまい、研究室全員スーツ姿での記念写真をうっかり撮り忘れてしまいましたm(__)m 卒業式のときに忘れずに撮りましょう!
発表当日の午前中までスライドを念入り修正し、練習を重ねて頑張った甲斐があって発表はとてもよかったです。そして何より、質疑に答えることの難しさを忘れていけないよ。これらの経験は、各人にとって将来に役立てるべき経験から学んだ貴重な財産となります。お疲れさまでした。残すは卒論本提出。ラストスパート頑張りましょう! (2023年1月26日記) Energy analyzerの初稼働!正月が明けたと思ったら、もう1月も半ばです。例年より卒論発表会が半月早められたのに伴い卒論関係の締め切りがすべて前倒しとなり、今研究室は卒論の追い込みの佳境を迎えて、てんてこ舞いの状態です。
そんな締め切り迫る中で、年末の伊藤君のシステム開発成功に続く第二弾として、李君が4月以来不慣れなLabVIEWを独習しながらプログラミングし、構築したスパッタ粒子のエネルギー分析システムが見事、稼働に成功しました(改善の余地はまだまだ沢山残されてはいますが・・・)。
年末には、エネルギー分析計のキーデバイスとなる電源のミスチョイス(出力電力不足)が発覚し「卒論発表までに測定が間に合わないのでは」と一時は暗雲が垂れ込めちゃいましたが、
今回もまた共同研究先の潟Aヤボさんからのありがたい救いの手が差し伸べられ、松定プレシジョンの安定化電源をお借りすることができ、窮地を脱することができました。電源が届くとすぐに李君がリモートコントロールの準備に取り掛かってくれたこともあり、来週の卒論要旨提出に初測定がどうにか間に合った次第です(汗)
李君が取り付けてくれたかわいいリモート切り替えスイッチ(いずれはスマートにプログラム制御された電子スイッチにアップグレードしようね)をONして、赤いOUTPUTボタンの上にリモート表示が初めて点灯したときには「やった、これで何とかなる!」と二人でガッツポーズを決めました。
就活に加えて教職課程の実習や近隣の学校での教育サポートなど、李君にとって多忙な1年でしたが、この卒研ミッションをよくぞここまで成し遂げてくれたのもだと感心しています。ユーザーインタフェースの使いやすさと計測精度に関するプログラム上のブラッシュアップは次なる課題ですが、とにかく実験が間に合って本当によかったです。 あとは今月後半の卒論提出と卒論発表会ですね。もう一息、がんばりましょう! また、研究室としては今年度の卒業研究で伊藤君・李君らが立ち上げてくれたこれらの計測システムを土台として、当研究室発の世界唯一無二となるHiPIMSのためのプラズマ診断法の開発を、今後益々研究室上げて励んで行きたいと思います! (2023年1月13日記) 2022年の研究室納め一年とは、なんと短いものなのでしょう。今年もあっという間に研究室納めです。横山先生にもご参加頂き、午前中一杯をかけて実験室も含めた研究室全体の大掃除です。研究室の隅々まで丁寧にホコリを落とし、掃除機をかけてもらい、ゴミを捨て、カレンダーの交換です。そして大掃除のあとは、毎年恒例の昌華楼さんでのささやかな忘年会を兼ねたお食事会です。私は、毎度のごとく頭皮に大量の汗をかきながら今年のホイコーロー納めをさせて頂きました。笑 研究室に戻ってからは、今年度からの卒業研究の工学部内一元授業化により1ヶ月ほど提出が早まった卒業論文の原稿チェックです。4年生ともなるとお正月休みをうかうかしていられず、しっかり休み中に卒論執筆を進めておかないと年明けに大変なことになってしまいます。卒研生と同様、私も他人ごとではないので大変ですが、皆でがんばって来月の卒業論文提出、卒業発表会を乗り切りましょう! 来年もよろしくお願いします。よいお年を! (2022年12月27日記) 多成分同時計測システム完成!卒研生の伊藤君が4月以来卒業研究で着手してきた飛行時間型質量分析の質量成分に対する多成分同時時間発展計測システムが完成し、昨日、実際の実験で計測が正常に動作することを確認できました。
昨年度の卒業生・高山君や2年前の大学院修了生・中込君らが測定から解析終了まで月単位の時間を要していたことが、伊藤君が完成してくれたマルチチャンネル計測システムのお陰で、わずか15分もあれば計測できてしまうようになりました。
最近ではあまり見向きもされなくなった計測器を中古市場より買い求め、共同研究先から借り集めし、それらを研究室の在り合わせのデバイスとブリコラージュ的に組み合わせることでできたこの4チャンネル(すなわち、スパッタリングプラズマ内粒子イオンの最大4成分:Ti+, Ar+, Ti++, Ar++)同時計測のための計測システムは、3枚目の写真に見られるように伊藤君が配線してくれた多数の信号ケーブルが鬼のように混み入ることになってしまいました(汗)。今後、この計測システムは、より効率の高い実験データの量産化体制を可能にしてくれるものと大いに期待できます。
4月以降ゼロからLabVIEWを独習し、リモート自動計測のプログラムの構築に試行錯誤しながら孤軍奮闘してくれた伊藤君には脱帽です! 卒業研究Bの今月の月例報告にもきっちり間に合わせることができて、さらに卒業論文の最終目標をもクリアすることができてよかったですね。お見事です、伊藤君。ブラボー! (2022年12月21日記) 授業アンケート表彰個人的には、はじめて工学部の授業アンケート表彰を頂きました(過去に、まぐれでベストティーチャー(BT)賞なるものを頂いたことがありますが大分前の話です・・・)。表彰の対象となった科目は、2022年度前期「物理学A1/A2」および複数教員担当の「工学基礎実験・物理学実験」です。
自分の授業はどちらかというと内容の解説重視なので、演習問題を解くという意味では「ちょっと不親切なんだろうなぁ〜」と後ろめたさを感じながら授業をしているので、表彰はちょっと意外でした。しかし、こうして学長名で表彰状なるものを頂けると、「授業をがんばらなくっちゃ!」という励みになります。ありがとうございましたm(__)m (2022年12月20日記) 今年度最後の「学修技術と自己管理」本日、今年度最後の1年生のCA面談がありました(集まり加減は、ちょっとちょっとちょっとでしたが・・・)。昨日夕方、突然研究室に現れたT田女史が置いて行ったとおぼしき、「開封は自己責任」と書かれた謎の白封筒を著名ユーチューバーT中君、T川君らと開封。
すると、中からメリークリスマスと書かれた手紙と、お手製の人形とキーホルダーのクリスマスプレゼントが。今回もTTコンビの仕業であったようです! T中君が青いGODIVAの50周年BOXを自作し、私の顔に似た人形を探し、わざわざ白髪交じりに頭をペイントしてくれたようです。
コロナ感染でまだ病み上がり的な自分にとって(コロナ罹患記はこちらを!)、大きな元気を頂けました。ホント、ありがとねm(__)m 2年生になるとCA面談でこうして研究室に集まる機会もめっきりなくなりますが、今年度のCA面談は皆さんのお陰で大いに楽しませて頂きました。3年生前期まで私が皆さんのCA担任であることに違いありません。
引き続き、よろしくお願い致します。年内はもうお会いする機会もありませんので少し早いですが、メリークリスマス&よいお年を! (2022年12月13日記) 11月の共同研究(科研費)11月18日から20日にかけて、美齊津先生、冨宅先生、戸名さんと科研費共同研究のレーザー分光実験を行いました。あれほど苦しんだスパッタ中性粒子(Ti)のLIFがもはや当たり前のように観測できるようになり、
研究は矢継ぎ早に次なるステップであるレーザー多光子共鳴光イオン化(REMPI)の観測へと今回の実験で突入しました。原子のLIFと同様に原子のREMPI信号の観測はそう容易くはありません。そうはいっても今回の共同研究で、REMPI観測の準備はかなり整ってまいりました。
そして本日から再び、来月の共同研究に向けて次なる実験ステップへの用意と準備に取り掛かり始めました。今回の実験では、東北大時代から長く使われてきた浜松ホトニクスのMCP(荷電粒子高感度検出器)が、今回の実験中にとうとう寿命を迎えてしまいました(写真3枚目の右上)。
このMCPはもともとひびが入っていたので、よくぞここまで壊れずにもってくれたものだ、と感謝に尽きます。MCPさん、ありがとうm(__)m
そして、アヤボさんから届いた新しいMCP(写真3枚目の左下)への交換作業も本日無事に完了致しました。感度が落ちていた古いMCPから新しいMCPへの交換によって、微弱信号に対しても格段の高ゲインでの計測が期待できるようになります。次の実験が、今からわくわく待ち遠しいところです! みなさま、来月の共同研究も、どうぞよろしくお願い致しますm(__)m (2022年11月22日記) 442年ぶりの皆既月食の日のとある出来事昨晩は、皆既月食と惑星食(+天王星食)が重なる実に442年ぶり(442年前は+土星食だって)の天体ショーがあり、みなさんもご覧になったことと思います。次は322年後の西暦2344年(次も+土星食)だって。
何かSFに出てくるような未来的な年代ですね。織田信長公も同様の天体食を見たであろう442年前には、当然スマホも自動車も飛行機もロケットもなかった訳ですから、そう考えると332年後の世界についての想像に及ぶ者など何人たりともいないのではないでしょうか。一体全体その頃の地球は、どこの誰が、あるいは何が治める世界となっているのでしょうね(人、AI、ロボット、・・・???謎)。 (2022年11月9日記) LIF観測に成功!先月、機械工作室の松本さんにも部品加工で協力して頂き組み上げたCマウント光学系を用いた2度目のチャレンジとなるレーザー誘起蛍光(LIF)の観察実験を工芸祭の期間中(10/28-30)にアヤボ社の戸名さんと行いました。
そしてついに、目的としていたスパッタTi粒子の発光原子線を捉えることができました! 最初はひょこっとした小さな信号の起こりから始まり、最終的には、そのサイドにノーマークであった強い許容原子線も観測することができました。
今回の成功を機に、次の一手となる2色2光子REMPI(共鳴多光子光イオン化)の観測へと研究のコマを進めることができます。また、今回成功したLIFの手法を、新たなプラズマ診断法として確立するためには、まだまだもうひと山、ふた山、技術的な山を越えて行かねばなりません。
とにかく今回は、原子線LIFのいろはを勉強するとてもいい機会となりました。LIFの奥へと、さらにコマを進めるため「うゐのおくやまけふこえて」行きませう。次の一手へ向け、がんばります! (2022年11月1日記) 3年生研究室配属&飲茶歓迎会総合演習Uという科目で、後期から3年生6名が實方研究室に配属となりました。この後期は3年生、4年生合わせて12名という過去最大の研究室学生数となりました。ある程度人数が多いというのは、研究室運営上、研究上とてもありがたいことです。これから卒業まで實方研に1年半在籍することになりますが、
どんな楽しいことが待っているのでしょう、今からわくわくです! どうぞよろしくお願い致しますm(__)m (2022年10月21日記) 謎の差し入れ???先週の木曜日の夕方、卒研生が帰ろうとしたら「先生、ドアノブにこんなのものが・・・」と? 卒研生たちと中身を確認してみたら、謎の番号が書かれたメモとともに、なんとGODIVA50周年の記念ボックスが・・・。
たとえ6ピース入りの小さな箱でもかなり高額なチョコレートなのに、「何だこれは!!??」と一同驚愕。もし、何かの間違いのところを開封して食べてしまいでもしたら大変なことになってしまうので、とりあえず冷蔵庫で保管しておこう、ということに。差出人の謎の番号とともに判然としないまま、卒研生たちも帰り、一人研究室で残務についていたら、「こんッ、こんッ」とドアノックの音が。
出てみたら、自分が担任を務めるCA班1年生のT田さんとYouTuberT中君コンビが居て、さきほど来、判然としない自分の顔を何やら伺いにやにやと。「先生、さっき何かなかった?」と。「ドアノブの差し入れは、まさか君たちか!」と、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしているであろう私をみて、二人は大笑い。
この仕掛けは「先生のビックリする顔を見たかった」から、と少し早目のハロウィン・プレゼントとのこと。「こんな高額なプレゼントを大学1年生がしてはいけないよ」と諭しつつ有難く頂戴させて頂くことにm(__)m 「来月のCA面談でCA班のメンバーが集まったときに、みんなで有難く味合わせて頂こうね!」と約束し、謎の差し入れ事件は迷宮入りを免れた次第です。メモに書かれていた謎の番号は、最近授業で習った16進数と32進数で自分たちの学生番号を変換した値なんだって。
大人をからかうのは、まあそれぐらいにしておきましょうね。ちゃんちゃん。 (2022年10月17日記) ICRP-11/GEC2022で研究発表@仙台11th International Conference on Reactive Plasmas / 2022 Gaseous Electronics Conference(ICRP-11 / GEC2022)(第11回反応性プラズマ国際会議(ICRP-11) / 2022 気体エレクトロニクス会議(GEC 2022) @仙台国際センター)での研究発表のため10月4日(火)から6日(木)と仙台に出張させて頂きました。
国際学会にも、国内学会にも対面形式の学会に参加させて頂いたのは、自分は実に3年ぶりでした。会場に入ってみて驚いたのは、海外からの研究者がキャンセルしてもっと少ないのかと思いきや、欧米から非常に多くの方々が参加されていました。また、欧州の働き時間に合わせてか、早朝8時に発表講演は始まり、9時の講演には大きな会場の席はびっしり埋まっていました(もちろん、コロナ距離は保ちつつ)。
月曜から本日金曜の8時から18時過ぎまで、欧米人のタフさには驚かされる次第です。我々の研究発表は、5日のポスターセッションにて、授業の忙しい合間を縫うようにして仙台に駆けつけて下さった横山先生が行ってくださいました。ほとんど休む間もなくプレゼンして頂いた横山先生には厚く感謝申し上げます。今回、我々の研究にご討論頂いた方は、何かDLCを研究者する方が多かったような印象です。 (2022年10月7日記) サプライズなOB訪問!昨日、Tamakiシステムのプログラム更新で研究室OBの玉木君(電子機械2017卒ロボットサークル「からくり工房」出身/現・中谷商工)が午前中から研究室に来てくれることになっていました。
午前中更新作業をして、ランチで昌華楼に行き、午後再び更新作業をしてもらっていたら、もう一人、突然の卒業生の訪問にびっくり!
なんと卒業して3年ぶりに前々剣道部主将の林君(コンピュータ応用・大保研2020卒/現・東亜レジン)が遊びに来てくれたのです。サプライズ訪問でしたがノーアポだったので
、玉木君と約束していて土曜日にたまたま研究室に来ていたことで林君にお会いすることができてよかったです(林君にとっては教職科目の授業が土曜にあったので、土曜は他の曜日と変わらない曜日感覚なんですよね)。
在学中のその節は、林君には傾きかけた剣道部の立て直しで大変尽力して頂きましたm(__)m 仕事の方はやりがいがあってとても充実しているようですが、コロナがなかなか落ち着かず、大学や厚木に来ることが叶わず、あっという間に卒業して3年経ってしまった、とのことです。すっかり企業人となって戻ってきた林君と玉木君は、面識がなかったにも関わらず、会社トークで意気投合し話に花が咲いていました。
会社の部署構成や組織・体制、経営方針・哲学は、それぞれの企業によってそれぞれなんですね、と熱く語り合っていました(自分は企業に務めた経験がないので、二人の会話がとても勉強になります)。
本来、コロナでなければ、この続きは本厚木駅前に場所替えしてビール片手にお話しできたのに・・・。それはもう少しの辛抱ですね。お二人とも、またいつでも研究室に遊びに来てください! (2022年10月2日記) 秋季応物発表&秋の共同研究先週は秋季応物学会発表(オンライン@東北大学)があり、本研究室からは横山先生が、卒研生の永井君、筒井君らと研究を進めている間欠型深振動マグネトロンスパッタリングで生成するプラズマの分光計測とスパッタ粒子イオンの増強に関する当研究室の最新の研究結果について発表報告して下さいました。 (2022年9月26日記) マシニングセンタ@機械工作week今週は、来週の科研費共同研究@實方研で行うLIF観測実験に用いるCマウント光学集光系部品への追加工等の機械工作三昧でした。
そして、このLIF集光系全体を支持するための固定台座の製作については、「(旋盤、フライス作業でハズキルーペを掛けて老眼に必死に抗おうとしているもののもはや)實方先生にこのエグい羽根つきのザグリ穴加工は、おキツいでしょう。笑」とのことで、
工芸大工学部のコース制へ改組に伴い新設された機械工作室の技術員として昨年度着任された松本さんが、マシニングセンタDMG MORI CMX-50U(本学機械工作室/機械コースの目玉となる最先端加工機)を用いて加工して頂けることになりました。
忙しい業務の合間に我々の2D図面から3D図面を起こして頂くなど、大変お手数をお掛けしました。マシニングセンタの切削光景はクーラントのジェット吹付とともに迫力満点で、純粋な少年に返った気分でいつまで眺めていても飽くことがありません。それでもって、仕上げて頂いたワークスは既存部品との現物はめ合わせも一発OKでした。さずが、松本さん! これで来週は無事にLIF観測実験を行えます(逆に、台風14号の接近が気がかりですが・・・)。
とにかく、マシニングセンタの件では、松本さんに大変お世話になりました。ご協力頂き、誠にありがとうございましたm(__)m (2022年9月16日記) しんかんせん?!今日から後期授業期間の本格的スタートです。ちょっと更新が遅れてしまったのですが、9月に入ったばかりの頃、研究棟の同じフロアの住人である化学材料コースの南部先生から、「しんかんせん」を頂きました。
この「しんかんせん」、新甘泉と銘された鳥取県園芸試験場で二十世紀梨と赤梨をベースに品種改良された新種の梨のようなのです。まさしく泉ごとくジューシーで、かつ清涼感ある甘味絶佳の梨でございました。
この時期、梨はなかなか高価ですし、まして「しんかんせん」ともなると、かつて二十世紀梨で一斉を風靡した梨王国鳥取県の復権をかけたブランド梨、なかなか関東では口にできない貴重品種でございます。南部先生、ご相伴に預からせて頂き、大変ありがとうございましたm(__)m (2022年9月12日記) おかえり & Thanks玉木君!昨日、2016年度OBの玉木君(現・中谷商工)が約2年ぶりに研究室を訪ねてくれました。
玉木君といえば、工芸大のロボットサークルに1年次から所属していたにもかかわらず、敢えてうちの研究室を希望して来てくれた、ある意味異色で、かつ専門科目の習得にも増してプログラミング制御のスキルに秀でた学生さんでした。
先月、研究室を訪ねてくれたOBの塚田君とも研究室同期組ですので、この代の卒研生たちとは夏合宿&卒業研究を含め、とにかくよく遊び、よく学び、よく遊びましたね!
実は玉木君、忙しい仕事の合間を縫って当時の卒業研究を趣味で継続してくれていて、なんと5年越しで統計学に準拠した乱数挙動の長期モニタリングシステムをC言語とPythonを駆使し完成させてくれていました!
今回の研究室訪問の目的は、そのマル秘システムの納品と設置というところです。笑 とにかく最近、いろいろと国内外を問わず物騒な事件や激しい気候変動、あるいは天変地異への心配など、
世界的なニュースを数えればきりがございません。そんな時世ですので、既知科学の範疇の実験ではありませんが、真正乱数発生器がそのような異変を捉えることができるのかどうか、まずはどうあれ実験あるのみです。当研究室の片隅で、このTamakiシステムを稼働し、長期的モニタリングを開始してみようと思います。Let's start it! (2022年8月17日記) わくわくKOUGEIランド2022本日、厚木市小鮎公民館との共催イベントで、夏休みわくわくKOUGEIランド2022「ふくろう博士、あしなが博士、もじゃ博士のおもしろ理科実験」を行いました。
ふくろう博士(越地先生)&もじゃ博士(私)のわくわくKOUGEIランドは実に4年ぶりの再結成ですが、さらに今回、工学基礎実験で光の実験テーマを担当して下さっている寺林先生(あしなが博士)にもチームに入って頂きました。
今回のテーマは、地球温暖化の拍車を否応なく日々実感させられてしまうこの暑い夏に、少しでも涼を得られそうな液体窒素遊びをメインショー(もじゃ博士担当)とし、パラボラ集音実験、空気砲、人体通信、消えるの絵の実験とレーザー光線を地域の小学生に体験して頂きました。あっという間に予定していた2時間は過ぎ、小学生たちの純粋な好奇心とパワーに、圧倒されるばかりでした。
昨日の中間発表会の疲れもまだまだ残っているだろうに、本日のイベントアルバイトを引き受けてくれた越地研、實方研の卒研生、院生たちに感謝いたします。怪我や事故もなく円滑にイベントを終えることができ、また、参加してくれた子供たちがまだまだ遊び足りなそうなくらいまで盛り上がってくれていたのは、とてもうれしい限りです。
それもこれも、スタッフの皆さんのご協力のお陰です。本日は、本当にお疲れさまでしたm(__)m (2022年7月23日記) 電気電子コース初中間発表会 & Thanks 塚田君!昨日、コース再編にともない卒業研究が「卒業研究A(前期)」と「卒業研究B(後期)」という科目として“授業化”されて、初となる電気電子―スの中間発表が、
本来はポスター発表形式で行われる予定でしたがコロナ感染第7波を考慮し、オンライン動画配信&ライブ質疑応答形式で行われました。Google Meet上でA会場とB会場に分かれて実施されましたが、大きな問題やトラブルもなく順調に、とてもいい雰囲気の中間発表会となりました。
当研究室の4年生は、発表日ぎりぎりまで発表用動画撮影に追われ、大変だったと思いますが、発表はとてもよかったと思います。質問された内容を各人よく考えて、さらによい研究結果を得られるよう後期に向けてがんばって欲しと思います。 (2022年7月23日記) おかえり西田君!先週土曜日、昨年春に当研究室で修士課程を修了した西田君(現潟tジキン)が1年3か月ぶりに研究室に戻ってまいりました。
用件は、コロナ禍と企業研修で大幅に延び延びになっていた修論に関する研究資料の引継ぎ作業です。笑 最近、西田君もつくばから大阪に転勤となり、多忙な中で時間を設け厚木キャンパスにお立ち寄り頂き、ありがとうございましたm(__)m 忙しいながらも仕事にプライベートに、とても充実した日々をお過ごしとのこと、喜ばしいかぎりです!
また、昼休みに入ってしまう直前ギリギリで、我々行きつけの、また西田君の厚木の母の待つ昌華楼さんでソウルフードであるホイコーローを一緒に食し、
今回のもう一つの大事な目的も達成することができてよかったです。笑 お仕事は大変かもしれませんが、何か自分なりのやりがいを見出してがんばって欲しいと願っています。またお会いできる日を楽しみにしています。お元気で! (2022年6月27日記) 祝・格式あるJ. Appl. Phys.誌に論文掲載!現在、学術論文は、大別して出版社系学術誌、あるいは学協会系学術誌、そして学協会誌が外部出版社の学術誌ラインナップに入った学協会@出版社系学術誌の3種において掲載・出版・公開されています。
IF(インパクトファクター)重視の昨今においては、もともと広い販路網やサブスクリプションの大きな発行部数を有する出版社系学術誌に、若干分があるように思われ、伝統と格式ある学協会系学術誌が一部、それらの勢いに押されているように見受けられるところもあります。 (2022年6月23日記) 若葉の季節今日は、かつての「天皇誕生日」、令和の今は「昭和の日」の祝日ですが、お仕事のため研究室に来ています。世の中は、久しぶりに何のコロナ規制もかからないGWのスタートです。
GW初日の大学は、授業もなく静かでとてもひっそりとしています。新学期、新入生を迎え学生で賑わうキャンパスも活気があっていいのですが、祝日のこういう静かで落ち着いた雰囲気のキャンパスもまた、味わい深いものがあって居心地がいいものです。
GWの到来とともに新緑の候を迎え、キャンパスの木々が一斉に新緑の若葉を芽吹き始めます。今の季節、キャンパスの緑が目に鮮やかで、とてもきれいです。「目に青葉、山ほととぎす 初がつお」と昔の人はうまいことを言ったものだ、とこの歳になってつくづく感じます。
また、實方研究室の小さな窓際の植物園でも、テーブルトップの植物君たちが一斉に小さくてかわいい若葉をつけ始めました。リトープス君やパキポディウム君などは、冬に見られなかった小ぶりな植物に見合わないほどのダイナミックな変化を示しはじめ、毎日の植物観察が愉しみとなっています。
健気な植物君たちに水を上げながら観察していると、寒くて長い冬を耐えて春に若葉を出すたくましい植物君たちのように、「自分も、小さな若葉のような成果でも出せるよう日々がんばらなくては!」という気になります。そんな風に、春とは人を励ましてくれる季節なのかもしれませんね。
がんばりましょう! (2022年4月29日記) アイスランド大学の講義題材に!HiPIMSの研究で誰もが引用する総説(※1)を執筆された世界的に著名なJ. T. Gudmundsson先生(アイスランド大学科学研究所/スウェーデン王立工科大学)の講義「原子と光学:
分光法と分子 第15章」の題材として、我々の研究データを引用して頂きました。講義スライド(見慣れないアイスランド語は超難解です!)をお送り頂いたことも含めまして、大変光栄なことと存じます。
引用頂いたのは、昨年のPlasma誌に掲載された高出力パルスマグネトロン(HPPMS)のOESの結果です(※2)。
これは、動作ガス圧に応じてスパッタリングが単純パルス(MPP)駆動から深振動パルス(DOMS)駆動へ移行するのにともなって、プラズマモードがメタリックプラズマからガスプラズマへとスイッチングする様を捉えた現象顕著(※3)な一例であるとともに、またある意味ではより教科書的な結果である、といえるのかもしれません。 (2022年4月6日記) 新メンバー@實方研究室2022この新年度は、工学部がコース制になって初めての卒研生を研究室に迎えることとなり、
配属された5名のメンバーと新たな研究室体制をスタートさせることとなりました。とはいえ、総合演習Uで3年生の後期から研究室に配属されているメンバーなので、お互い既に気心は知れていますね。笑
とにかく、今年は卒研生にとって就活に、卒業研究に、大学卒業に、と人生の節目となる大事な一年であるので、悔いが残ることがないように、皆で一緒にこの一年を乗り切ることができるようがんばりましょう! (2022年4月3日記) Top Page & What's New 20212021工学部学位授与式本日、2021年度工学部学位授与式が行われました。ただし、今年は春季応用物理学会の研究発表時間と完全にかぶってしまいました。
オンラインなので横山先生の発表を見届けてからすぐに研究室を出て、学位記配布式の教室に駆けつけたので何とか時間内に間に合いました。
今年度も体育館での簡略化・短縮化された式典はあったものの、残念ながら駅前の豪華ホテルでの盛大な謝恩会の解禁には至りませんでした。
式典、学位記配布式のあとは研究室恒例、卒業記念の写真撮影会を行いました。それが終わる頃には14時を回まり、お腹もペコペコになってしまっていたので、
卒業生、横山先生たちと本厚木駅前に繰り出し、卒研最後の昼食会を「とんかつ和幸」さんにて行いました。皆を駅にお見送りし、本年度の卒研がお開きとなった次第です。
まず今日のところは、験担ぎに皆で美味しいとんかつをお腹一杯食べ、4月から始まる各自の慌ただしい生活に「喝!」を入れることができたので、自分も含め4月からのお仕事を、心機一転がんばりましょう!
そして、研修が済んで部署が決まったら配属先を必ずメールで連絡してください。皆さんが、日々どのような業務に従事することになったのか、連絡を頂ける日を楽しみに待っています。そうこうしているうちに晴れてコロナが明けたら、コロナで正式に研究室送別会を未だ開けていないOB達も交えて、本厚木駅前で大集合しよう! それまで再会を楽しみにしつつ、健勝を祈ってます! (2022年3月23日記) 2022春季応用物理学会での研究発表(横山先生)本日、応用物理学会第69回春季学術講演会の分科会:プラズマエレクトロニクス(セッション:プラズマ現象・新応用・融合分野)のZoomによるオンライン学会で、横山先生が学会発表を行いました。
4年生の小野君と現在共同して研究を進めてきた深振動マグネトロンスパッタリングで生成するイオン粒子の位置敏感OESにおける磁場トラップの作用についてご報告頂きました。
横山先生、お忙しい中でこの1年間、小野君のご指導と研究発表を負って頂き、大変ありがとうございました。
また改めまして来月4月からの新4卒研生のご指導につきましても、何卒、よろしくお願いいたします! (2022年3月23日記) 祝・JMSSJ特集に解説論文掲載!現在、工芸大で行っている高出力パルスマグネトロンスパッタリングのためのプラズマ診断法の開発研究に関する解説論文が、日本質量分析学会誌の特集:分子科学の記事として掲載されました。
まずは、立ち上げから現在に至るまで、本研究を支えて下さったすべての皆様に感謝申し上げます。
そもそもは、2020年5月の第68回質量分析総合討論会のセッション企画「質量分析を基盤とする分子科学」で発表されるはずであった内容でしたが、
コロナ禍でみなし発表となってしまったことを残念に思われたオーガナイザーの大阪府立大・藤原亮正先生のお声がけにより、
今回、日本質量分析学会誌の特集:分子科学として取り上げて頂けることとなった次第です。
このセッション企画は、冨宅喜代一先生(豊田理化学研究所/神戸大名誉教授)に分子線NMRの開発研究を紹介頂く記念企画であったため、
その冨宅先生の記念号である特集に下名を連ねさせて頂いたこと、身に余る光栄と存じております。お声がけ頂いた藤原先生には大変感謝しておりますm(__)m
また、みなし発表となってしまい、学会発表後の楽しみとしていた大阪で行われるはずであった“冨宅先生を囲む会”にて、藤原先生と燕席を囲むことが叶いませんでした。いずれどこぞの学会でご一緒できる機会がありましたら、
冨宅先生、東北大の皆様、潟Aヤボの皆様らと旧交を温めさせて頂けること、心より楽しみにしています! (2022年3月12日記) 卒論完成&卒研引継ぎ今年の4年生たちもまた、しっかりとした卒業論文を提出(2月8日付)してくれました。とにかく、今年の4年生のチームワークは過去最強といってもいいでしょう。
3人の連携がよくできていたので、卒論要旨の提出も、卒論の最終提出も、例年期限ぎりぎりになるところを、なんと今年は他の研究室に先んじて3人揃ってほぼ最速で提出していました(必ずしも、単純に「早いこと=いいこと」ではありませんが、ひやひやさせられる身としては、とってもとってもありがたいことです!笑)。卒論の提出後は1週間の骨休みを設けたのち、2月25日から本日3月7まで、
3年生への卒研引継ぎを行ないました。4年生たちがこの1年でしっかりとした“卒研生”へと成長を遂げてくれたお陰で、引継ぎ作業は自分がほとんど顔を出さずとも、4年生の持ち前のチームワークの良さで、首尾よく3年生へのスキルの伝達(@波形制御とその解析 by 坂本君、A質量分析とその解析 by 山君、B分光測定とその解析 by 小野君&横山先生)を済ませることができました。
ありがとうございました。誠に、たくましい限りです。社会人になっても、その調子で頑張って欲しいと願っています!
(2022年3月7日記) オンライン卒論発表会(電子機械学科ラスト)本日、電子機械学科最後の卒論発表会が行われました(留年生を除く)。当研究室からは、坂本君、山君、トリに小野君の順で卒論発表を行いました。
小野君と共同研究を行っている横山先生も研究室に来て参加して下さいました。発表練習の甲斐あって3名とも、時間オーバーすることもなく上手く発表できたと思います。
お疲れさまでした。立つ鳥跡を濁さずで、残すは卒論の完成と新4年生への引継ぎを、よろしくお願いします。 (2022年2月4日記) HiPIMS Today 2022昨年からコロナ禍に対抗すべく始まったオンライン国際ミーティングHiPIMS Todayが、
今年も開催され、研究室の4年生、ご自宅から横山先生ら研究室メンバー全員で参加させて頂きました。
今年度の研究室テーマである深振動マグネトロンスパッタリング(DOMS: Deep Oscillation Magnetron Sputtering)に関する
発表が、昨年度のbipolar HiPIMS全盛の中に混じって数件行われるようになっていたので、みんなで目を丸くして発表を聴かせて頂きました。
研究内容はいうに及ばす世界で活躍する研究者がどのように趣向を凝らしてパワーポインドのスライドを作成しているのか、
卒論発表会が近づく中、ぜひ参考にして欲しいと願い(英語のミーティングでしたが)参加してもらいました。ヨーロッパとの時間差9時間で、
最終発表の終わりが日本時間1:30amになっていたのは、少々眠かったけど致し方ありませんね。笑 一部参加とはいえ国際ミーティングは、4年生にとってもよい経験になったと思います! (2022年1月29日記) 謹賀新年2022@レーザー分光元年!明けまして、おめでとうございます。本日、仕事はじめで正月休みより研究室に戻ってまいりました。
本年も、皆様どうぞよろしくお願い申し上げます! (2022年1月5日記) ザ・ホイコーローパーティー@研究室納め2021本日、3年生の総合演習Uの最終回(午前)と4年生と教員による研究室の大掃除(午後)を行い研究室納めとなりました。
今年のカレンダー交換でも、潟tジキンさんから毎年頂く特大カレンダーをばっちり半年分貼らせて頂きました!
昨年の研究室納めでカレンダー交換を行ってから、まさに「あっ」という間の溜五郎的な1年でした。1年というのは、なんと長いようで短いものなのでしょう。
こうして新しい半年分のカレンダーを眺めてみると、次の1年もきっとまた「あっ」という間に違いなく、何だかうかうかしてられない気持ちになります(汗) (2021年12月27日記) 厚木こども科学賞2021先週の日曜日に厚木アミューで行われた第12回厚木こども科学賞授賞式に招かれ、参加してきました。
例年でしたら入賞者全員とご家族を招いて大きな会場で授賞式が行われるとのことですが、コロナ感染の予防に配慮し、
今年は小学生、中学生の部の大賞、優秀賞の受賞者に限定して授賞式が行われました。しかし、とても立派で晴れ晴れしい授賞式でした。
今回、受賞した自由研究はもとより、エントリーされていたすべての自由研究、科学絵画が、ユニークであり、またよく考えられ、甲乙つけがたい作品ばかりでした。
中には、大学の電気電子コースの学生実験にそのまま使えそうな高度なレベルの実験研究から、最新科学技術を反映したAI、デジタルデータ情報解析、情報通信端末を駆使した研究、
数学的に統計学の素となるような実験、そして地球温暖化対策を意識したテーマなど、こどもたちの着眼点のすばらしさに感心させられるとともに、自分自身にとっても大変よい勉強となりました。
また、授賞式の前日当日、今回の科学賞にエントリーした500点弱のすべての自由研究作品を展示するために厚木アミュー5Fに特設された展示会場も、とても素晴らしかったです。 (2021年12月11日記) 総合演習U@實方研究室(3年生研究室配属)総合演習Uという新設科目を通じて、工学部がコース制になって初となる3年生の研究室配属により、
5名の新メンバーを当研究室に迎い入れることとなりました。
前期の総合演習Tで徹底して行なった研究室選びは、満足のゆく成果を得られましたでしょうか?
これから卒業までの1年半を實方研究室で過ごすみなさんと、
力を合わせてがんばって行けたらいいなと思っています。おかしろくいきやしょう。どうぞ、よろしく! (2021年10月15日記) 2021秋季応用物理学会での研究発表(2件)本日、応用物理学会第82回秋季学術講演会の分科会:プラズマエレクトロニクス(セッション:プラズマ現象・新応用・融合分野)において、
2件のZoomによるオンライン学会発表を行いました。
1件目は、MPPMSの遅延放電特性に関する発表を自分が行いました。非線形Laue plotのモデルについて、これまでとは異なる考え方についてほんの少し披露させて頂きました。
2件目は、今年度、研究協力して下さっている横山先生が、4年生の小野君と現在共同して研究を進めている深振動マグネトロンスパッタリングのOESに関する研究成果について発表して下さいました。
横山先生の発表は、授業と同様にとても分かりやすく聞きやすく、かつ質疑の時間も大変充実されていました。さすが、横山先生です!
これからさらに研究を発展させて頂き、次回の応物学会での成果報告につきましても、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
(2021年9月10日記) 祝2・学術論文掲載☆第3弾前回のトピックスで予告していたとおり、今週、第3弾目となる論文が学術雑誌(電子ジャーナル)に掲載されました! この論文は、今年3月に修士課程を修了した西田君の修論後半部を一篇の論文としてまとめたものですが、
内容としては前の論文に引き続き奇妙な放電の遅延現象を対象に、そのプラズマ発光の分光特性をOES(プラズマ分光計測)で調べた結果を報告したものとなってます。
こちらも、世の中に出るまで少々時間はかかりましたが、最終的に実験結果がよく生かされた内容として、ベストを尽くしてまとめることができたのではないかと思っています。
今回の論文と前の論文、ひとつのシリーズものとなっていますので、広く多くの方々に読んで頂けることを、心より願っております!
さて、次なるは中込君のDOMS研究を扱った修士論文の内容を学術論文として世に出す番ですね。間髪入れずもうひと踏ん張り、がんばります! (2021年5月21日記) 祝・学術論文掲載☆第2弾今からおよそ3年半前に、今は卒業して研究室OBとなった西田君(当時M1,2020修士修了)、中込君(当時B4,2020修士修了)、平井君(当時B4,2018卒,現潟Aヤボ)ら3名が、
高出力パルスマグネトロンを用いて見出したArガス圧に強く依存する奇妙な放電遅延現象について、先週、ようやく学術論文として世に出すことができました。
掲載まで時間は多少かかりましたが、当初、放電プラズマの中で一体全体何が起こっているのかさえ見当がつかなかったこの現象について、
学部生の渡部君(2019卒)による卒論での放電時定数測定&統計学的解析法の導入、次いで修士の西田君による修論でのアノード形状に対するの電磁場解析を含むAr圧力依存性に対する包括的な検討によって、
その放電ダイナミクスを詳らかに追究することが叶いました。現在、これに関する続報も鋭意準備中です。また、研究室で見出されたこの放電遅延現象については、
中込君が修論研究の中で行った飛行時間質量分析計を用いたプラズマ診断においても、DOMS(深振動マグネトロンスパッタリング)の生成と深い関わりを示す新たな結果が得られています。
今後は、これらの結果を足掛かりとして、パルススパッタリングプラズマの生成機構の解明およびその制御へと、この現象論をどんどん応用していく所存にございます。
研究室OBの皆さんも今後の研究展開を、ぜひぜひ楽しみにしていてください! (2021年4月27日記) 2021年度 科学研究費に交付内定(新規採択)!年度改まった4月1日、昨年秋に申請書を提出していた科研費がどうなったのか、恐る恐る日本学術振興会「科研費電子申請システム」のウェブを開いてみたら、
不採択であった例年とどこかウェブページの様子が異なっていたので、最初は「ん?」、そして徐々に「もしや!?」という気持ちが。
確信が持てなかったので、科研費申請を管理してくれる学内の事務部に半信半疑で電話してみましたら、事務の方が「實方先生、基盤研究(C)が交付内定されてますよ。おめでとうございます!」と。
まさに、「わぉ!」の瞬間でした。数えてみれば実に13年ぶりの採択(研究代表者として今回で4回目)でした。それはそれは、ひと昔前ですね(汗)。
この採択は、共同研究者、協力研究者の先生方のご協力あっての賜物です。
貴重な国税を研究費として3年間受給させて頂ける栄誉、そしてそれと同時に「それに見合った成果を出せなくては」という身の引き締まるような思い。
成果を何とか得られるよう、精一杯頑張らせて頂く所存にございますので、今後ともご協力、応援のほど、何卒、よろしくお願いいたします。 (2021年4月6日記) Top Page & What's New 2020仙台往復新年度迫る3月27日に、次年度の研究で用いるパルスYAGレーザー励起色素レーザーを共同研究先である東北大学理学部 美齊津先生の研究室より、研究費節約のため自家用車で移送しました。
朝3時起床4時出発での仙台往復865kmの道のりは長かったです。帰路は、レーザー光学系に振動を与えてはいけないので高速道路を80km/hの低速巡行を心がけ、首都高は道路の継ぎ目の段差振動が気になるため使わず一般道を走行するなど、
細心の注意を払って戻ってまいりました。その甲斐あって、損傷も見当たらず無事に工芸大に設置することができました。移設にご協力頂きました大下先生、院生の小湊さん、ならびに美齊津先生、ありがとうございました。
いよいよ次年度より開始するプラズマ診断へのレーザー分光の導入、とても楽しみです! 共同研究のほど、今後ともよろしくお願いいたします。 (2021年4月1日記) 2020学位授与式本日、2020年度工学部学位授与式が行われました。昨年度はなかった体育館での式典、今年度は行われました。
しかし、式終了後の駅前ホテルでの謝恩会はなし。残念だけど、それもやむなし。結局、2年連続で卒業生の送別会もできませんでした。
コロナ禍が明けたら、できなかったこの2年分の研究室送別会を、まとめて盛大に本厚木駅前で行いましょう!
解禁時が来たら必ず皆に声を掛けます。それまでの辛抱かな。
卒業生諸君の仕事の話、活躍談を聞かせて頂ける日を楽しみに、自分はここでがんばります。 皆も、コロナにはくれぐれも気をつけながら4月からのお仕事を、それぞれの場所でがんばってください! (2021年3月22日記) 2021春季オンライン応用物理学会で研究発表本日、M2の中込君が、応用物理学会第68回春季学術講演会の分科会:プラズマエレクトロニクス(セッション:プラズマ生成・診断)において、
Zoomによるオンラインでの学会発表を行いました。大学院修了間際の貴重な学生最後の春休みに、学生最後となる学会発表を、研究グループを代表して立派に務めてくれました。
今年に入ってからずっと続いていた休日返上の日々も、本日で終了です。見事に有終の美を飾ってくれたと思います。
3年生後期に研究室配属されてから、かれこれ3年半。今では中込君もすっかりタフガイです。
何ごとにも努力を惜しまない努力家の中込君です。今後の実社会での活躍を楽しみしています。
お疲れさま、そしてこれからも頑張ってください! (2021年3月18日記) 修士論文完成!本日無事に、研究室の二人の院生西田君と中込君が修論を大学に提出しました。
本日16:00が提出期限のところ、写真・教務課の時計の針は15:25を指していますが(汗)、間に合ってしまえば万事OKです。
土日返上を重ね、よくぞここまでがんばり抜いてくれました。
その甲斐あって、修士論文はとてもすばらしい仕上がりです。二人とも、4年生の頃とは見違えるほどの実力が備わったことでしょう。
いろいろと大変だったと思いますが、ここに至るすべての作業・道程が「修士(Master)」として、今後役立ってくるはずです。
あとひと月もすれば社会人デビューですが、心配ご無用。これからもこの為せば成るの調子で、がんばるのみです! (2021年3月5日記) 卒業論文完成!4人揃っての卒業論文の完成、おめでとう! 充分に時間を割けないコロナ禍の中での卒研は、共に大変でした。
しかし、ちゃんと卒業論文の完成に漕ぎつけたのは、皆さんのラストスパートの頑張りに他なりません(院生には、大分お世話になりましたm(__)m)。
残すは今週の引継ぎのみ。それが済んでしまえば卒業式まで残り僅かな学生生活だけど、あとは心置きなく好きなようにお過ごしください!
「終わりよければすべてよし」、今年もすばらしい卒論が仕上がりました。4年生諸君、お疲れさまでした! (2021年2月16日記) オンライン修士論文発表会2020本日、大学院電子情報工学専攻の修士論文発表会がMeetを用いてオンラインで行われました。インフォマティクス&エレクトロニクス分野のMeetにて、当研究室からは西田君、中込君両君の発表が15時過ぎからありました。
ここ数日間、睡眠時間を犠牲にしての準備はかなり大変だったようですが、二人ともここまでよくがんばったので、とてもいい発表ができたと思います。
はじめはどこから手を付ければいいのか途方もないと思えた目の前の黒い山のような塊に対しても、「為せば成る」の気持ちで一意専心・一心不乱に取り組めば、かならずや結果にたどり着くことが叶う、ということです。
そして、大事なのは今回の頑張りを忘れないことです。この頑張りを、あるいは今回自分の発揮した馬力を10として、「あのときの頑張りに比べたら、これしきのこと5の頑張り充分クリアできる!」と自分の中で基準化し、
社会人となってもその調子で頑張って欲しいと願っています(お二人ならきっと大丈夫!)。 今日は、そしてこの2年間、本当にお疲れさまでした!
おっと最後に、完璧なる修論の仕上がりを待ってるぜ。汗&笑 (2021年2月12日記) オンライン卒業研究発表会2020本日、電子機械学科の卒業論文発表会がMeetを用いてオンラインで行われました。とうとう今年度は、始まりから終わりまでオンラインづくしとなってしまいました。
追い込みの時期にあっても研究室の利用は平日のみの20:00までと限られた時間の中で、卒業論文を書き、卒業論文発表会のスライド作成し、発表練習をするというのはなかなかきつかったね。
直前までどうなることかと思いましたが、それなりに時間通りの発表ができてよかったと思います。本日、頂いた貴重な質問内容をしっかりと考えて、一週間後に本提出となる卒論にその回答をしっかり反映させましょう。
さすれば、4年生諸君は晴れて人生最後の春休みを謳歌できます(コロナ禍につき、卒業Goto旅行はできないかもしれないけど・・・)。
卒論提出&卒業まで、あとひと踏ん張り! がんばりましょう。今日は本当にお疲れさまでした。 (2021年2月9日記) HiPIMS Today今週20日(水)から22日(金)の3日間、IUVSTA(国際真空科学、技術、および応用のための国際連合)が主催する
オンライン国際ワークショップHiPIMS Todayに参加させていただきました。
HiPIMS(大電力パルスマグネトロンスパッタリング)の研究に携わる世界各国の大学や企業から約190名の方々が、ワークショップのZoomに一同に集いました。
このワークショップは、毎日、UTC(協定世界時)6:00に開始です。すなわち、JST(日本標準時)では15:00の開始となります。
ですので、ヨーロッパの先生方は早朝寝起きとともにワークショップが開始するため、Zoom参加者の背景に映る窓の景色がまだ夜中のように真っ暗なのです(こちらはひと仕事終えた遅い午後なのにね)。
早朝スタートなので、毎日参加人数は少なめに開始し、ヨーロッパに朝日が昇り背景に映る窓が明るくなるにつけ、ぐんぐんと参加者数のカウントが伸びてくる様子はなかなか愉快でした。
しかし、早朝参加のヨーロッパ勢、日が落ち夕刻を迎える頃より参加するアジア勢が、Zoomの中で全球を覆うネットワークでタイムラグなしで繋がってることのなんと不思議なことか。
この1年でオンラインの世界に大分慣れたつもりではいたけど、全世界同時オンライン会議となると、オンラインの世界においてはまた一つ近未来現実への階段を上るような体験をさせて頂きました。
ワークショップの内容としては、コロナ禍で不自由な中でも世界各国の研究者が、しっかり研究のコマを進めていることに感銘を受けた次第です。
院生の西田君、中込君と一緒にZoomの中の最新のHiPIMS研究の発表を聴講させて頂きました。
もしかしたら、今後、国際会議の在り方も、飛行機で現地に行って発表する形式とオンライン形式とに分かれてくるかもしれませんね。
今回は、本来対面で行われる有料参加のThe 96th IUVSTA Workshopが、コロナ禍中とのことでIUVSTAの粋な計らいによる無料参加のオンラインワークショップHiMPIMS Todayとなった訳ですが、
閉会の辞では早くも第2回を望む声も出ていました。時代は、世界の研究発表の場においてもハイブリッド化(オンラインと対面)を急速に取り入れていく方向に進んでいくようです。 (2021年1月24日記) 松本先生、研究室に!今週金曜日午後、本学化学・材料コースの松本里香先生が、グラファイト層間化合物(GIC)の反射スペクトルを測定するため当研究室に来られました。
現在、松本先生が研究代表者としてまとめられる私立大学研究ブランディング事業(本学色の国際科学芸術研究センター:通称Col☆lab)内担当研究
「黒鉛層間化合物の色標本の作製 ―色の分析とその活用―」に、
共同研究者として自分も参加させてもらっております。鉛筆の芯に使われるグラファイト(黒鉛)は黒灰色で、シート上のものだと黒銀色のような金属光沢を持った材料なのですが、
松本先生は、そのようなグラファイトを真空中で金属と反応させることで平面構造をもつグラファイトの層間に金属原子を入りこませたようなGICを合成する著名な専門家でいらっしゃいます。
このGICは、金属原子が層間が入ることよって金色や青色に輝く材料に変化するようなのです(中には、ピンクやオレンジの金属光沢をもつGICもあるみたいです!)。この研究プロジェクトを通じて、
松本先生は、反射スペクトル測定を用いた科学的評価によってGICの色を万国共通化するため、世界に未だ例のないGICの色標本の作成を試みようとされています。
金属光沢がとてもきれいな材料ですが、多少表面が粒々していたり、真空封じされた反応セルの中にGICがあったりするので、
反射スペクトルの測定にも少し工夫が必要かもしれません。しかし、研究熱心な松本先生にかかってしまえば、近いうちに見事な反射スペクトルがお披露目されることになると思われます!
自分は、GICのことはずぶの素人でどれほど松本先生のお力になれるか分かりませんが、
少しでも満足な反射スペクトルが測定できますよう微量ながら協力させて頂きますので、よろしくお願いいたします。
また、卒論で切羽詰まってきたうちの卒研生たちも「里香ちゃんに会いたいな〜」と口々に言っております(人気ですね!)。
松本先生がうちの研究室にちょっと寄って頂けるだけでも、癒し効果は絶大です!
卒研生諸君の卒論執筆もはかどるかもしれません。
是非是非、研究室の測定器をどんどん利用して頂けることを願っています! (2021年1月24日記) よいお年を!この年末、来年に備えた光学部品の棚卸を行いました。いよいよ来年、当研究室はレーザーの本格導入により“レーザープラズマ診断”元年を迎えることになりそうです。
3年前にパルススパッタ装置が研究室で初稼働してから院生の西田君が中心となって研究を軌道に乗せてくれました。そして質量分析計は昨年度の初稼働から院生の中込君が中心となって研究を軌道に乗せてくれました。
そして、来年はこれまでの目標であり装置の集大成となるレーザー分光法の導入による、これら手法の三位一体を図ります。ここまで二人のM2の頑張りにより、研究が順調に立ち上がってきました。
そして来年、当研究室はまたひとつ大きな研究の山場を迎えることになります。
西田君、中込君のように、研究室で一緒に頑張ってくれる次なるエース学生が彗星のごとく現れることを期待しています(冗談でなく、それはまさに『エースをねらえ!』の世界ですぞ!)。 (2020年12月30日記) 2020研究室納め@クリスマス本日、2020年の研究室納めをしました。例年27日か28日に行うのに今年は、明日から年末年始の期間中、学部生が入構禁止となることもあり、
異例の早さでクリスマスに研究室納めを行うこととなりました。研究室メンバーに、廃棄申請した大きな棚の運び出し、掃除機掛け、埃落とし、ゴミ出し、片づけ、カレンダー交換などしてもらい、
今年も無事に研究室納めすることができたので、来年を気持ちよく迎えることができそうです。コロナ禍のために今年の4年生とは、忘年会はもとより内定祝い、暑気払い、3年生配属歓迎会等々、
一切の飲み会を行うことが叶わなかった寂しい年になってしまいました。
せめてもの罪滅ぼしに、クリスマスでの研究室納めなので、(感染には充分気をつけながら)野郎ばかりではありましたがケーキ&紅茶でささやかなクリスマス茶会を行い、今年のお開きとあいなりました。
年明けて残すところ卒論発表会、卒論提出とゴールは目前、コロナに気をつけながらみんなで乗り切りましょう! では、メリークリスマス&よいお年を! (2020年12月25日記) 2020PJ実験(ほぼ無観客)成果発表会本日、電子機械学科としては最後となるPJ実験(研究室配属3年生必修実験科目)の成果発表が、ほぼ無観客状態にて行われました。
発表会の形式は、先生たちのいる611教室に発表研究室のメンバーが赴いて先生たちの前にて発表し、
発表でない研究室の学生は配信されるビデオを研究室でオンライン聴講する、という変則オンライン方式でした。
コロナ禍で、PJ実験の時間が充分に取れない中、うちの研究室のPJ生も含め、みんなよくがんばったと思います。
PJ実験の経験を、来年度の卒業研究にしっかり生かして欲しいと思います。
本来なら、一生懸命がんばったみんなと忘年会でパーッと大騒ぎしたいところですが、
この年末はそんな風に労をねぎらうことも叶いません。誠に、残念無念ではありますが、
コロナにはくれぐれも気をつけて、年末年始はオンライン疲れの回復を図るべく静かに休息をとりましょう。
PJ実験、お疲れさまでした。メリークリスマス&よいお年を! (2020年12月23日記) 喜・卒業生の訪問!アップが遅くなってしまいすみませんでした。村上博一君(高橋研@応用化学科2007年卒)がコロナ禍の中、
サイクリング途中に研究室を訪問してくれました。今は日本の中のアメリカで働く村上君がまだ学生だったときには、
自分は応用化学科の有志野球チームの「監督」をやらせてもらったり、チームメンバーたちと大和でお好み焼を食べたり、
あるいは気のいい大将のつくる美味しい中華を食べに昌華楼に行ったり、
町田まで大竹君と3人でふぐを食べに行ったりと、とにかくよく一緒に遊んだね。
今では、ひとむかし前の懐かしい思い出です。また、遊びにきてください。
Yes,Sir村上君もコロナにはくれぐれも気をつけて、お仕事がんばってください!...-..--- (2020年12月14日記) YouTubeデビュー大学の入試広報課の研究室紹介の取材をお引き受けしたところ、
業務とはいえ自分も、つ、ついに2020年10月1日未明にYouTubeデビューしてしまいました(汗)
オンライン授業に関するよくある雑感について述べさせて頂きましたが、
取材を受けるとこんな楽しい動画に仕立てることができるんだ〜、
と入試広報課のスタッフさんの編集能力の高さに感心させられる次第ですあります。
私のようなつまらぬ素材にもかかわらず、入試広報課のスタッフさんには、大変お世話になりました。
ありがとうございましたm(__)m
まだご覧になっていらっしゃらない方は、是非一度、ご笑覧ください! (2020年10月20日記) PJ実験2020@實方研究室(3年生研究室配属)電子機械学科3年生の後期必修実験科目「電子機械実験U」(通称:プロジェクト実験/PJ実験)で、
本日より当研究室に4名の新メンバーをお迎えしました。
芸術学部の転用品で研究室家具(机・椅子)を一新するため、配属早々に家具約30点の移設作業を手伝って頂きました。
3年生・4年生・院生、みなさんのマンパワー&トラックの出動により、短時間で一気に10号館に運び込めることになろうとは正直思っていませんでした。
ご協力頂き、ありがとうございました。古い机等の廃棄作業でも、また少しお力をお借りしますが、何卒、よろしくお願いいたします。
とにかく、コロナ感染拡大が問題になって以来、院生・4年生・3年生合わせて10名もの多人数が研究室に集ったのは、初めてのことです。
最も研究室が「密」化しました(汗)。来週以降は、上級生の分散登校を取り入れて行きますので、今日ほどに密な状態になることはないので、ご安心ください。
今年は、コロナ禍で歓迎会で出かけることもままならないですが、みんなで仲良くプラズマについて基礎から勉強しましょう! どうぞよろしく! (2020年9月30日記) 2020秋季オンライン応用物理学会で研究発表本日、応用物理学会第81回秋季学術講演会の分科会:プラズマエレクトロニクス(セッション:プラズマ生成・診断)において、
Zoomによるはじめてのオンライン学会発表を体験いたしました。
ウェビナーでプレゼンすることにおいて、Meetは普段から授業で使い慣れているもののZoom利用経験はまだほんの数回目なので、正直少し緊張しました。
顔出しを忘れていたものの(故意ではないですよ。笑)、無事に講演を終えることができて「ほっ」としました。
そして何より、北は北大から阪大を経て、南は九大に至るまで全国の数多くの院生たちがコロナ禍をものともぜずに推し進めてきた研究の成果をオンライン発表している姿には、「なんと立派なことだろう!」と心より感心させられましたm(__)m (2020年9月8日記) 4者共同研究オンライン打ち合わせ(1)今年度もまた安城市ものづくり企業研究開発推進事業補助金の交付のもと4者共同研究事業(潟Aヤボ/研究代表・東北大学理学研究科・豊田理化学研究所・東京工芸大学)に参加させていただけることになりました。
しかし、今年は新型コロナ感染症のため、愛知県・仙台市・厚木市を研究拠点とするメンバーが一同に会して研究の打ち合わせを行うことができないので、その代わりにMeet上でオンライン研究ミーティング(第1回)を行わせて頂きました。
すでに前期が終わってしまいましたが、後期に向けこのコロナ禍においても可能な範囲で取り組むことのできる研究についての申し合わせを行わせて頂きました。
打ち合わせの最後に、webカメラを利用した簡易ヘッドカメラにて遠隔実験(遠隔操作)の可能性を試してみたい、とご所望でしたが、
何故かPCの音声が飛んでしまい思うように試すことができずに申し訳ございませんでした。再チャレンジにやぶさかではございませんので、またの機会に試してみましょう! (2020年9月7日記) 伝説のOB来訪!昨日、当研究室のOBにしてシンガーソングライター兼俳優(劇団ひまわり所属)としてがんばっている佐藤貴章君(2008年度ナノ化学科卒)が、
工芸大厚木キャンパス構内にあるご神木えんのきを背景に実に12年ぶりに宣材写真を撮りたいとのことで、研究室に来てくれました。
カメラマンは私が務めさせて頂きましたが、短時間とはいえ残暑厳しい炎天下の中での撮影はモデルさんにとってもカメラマンさんにとっても過酷な作業だと思いました。
写真撮影を終えてクーラーの良く効いた研究室に戻ってアイスクリームを食べながら現役の後輩たちと懐かしい昔話に興じたあと、
シンガーソングライター佐藤の伝説的オリジナル楽曲「えんのき」・「わらび道中」・「線香花火」三部作の生歌を(ソーシャルディスタンスはしっかり保ちつつ)披露して頂きました。
久しぶりに佐藤君の歌を聴いてみて、在学当時に比べて、俳優業を務めることで歌い方やギター演奏に抑揚・強弱の効いたメリハリのある表現力が歌に備わってきているような気がしました(素人が評する僭越をお許しください)。
それと今回、キャンパス内に自生するハーブティー用のセージを佐藤君にくれた教務課長さんからの作曲オファー“コロナ禍下における人々への応援ソング”の宿題についても、
どんな曲ができるのか楽しみしてるよ!
新曲のお披露目を兼ねて、また厚木キャンパスに遊びにきてください! (2020年8月29日記) 電磁場解析ツール講習会8月17日10号館5階セミナー室にて、潟~ューテックさんに有限要素法(Finite Element Method: FEM)による電磁場解析ソフトウェアμ-Excelの
講習会を研究室の大学院生向けに行って頂きました。当研究室において、電磁場解析の導入は初めてとなる試みですが、
高出力パルスマグネトロンスパッタリングに用いるカソードの電磁場解析をμ-Excelを用いて行い、
スパッタリングにおける放電特性について数値実験から新たな知見を得たいと考えています。
このようなきれいな七色の階層マップピングを、いつか自分たちの研究でも描いてみたいなと思っていました。
さて、実際の実験結果と数値実験の結果の間にどんな対応を見ることができるのか、ちょっとワクワクします。
結果はそのうち。乞うご期待! (2020年8月19日記) オンライン女子会@電気電子コース今年度はコロナ疫禍に見舞われ学事スケジュールがずれ込んでいるため、
前期授業は今週ようやく最終週を迎えました。工学部の電気系といえば女子学生の少ない最たる学科のひとつに数えられますが、
昨年度からのコース制で電気電子コースとなってから、中学高校の数学教員免許を取得できるということもあって、
少しずつ女子学生が増えつつあります。そうはいってもまだまだ少ない電気電子女子が、
オンライン授業で入学以来、いまだ一度も互いに顔を合わせたことがないというのでは、さぞ心細かろうと、
授業でお世話になっているグーグルMeetを用いて、8月11日にオンライン上で電気電子女子1年生の女子会を開催しました。
はじめは初対面で多少緊張もあったようですが、電気電子女子のグループLINEも作れたようですし、
同じコース内に友人をつくることもできて後期のオンライン授業に向けて少し心強くなれたのでは、
と企画した者としても多少安心しました。
オンライン上での大学生活は、後期も続きます。大学生活の充実という意味では、
ほんのちょっとの一歩前進といったところですが、みんなで仲良く頑張ってください! (2020年8月13日記) 新型コロナウイルス心覚え(第6報)本日、東京都の新規感染者数が300人に迫る286人と報道があり、
しばらくオンライン授業で手一杯でずっと気になっていたのですが手を動かせずじまいになっていたコロナ感染数のセカンドピークに向けた再計算を慌てて行ってみました。
結果、奇しくもこのシリーズ第4報(5月9日篇)で述べた北海道におけるファーストピーク(2〜3月)に対するセカンドピーク(4月)の増加比と酷似する850人越えの4倍強という値がはじき出されてしまいました
(こんなあな恐ろしき数字は、取るに足らない過剰見積もりの産物に過ぎないことを祈るばかりです)。
(2020年7月16日記) 学生実験用宇宙船スプレッドシート号・発進!4月はじめにオンライン授業の実施が決定されて以来、ふた月弱の間準備を重ねてきた今週の工学基礎実験が、自分が主担当を務める実験テーマでした。
大学には入学したものの未だ厚木キャンパスにも来たこともない、互いに対面したこともない今年の新入生に、どのように「大学生になったことを実感」し、「実験を体験」してもらうか、
正直、頭をかかえてしまいました。自分の担当する「単振り子を用いた重力加速度の測定」という実験は、自分自身も大学1年生のときにボルダー振り子を用いて重力加速度を求めましたし、
いつの時代でもどこの大学でもよくあるごくごくありふれた教養物理学実験のテーマのひとつであります。しかし、オンラインすなわち遠隔指導で、かつ120名もの多人数を、
回線の中で一斉にコントロールし、授業を、しかも実施を放棄した大学も数多いといわれる中での実験授業を成立させるというのは、オンライン会議というものをコロナ禍になるまで未経験だった者にとって、
またこれまでの対面式の教育方法論にどっぷり浸かってきた者にとって、まさに「無から有を生む」ほどの発想の転換を迫られるほどの難事業であると思えました。
途方に暮れ、何週間ものあいだ何ら構想すらまとらず、ただ刻々と時間が行き過ぎるのに、大きな焦りを覚えました。
そんなとき、日々、教務課や就職課からデータ入力を依頼されるGoogle社スプレッドシートを利用した表計算シートにデータを入力していて、ふとおもしろい発想が頭に浮かんできました。
当大学では、昨年度よりGoogle社のG Suite(G Suite for Education)を導入し、事務・教学ほぼすべてにおいてデータや資料のクラウド共有化が促進されました。
そしてまた、まるでこの時期を図ったかのように今年度より新入生のノートPC必携化にともない学生もまた教職員同様にG Suiteの情報環境で学ぶこととなっていました。
G Suiteの中の一つであるスプレッドシートは、Microsoft社のエクセルと機能的にはほぼ同じといえるような表計算ソフトウェアです。
しかし、スプレッドシートとエクセルには、両社の開発思想に関わる大きな操作上・機能上の違いが2つあるのです。
スプレッドシートがエクセルと大きく異なる点は、1つは自動保存機能、そして2つ目は多人数でも可能な共有編集機能です。
エクセルに慣れ親しんだ者が、必ず「え、自分で保存しなくてもいいんだ?!」と一度は戸惑うスプレッドシート(G Suiteソフトウェア全般の)あるあるのひとつでもあります。
ここまで読んでくださった勘のいい方でしたら、私の思いつきがなんであったのか既にお察しのことと思います。
そうです、2つ目の共有編集作業の利用により、「教員と受講者が同時に1枚のスプレッドシート上に入室し、
実験結果のデータ入力・計算・解析をリアルタイムでモニターしながらに同時に一斉実験を運用できるのでは?!」に思い至ったということであります。
少し大げさですが、まさに「オー、マイガッ!」の瞬間でした(笑)。
GW中に徹夜しながら動画を撮影したりしているときは、まだここまでの着想には至っておらず、ただぼんやりと「計測写真や動画を見せて、解析してもらえばどうにかなるかな」って思ってたくらいですから、
2週間前にこのスプレッドシートの着想を得てからは一気に方針も固まり、準備に取り掛かることとなりました。
とはいえ、着想は得られたものの事務から送られてくるスプレッドシートにデータを記入するだけで、それまで自らはスプレッドシートを「空白」から開いたことすらなかったというのが実のところでした
(自分で表計算シートを起こすときは相変わらずエクセルユーザーのままでしたから。汗)。
恐る恐るスプレッドシートを「空白」から開きテストシートを作り、研究室の院生西田君と中込君にお願いして、スプレッドシートの共有編集を3名で試してみたのです。
そうしたら、色の違いで入室者を識別する西田君と中込君のセル枠が、ひょこひょこひょこっとスプレッドシート上をお散歩してるじゃないですか!
それはまさしく、2度目の「オー、マイガッ!」の瞬間でした(笑)。
急いで、学生実験で使う試運転用のスプレッドシートを用意し、Googleクラスルームにアップし、工学基礎実験(一斉実験)担当の先生、TA4名総勢10名(「工学基礎実験(一斉実験+ローテーション実験)」とは、
情報を除く工学部全コースから総勢20名の教員が関わる実験リテラシーの習得を目的とした実験授業であります)にお願いし、試運転と動作の検証に取り掛かりました。
みなさんの意見を取り入れ、リリースとなる25日(月)の前夜24日(日)には「行けそうかな」、「明日やってみましょう!」ということで、
学生を搭乗者に重力加速度探査というミッションを行うための宇宙船スプレッドシート号は完成し、翌朝1時限目に「発進!」予定とあいなった訳です。
しかし、この決断の中には、1点の大きな賭けが含まれていました。
それは、「スプレッドシートは、一体何名まで同時に共用編集が可能なのか?」、「受講者、教員、TAを含め少し余裕を持たせて130名で動くのだろうか?」という授業成立の根幹をも揺るがす未知の大問題でありました。
「行けるんじゃないかな」、「操作は重たくなるけど行けるかも」という印象はあるものの、誰も(すくなくとも工芸大では)経験のない未曾有の類のことでありました。
そして、とうとうはじめてオンラインで運用する朝を迎えてしまった訳です。
この回の授業では、実はもう一つの試みへの見極めが、託されていました。
オンライン工学基礎実験は、G Suiteの中のMeet(ビデオ会議ソフトウェア)を用いて双方向型授業を可能とするテレカンを教室(Meet教室と称す)にみたてて、
Googleクラスルームを介して事前配信されるPDFのテキスト資料、MP4の動画資料、
テストや理解度確認のためのGoogleフォーム等を参照しながら授業が進められていきます(教育における近未来化は日々加速しています)。
Meet教室の中では、画像、音声やチャットによりコミュニケーションを図ることがことが可能です。
しかし、基本的にはスピーカーとなる教師役は、1Meet教室あたり1人でなくては音声の混線を免れません。
そこで、工学基礎実験を共同運用する越地先生より、Meet教室3分割案がご提案されました。
その1週間前に、Meet教室間の移動を試みましたが、回線の負荷の問題およびMeetの人数制限により、1回目のチャレンジは上手くいきませんでした。
そこで、今回はリベンジをかけて分割&時間差ログイン方式を取って敢行してみることとしました。
120名を3分割して、40名をひとグループとして、ひとグループずつ別のMeet教室に移動して移動の完了をみて、次のグループを順次移動させるという方式です。
実際、この手法は功を奏し、無事に120名を40名×3Meet教室に移動させることに成功しました。
さて、次なる大一番は、スプレッドシート号への搭乗です。
各Meet教室の先生から「スタンバイOK」の連絡を頂き「ラジャー」と答え(←話作ってます)、3つのMeet教室にいる学生のスプレッドシート号への搭乗作業に入りました。
ここでも回線への負荷を考慮し、慎重を期して各Meet教室ごとに段階的にスプレッドシートに搭乗してもらいました。搭乗を開始すると、
第1教室の搭乗が無事に済み、次の第2教室の搭乗もOK?、ただし「おや、少し重いぞ?」、では最後の第3教室の搭乗、そしてここでついに
「搭乗できません」、「搭乗できません」、「搭乗できません」、「搭乗できません」・・・のアラートが鳴りっぱなしの状態に・・・、ついに「パンクか!」。
そしてそれはまさに、3度目の「オー、マイガッ!」の瞬間でした(笑)。
そうです、学生120名の搭乗を試みたスプレッドシード号母船計画は、授業内にことも無惨に潰えてしまいました。
しかし、長年オムニバス講義「現代社会と人」で「(井上雄彦さんのバスケット漫画)スラムダンクの読み方」をレクチャーしてきた自分がここであきらめたら
「やーい、スラムダンク読みのスラムダンク知らず」とこれまで講義を聴いてくれた多くの学生・卒業生たちから揶揄されてしまうではありませんか。
「あきらめたら、そこでゲーム終了ですよ(安西監督)」、「おう、おれは三井、あきらめの悪い男」・・・みたいな。
まだまだあきらめられませんよ! そうなることも予想して母船には、予めシールド隔壁を2枚、すなわち母船を3つに分割できるように準備しておりました。
この伏線作戦の実行により母船の隔壁を降ろし、3分割されたスプレッドシード号子機に学生・教員・TA約40〜50名を無事に搭乗させることが達成できました。
初回時こそ30分のロスタイムがあり、途中何度も冷や汗を掻かされたもののスプレッドシード号子機の発進に至ってからはまずまず順調で、
各々のMeet教室で、各々の重力加速度探索のミッションが一斉に開始される運びとなりました。
実験では、糸やおもりの直径を用意していた写真画像から目盛を自ら読み取ってもらい、また用意していた振り子の実験動画を見てもらうことで、
各自で用意したスマホのストップウォッチアプリを用いてスプリットタイム・ラップタイムを自ら計測し、
測定データを自分の学生番号の割り当てられたワーキング列に入力していきます。それらのデータをもとに各ステップに応じた計算を行う、という感じでこのオンライン実験は進みます。
下の写真(Meetの共有画面に映るスプレッドシート号のスクリーンショット)で示したように、スプレッドシート号では同じシートに搭乗した40名すべての進行状況を教員・TAすべてで情報共有することができます(写真よりも、もっとシートを縮小すれば、ですが)。
計算作業が進まず困っている学生のセルのところに自分のカラー枠を持っていき、そこでチャットや音声を通じて個別指導をすることも可能であるということです。
(2020年5月30日記) 2020年度スタートと新型コロナウイルス(第5報)今週の月曜日、ついに政府から全国緊急事態宣言の全面解除が発出されました。
それに先立つこと、5月11日(月)の朝が、その前の週と朝の道路交通事情が明らかに異なっていたことを明確に覚えています
(オンラインで行う学生実験の準備は、さすがにテレワークではできないこともあり、その準備ため毎日大学に車で通勤しておりました)。
予定されていた5月14日の政府の発表で「いよいよ緊急事態宣言が解除されるのでは!」という期待感から、
厚木市民・厚木市生活圏内の人々の活動量が一気に増大し、
その月曜の朝の通勤ラッシュはコロナ以前とほぼ同じ様相を呈したものと考えられます。
いつも朝に利用しているコンビニも、前の週までガラガラだったのに駐車場が一杯で車を停めることすらできなかったので、
このときに感じた大きな違和感のため、その日の朝のことはことのほかよく覚えています。
そんな「あれ、緊急事態宣言どこに行っちゃたの?」という違和感を感じた5月11日の朝から丁度2週目が、今週に当たります。
東京と厚木(厚木は東名自動車道と国道246号で都内に直結している街です)の差はありますが、
全面解除の25日(月)を境に、再びわずかながら上昇トレンドに入っているような気がするのは、自分だけなのでしょうか?
そんな中、東京工芸大学は在学生・教職員一同の身の安全を最優先し、前期期間中の教室で行われる授業を全てオンラインで行うことを英断し、
本日づけで在学生に告知を行いました。
在職者がいうのは少々おかしなことではありますが、私自身は誠に懸命な措置であると心より思っております。
その分、教員としては、たとえオンライン授業であっても対面授業と遜色のないよう配信するコンテンツの充実に、
より一層腐心しなくてはならないな、と微力ではありますが身の引き締まる思いで臨む所存にございます。
(2020年5月28日記) オンライン学生実験のための動画撮影この新年度、新型コロナウイルス感染予防のための緊急事態宣言の発出により、学生がキャンパスに来て授業を受講できない事態となっています。
授業をなす講義だけでなく、実験・実習もまた対面授業を避けて、オンラインによって授業を成立させられるよう大学からは各教員に要請がなされています。
目下、自分も来週月曜日のオンライン授業開始に向け、講義・実験の配信資料の作成に鋭意努めております。
先週末、研究室にあったスポーツ撮影用の「GoPro HERO3」というカメラを用いて、急遽あり合わせの機器で簡易撮影スタジオを作って、
1年生のための「工学基礎実験」で自分が担当する「単振り子を用いた重力加速度の測定実験」の動画撮影を敢行いたしました。
監督・脚本・主演・小道具・照明係・モニター係を、「密」を避けるためとはいえ、すべて一人での自作自演撮影が、
初めての経験だったこともあり、いかに神経を使うものであるのか体験してはじめてその難しさを実感しました(「俳優さんや映画監督さんってすごいな!」と)。
失敗を重ねることテイク15でようやく監督(自分ですが。笑)からOKを出してもらいましたが(セッティングが全て整い夕方から撮影に入り、
テイク15でようやく撮影の出を迎えた時は、翌日の朝日まで出迎えてくれちゃいました)、
セリフ原稿を用意していたものの、
アクションとセリフのタイミングを自然にリンクさせながら演じることの、いかに難しいことか!
活舌の悪さ、繰り返し、噛み、パーフェクトを目指すには、時間がいくらあっても足りず、講義の配信資料作成も同時進行で進めなくてはならない今、
素人感丸出しであっても、多少笑いの要素を残しつつ、ここは孫子の「巧遅は拙速に如かず」という格言を都合のいいように引用させて頂き、
ある程度の出来を持って、自身初となる20分間のショートムービーの完成とさせて頂きました。 (2020年5月4日記) 2020年度スタートと新型コロナウイルス(第4報)今週、政府から全国緊急事態宣言の期間延長が発出されました。
東京都の日別陽性患者数も、一時に比べるとかなり少なくなってきているような気がします(グラフの黄色部分の面積がマイナスに大きく出ています)。
これはひとえに、我慢強く、まじめで律儀な国民性に根ざした「3密回避」と「外出自粛」の効果の顕著な表れに他ならないと思うのです。
しかし、無症状症の感染者数(潜在的感染者数)の把握が確かでない今(口でいうのは容易ですが、検査の充実による科学的データに基づく紐づけが急務かと)、行動規制が一気に緩めば、大きな第2波の襲来を余儀なくするものと危惧します。
東京よりひと足早く感染拡大を経験した北海道の日毎陽性患者数のデータをみると、
現在、北海道が3月初旬を中心とした第1波のおよそ4倍程度の第2波のただ中にあることが分かります。
それを東京に当てはめると、これまでの最大数200人/日×4=800人/日とかいう、「オーバーシュート、医療崩壊へまっしぐら」を想像させるとても怖い数字が見えてきます。
スペイン風邪のときのように、第1波をやり過ごせたという人々の安堵感にともなう「気の緩み」が、第2波という甚大な感染爆発をもたらしたことを常に念頭においておかなければなりません(前回記した「残心の理」を、くれぐれもお忘れなきよう)。
「どうか、第2波という人々の気の緩みが招く一種の人災を回避できますように」と祈りにも似た気持ちで「今少し今少しの辛抱」と自分に言い聞かせながら、まだまだ自分も行動抑制を心がけて行きたいと思います。
みなさんも、一緒にがんばりましょう!
(2020年5月9日記) 2020年度スタートと新型コロナウイルス(第3報)今週、政府から全国に拡大して緊急事態宣言が発出されました。
東京都の日別陽性患者数は、3月28日(土)、29日(月)の都の週末外出自粛要請から2週間を経て、
また3密回避の浸透等によって徐々に新規感染者の発生が抑えられてきているのでしょうか(そう思いたい!)、
今週は当初の試算値との差(図中の黄色棒グラフ)が大きくマイナスの値を示しているのが分かります。
厚生労働省クラスター対策班の戦略的指導方針、緊急事態宣言、外出自粛が三位一体となって、
このまま日々の新型コロナウィルス新規感染者数がプラトー(台状上げどまり)を呈するか、下降領域に入って欲しいと願うばかりです。
新型コロナウイルス感染の下火への強い期待を込めて、本日さらに一つの試算結果をグラフを追加させて頂きました(一番低い山の赤色鎖線の曲線)。 (2020年4月19日記) 2020年度スタートと新型コロナウイルス(第2報)昨日、7都府県に緊急事態宣言が発出されました。東京都の日別陽性患者数は144人と最高値を更新してしまったものの3月30日に試算した予想値(170人)と比べれば小さな値でした。
日別陽性患者数から予想値を引いた値(図中、黄色の棒グラフ)が今週に入ってから比較的マイナスの値となっていたことから「日別陽性患者数が下向き始めて来たのでは」と考えたいところでしたが、
たった今「本日180名以上、更に最高値を更新」とAMラジオからの残念な速報(16時半頃)が耳に入ってしまいました。
「2週間前の週末外出自粛の効果がようやく出始めたか!」とちょっと安心しかけたのですが、残念ながらぬか喜びの可能性もまた出てきてしまいました。
昨日までの値で「もし、下火の兆しが見えはじめてるのなら」という自分の切望・渇望・希望的観測なのかもしれませんが、本日もう一つの試算結果をグラフに描いてみました(低い山の赤色点線の曲線)。
ご参考までに、4月半ばまでの試算値も記しておきます。
不断の経過観察を要する先の見えない日々が続きますが、緊急事態宣言・外出自粛・三密の回避徹底が功を奏し、感染拡大が下火に向かうことを心より祈るばかりです。
(2020年4月9日記) 2020年度スタートと新型コロナウイルス昨日、新型コロナ感染拡大の脅威に晒される中、昨日、大学は今まで誰も経験したこともない不気味に静まり返った新年度を迎えました。
毎晩、「本日の東京都の感染者数が、どうか昨日の感染者数の下回りますように」と祈りにも近い思いでTVニュースを観るにつけ、
素人なりに自分でも簡単な感染者数の予測シミュレーションをしてみようと先一昨日30日に思い立つに至りました。
一次元の問題において、理想気体中の原子同士が一秒間に衝突する回数(正式には速度)は、Bolztmannの気体分子運動論をもとに、彼のMaxwell方程式で有名なJ. C. MaxwellによってGauss分布(正規分布)に従うことが理論的に導かれています。
素人考えではありますが「感染における人と人の接触」を「気体分子運動論の原子と原子の衝突」のアナロジー(類推可)とみなせば、一日の新規感染者数(すなわち、一日における接触回数、原子の秒速に対しては感染までの日速と置き換えてみる)もまた、Gauss分布に従うものと考えました。
東京都が公開している日別陽性患者数のデータを用いて、Gauss分布関数による最適化計算(回帰計算)を行ってみた結果が下のグラフです。 (2020年4月2日記) Top Page & What's New 20197号館撤収ミッション・完遂!本日を持って、慣れ親しんだ7号館2階からの撤収作業が完全に終了したことを、7号館を知る皆様にご報告いたします。
移転は、まず昨年の春休み中に物理研究室(越地研究室&實方研究室)の10号館への引越しに始まり、そして今年の春休み中に行った学生物理実験室の15号館2階(旧メディア画像実験室)への引越しをもって、1年越しでようやく完結をみることができました。
当工学部設立時からのメンバーであられる徳川陽子先生、次いで山田八千代先生の着任当時に購入したであろう現在は使われることがなくなってしまった実験器具から川畑州一先生が用いられていた研究装置に至るまで、今回、新学生実験室のスペース確保の都合上、心を鬼にして多数の機器備品を処分させて頂くこととなりました。
東京工芸大学工学部設立当初から長く続いてきた物理研究室というひとつの伝統に、本当の意味で、本日終止符が打たれたのだ、と思うと感慨も一入です。こののち、7号館自体は部活や学生委員会で用いるクラブ棟に新規改装され、次年度からの物理学実験(現、工学基礎実験)は床も机もピッカピカに改修され、120名での一斉実験をも可能とする仕切りのないフルオープンな新物理実験室で行うことなります(目下、越地研と力を合わせ急ピッチで開室準備を推し進めています)。
そんなこんなで、さようなら〜7号館! されど、7号館は永久に不滅です! (2020年3月30日記) 工学部学位授与式2019新型コロナウイルス感染予防の措置として、今年度の卒業式においては学年全体で集まる式典は中止となりましたが、昨日、学位授与式が行われ当研究室の兼行亮輔君、平山睦大君、渡部達也君、松田広一君らが晴れて学士号を取得・卒業されました。誠におめでとうございます!
今年度は5月に元号が平成から令和に代わり、丁度1年前には7号館から10号館への研究室の移転があり、そして年度末には先の読めないコロナ騒動が起こったりと、まさに変化に富んだハードで劇的な一年間でありました。
そんな中、今年の4年生には研究室の移転や新しい研究装置の立ち上げも含め、大変お世話になりました。この場をお借りして、御礼申し上げます。
来月からは、それぞれに別の道を歩みはじめることとなりますが、卒業生4名の社会人としての洋々たる前途を心より祈っております!
コロナウイルスとの闘いを人類が克服し、安心・安全・安定の目途が立ち、世の中が再び平穏を取り戻すことができた暁には、また皆で集まって互いの無事と近況を報告し合いましょう。
それまでの間くれぐれも体に気をつけながら、お互いしばし自分たちの持ち場において奮闘しましょう! (2020年3月24日記) MGの世界観に触れて年齢を重ねるうちに感受性が鈍化してくるのか、ニーチェの嫌う消極的ニヒリズムにどっぷり浸かっているのか、最近、本を読んでも大きな衝撃を受けることがめっきりなくなってしまったのですが、マルクス・ガブリエルさんの著書『世界史の針が巻き戻るとき「新しい実在論」は世界をどうみているのか』には、久しぶりに頭をパシッと叩かれたような気がしました。
ドイツ・ボン大学の新進気鋭の哲学教授にして、スケボーに乗ってNHKのドキュメント番組『欲望の時代の哲学』に出演して「世界は存在しないよ〜」なんて言ったりして、「おもしろい先生だな」と思って著書を何冊か読んではみたのだけど、自分にはちんぷんかんぷんでした(とりわけ岩波新書の『新実存主義』???)。しかし、噛み砕いて書かれた4冊目にして、ようやくマルクス・ガブリエルさんが何を言わんとしているのか、ほんの少しだけ分かりかけてまいりました。
(2020年3月19日記) 祝・学術論文掲載!!!2017年度から参加させて頂いている三者共同研究(株アヤボ、東北大学院理、東京工芸大工)の初となる研究論文が学術誌に掲載されました。ここに至ることができたのは、共同研究者の皆様のご尽力の賜物にほかなりません。この場をお借りして御礼申し上げます。 (2020年3月6日記) 卒論追加発表会&後期卒論中間報告会本日、追加分の卒論発表会があり、本研究室の松田君が無事に発表を終えてくれました。ここに至るまでには紆余曲折がありましたが、松田君の最後の追い込みはすばらしかったです。
目的とする分光計測の基本的な制御プログラムを松田君が短期間で仕上げてくれました。為せば成る、終わりよければすべてよし、ですね! 4月から社会人になっても、今回の粘りを忘れずにがんばってください!
(2020年2月28日記) 剣道部OB現役交流会剣道部OBの河崎君(光情報2007年卒)が春から米国オハイオ勤務となり、その前にどうしても剣道をしたいということで、OBの牧野君(メ画2008年卒)、鈴木君(生化2016年卒)、そして現役生らと22日(土)にOB現役交流会を行いました。
そしてまた稽古会は、昨年度来危機に瀕していた剣道部を今年度見事に立て直してくれた前主将・林君の労をねぎらう卒業追い出し稽古でもあります。
人数の集まりこそ芳しくなかったのですが、短時間でとても充実した稽古を互いに行うことができました。来年は、もっと多くのOBを募ってこのOB交流稽古会を行いたいと思いますので、皆さん楽しみしていてください!
(2020年2月25日記) 三者共同研究報告会平成31年度安城市ものづくり開発研究補助にかかる三者共同研究の報告会を2月14日の午後より10号館5階セミナー室にて行いました。
東北大学から美齊津文典先生、大下慶次郎先生、(株)アヤボより塚本恵三社長、戸名正英氏、平田直之氏がご出席くださいました。また、本研究の研究アドバイザーとして豊田理研の冨宅喜代一先生もご出席くださいました。
今回はじめて冨宅先生、大下先生、平田さんと三名の先生方を当研究室にお招きできるとあって、この会の日程が決まった昨年来より当日が来るのを心待ちしていた次第です。
報告会では、工芸大での一年間の研究成果について報告させて頂くとともに、次年度に向けた研究の展開について有意義な議論をさせて頂くことができました。
報告会のあとは、実験室の見学です。「実験室のインフラがよく整備されている」と先生方がとても感心してくださいました。
それはちょうど今から1年前の研究室移転にともなって、インフラ設備の現状復帰に大学が予算をしっかり充ててくださったお陰であります(誠に感謝!)。
(2020年2月18日記) 2019年度卒論発表会(電子機械)本日、電子機械学科4年生の卒論発表会で、兼行君、平山君、渡部君が無事に発表を終えてくれました。
今年の会場は、我らが使い慣れた611教室ではなく、エレクトロニクス分野とメカトロニクス分野で、本館1階の2つの教室に分かれての発表会となりました。
それにより、発表開始が朝一番からではなく午後一番からとなったこともあり、例年よりは時間的に(聞く方の体力的にも(笑))余裕のある運営となって、とてもよかったと思います。
とにかく、4年生のみんなは、お疲れさまでした。来週、パーッと盛大に打ち上げしましょう! (2020年2月7日記) 数学勉強会年明けて後期の授業が再開したと思ったら、もう1月も下旬です・・・。そして何故か最近、当研究室では卒業論文もそっちのけで、数学の勉強会が頻繁に行われています・・・。
今度こそ、しっかりと点数を取ってきてくださいよ! がんばれ、がんばれー!!
(2020年1月20日記) 研究室納め今日は朝一番から研究室に集合して、今年の研究室納めを行いました。午前中は、いつもやろうやろうと思っていてもなかなかできなかった信号ケーブルの整理やノイズ対策のための信号ケーブルへのシールド装着等々、地味な作業を行ってもらい、質量分析計の簡単な動作チェックをしたら終わってしまいました。
そして、お昼は年末最終日恒例の「昌華楼」さんでのお食事会です(去年とほぼ同じメンバーだね・・・)。私は、うっかり研究室にお財布を忘れてきてしまいましたが、無事に今年も“ホイコーロー納め”をできました(笑) (2019年12月26日記) 剣道部忘年会@鳥貴族研究室のHPですが、そんなことには一向に頓着せず剣道部の忘年会についてもアップしてしまいます! 今回、1年生の「お腹が破裂するほどトリキで肉を食べたい!(by 飯川君)」という要望にお応えして、今年の剣道部の忘年会を12月23日(月)に「鳥貴族本厚木店」さんで行いました。
本日、1年生の近藤君は塾講師のバイトにより不参加で残念でしたが、とにかく見てください1年生の飯川、島田両君と3年生新主将の世津君たちの食べた尋常ではない櫛の本数を! それでなくても鳥貴族の大きくて長い櫛は、そんなに多くの本数を食べられるものではございません。現に、隣の飲酒テーブルで食べてた前主将の林君と自分の食べた本数なんて知れたものでしたが、お腹はもう一杯一杯でした。
「若い」って凄まじい! しかし、3年生ともなると少し食べ疲れたのか、最後は「お疲れ〜、世津君」みたいな(笑) (2019年12月27日記) 研究室忘年会2019昨晩、本厚木駅前「九州侍」さんで、研究室の忘年会を行いました。
忘年会には、2016年度卒の伊東君、玉木君、塚田君、2017年度卒の正路君ら研究室のOBが、仕事&忘年会で多忙な年末のスケジュールの中、参加してくれました。
それぞれに仕事とともに充実した日々を送られているとの近況をお聞きすることができて、うれしい次第です。来春暖かくなる頃にはYAMAHAセ〇ーを所有しているであろう塚田君を交えて、みんなで大自然の中へバイクツーリングに出かけましょう!
忘年会は3年生PJ発表お疲れさま会を兼ねていますが、澁谷君と秋山君のみの参加でした。澁谷君ははじめて会ったOBの先輩たちからも、結構かわいがられておりました。
それより心配なのは、昨今のニュースでも話題になっている会社の忘年会に参加しない今どきの若者が(巷ではこれを「忘年会スルー」というらしいです)、いよいようちの研究室でも出始めてしまったのでしょうか?
今後は、打ち上げでの飲み方の作法や幹事のおつめなども含め、勉強や研究以外にも社会に送りだす直前に、社会人としてのたしなみをまだまだいろいろ伝えていかなくてはならないかもしれません・・・。
(2019年12月20日記) 3年生PJ実験発表会2019昨日、3年生必修のPJ実験の発表会が行われました。今年は、口頭発表会とポスタ―発表会が同日に行われることになったので、準備する3年生は大変であったと思います。
12月に入って、当研究室の3年生は、実験に、データ解析に、プレゼン資料作成にと目覚ましい奮闘を見せ、無事に昨日の発表会を乗り切ってくれました。
「大気圧プラズマジェットの発生と表面改質の検討」というテーマで発表を行ってくれました。口頭発表は、通しの練習を十分にできなかった割りには、きっちり時間内に納め、また終始リラックスして話をしていたのはとてもよかったです。
質疑にも皆快活に答えていたし、澁谷君の「それは卒業研究で」の発言は会場に笑いを起こし、場を和ませたのかもしれません。おそらくそれが潤滑剤になったのでしょうか、例年のPJ発表会とはあきらかに異なり、学生から活発に多くの質問が出ていたような気がします!
澁谷君や秋山君らがインスパイヤした、あるいはインセンティブとなった笑いの効用かもしれませんね(敢えてカタカナ語の多用(笑))・・・。 (2019年12月19日記) 3年生PJ実験の課題実験に成功!3年生必修のPJ実験で、今後期、本研究室に配属された3年生たちが、昨年度の「大気圧プラズマペンの試作」に引き続き、今年の課題として課した「大気圧プラズマジェットによる表面改質」の観察実験に見事成功しました!
プラズマ照射無しのガラス基板上の水滴(下の写真の右側の水滴)に比べて、写真左側のプラズマ照射したガラス基板上の水滴では撥水性が低下し、濡れ性が増して水滴がぺちゃんこになっている様子が分かります(写真では見えづらくてすみません。
ちなみに、上の写真はガラス基板にプラズマを照射している様子です。プラズマの発光が下のガラス基板に多重反射的に映り込んでいる様子が分かります)。
とはいえ、3年生諸君は成功感にひたる時間的余裕もなく、来週の水曜日にはPJ実験の口頭&ポスター発表会が迫っています。急ピッチで実験、解析、発表資料作成を行わなくてはならず大変かもしれませんが、この難局を乗り切ることができるようチーム一丸となってがんばってください! (2019年12月12日記) M1中間報告会本日、大学院電子情報研究科のM1中間報告会が行われ、本研究室の中込君が発表しました。大学院生ともなると発表は90分間の長丁場です。お疲れさまでした!
しかし、休む間もなく年明け早々には、応物学会春季年会の申し込みもあります。本日、多くの先生に議論して頂いたことを今後の参考の糧として、益々がんばりましょう!! (2019年12月7日記) 活躍する卒業生!大学広報誌「えんのき」秋号の「センパイ訪問!」の欄で、当研究室の卒業生であり、現在、横浜市職員として資源環境局に勤務する伊東琢海君(2016年度卒)が紹介されました。
立派な技術者になられて、私としてもうれしい限りです! 学生時代、とにかく自主的によく勉強していたし、また「口数少なく、しかし、やるべきときにやるべきことをやる」=「よっ、男の中の男・伊東」のような伊東君でしたから、
きっと職場でも周りの人から信頼され、頼りにされる存在として活躍していることと思います。これからも、わが愛する横浜市の地域環境保全をよろしくお願いします。
今年の研究室の忘年会には、ぜひ元気な顔を見せてください。また本厚木で飲みましょう。今から楽しみしています! (2019年11月29日記) レーザーの移設&TOF型質量分析計の立ち上げ11月1日(木)から4日(月)の工芸祭による休講期間を利用して、得意の2tトラックロングパワーゲート付きをレンタカーして、エキシマレーザーを預かりに愛知県安城市の潟Aヤボさんまで、研究室4年生の兼行君と一緒に行ってきました。
快適な新東名で西へ下り、お昼過ぎには到着。アヤボさんが10月に開園した企業内保育園「このみ保育園」を塚本園長先生にご案内して頂きました。保育園の室内の飾られた大きなフレスコ画は、東京藝大博士後期課程のさらちゃんさん(写真中央)が描いたすばらしい大作です。
午後から、レーザーやTOF電源関係のトラックへの積み込み作業を行い、夕方から中華料理「東天虹」さんで懇親会です。手羽先、青菜炒め、そして台湾ラーメンがとても美味でした。
懇親会のあとは、仕事上がりの平井君(当研究室OB)と合流して、私の安城定番処「しゃもじや」にて二次会でした。夏とメニューが変わり、地豆(落花生)の塩ゆでの代わりに銀杏の塩焼き! ばい貝の代わりには、なんと贅沢にも高級魚のどぐろちゃんの塩焼きと煮付けを堪能しちゃいました!
「今宵も満足満足」のうちに、初日のミッションを終えた次第です。 (2019年11月14日記) 研究室3年生歓迎会@本厚木駅前3年後期のPJ実験で、今年は4名の個性的な3年生が当研究室の配属となりました。
昨日、3年生の歓迎会、加えて山中さんの後期卒研着手歓迎会、松田君の内定祝い、中込君の応物発表の慰労会、高山君の小林研再配属送別会を兼ねて、
幹事として4年生の渡部君が会を取り仕切ってくれる中、本厚木駅前の個室居酒屋「淡路島へ渡れ」さんでわいわいがやがやと飲み会を行いました。
今年の3年生たちもまた、日本酒なんかもけっこう飲める口で、なかなかこれからが楽しみなところです!
二次会は恒例のボーリング大会。今年も3年生チームに惨敗!
さすがのエース渡部も、野球部を引退して1年、パワーに少々陰りがみえてきたか?!(それとも、3年生に手加減したか?)。
来年こそは、3年生チームに勝ちたい! (2019年10月25日記) 応用物理学会2019秋季年会@北大札幌キャンパス9月19日(木)、20日(金)と7月に引き続いて2度目となる札幌1泊2日の弾丸出張で応用物理学会秋季年会に参加してきました。
北大のキャンパスは、広々としていて緑豊かで、しかも大都会の中心札幌駅にも歩いてすぐ、やはり何度来ても北大は最高です!
初日、少し時間があったので7月に行けなった(応電研の後身)電子研まで足を伸ばし散歩してきました。
西地区には広大な研究所エリア(低温科学研究所→電子科学研究所→創成研究機構、触媒科学研究所)が広がっていて、学内バスを使わないとやはり歩くには大変な距離でした・・・。
現在、創成研究機構のスタッフとして勤務する(先輩として不甲斐ない自分が「後輩」というには誠におこがましいのですが)後輩である吉沢君を訪ねさせて頂きました。
小一時間ほどつのるお話をさせて頂いたところで、「このつづきは夜の部で!」とお約束して研究機構を後にさせて頂きました。
同じくこの日、札幌入りした中込君とキャンパス内で合流し、明日の口頭発表にむけ精力充実を図るため、札幌ビール園ガーデングリルを予約し、
美味しい札幌生ビール★★★★★(Five Stars)とともに、ジンギスカン、蝦夷鹿ジビエ、そして道産ガニなどを二人で堪能してまいりました。
一次会を終え、明日に口頭発表デビューを控える中込君を札幌駅に見送ったあとは、吉沢さんが二次会におつき合いくださいました。
吉沢さんに会うのは、東日本大震災の年に他界した共通の師の葬儀のときに仙台で会って以来ですので、実に8年ぶりの再会となります。
ラストオーダーの時間まで実に愉快にビール&ビールさせて頂き、ありがとうございました(ノーアポで押しかけるたちの悪い先輩ですが、何卒、ご容赦ください)。
吉沢さんからは参考となる話を多数ご教示頂き、また吉沢さんのご活躍を垣間知ることができ、有意義な時間を過ごさせて頂きました。
ありがとうございました。次回は、吉沢さんが東京に来られたとき、こちらでもまた一緒に飲みにいきましょう! (2019年9月23日記) 企業インターンシップ2019(1日目)@アヤボ9月26日から28日の間で、共同研究でお世話になっている愛知県安城市にある潟Aヤボさんに院生中込君、学部生渡部君、平山君を連れて2泊3日の企業インターンシップに行ってきました。
初日昼、まずは安城に着いて三河尾張名物 味噌カツを「とんかつ あき」にてランチ。アヤボの塚本社長さんおすすめの夏限定「冷やしカツ丼」なるメニューが…。さすが、独自なる中京食文化! アヤボ社にはお昼休み中に到着し、3月に当研究室を卒業してアヤボさんに入社した平井君とも再会を果たしました! すっかり技術者らしくなっており、作業着が板についていました(インターシップ学生たちとの作業着の着装を比較すれば、その差は歴然!)。インターンシップは、午後一番から東京理科大の塚本君も受講生として加わり始まりました。
インターンシップ初日、まず戸名さんの「PVD概論」から始まり、続いて私の社内研修を兼ねた「真空概論」のセミナーを受けて頂きました。その後、材料加工や表面評価の設備と現場の見学をさせて頂きました。定時までがんばったあとは、美味しい中華料理屋店「東天紅」さんで、仕事上がりのOB平井君も参加しての盛大な懇親会でした。戸名さんに安城商店街の味な和食屋さんに二次会に連れて行って頂きました。JRでホテルのある三河安城に戻り、疲れているのに平井君を交えて久しぶりカラオケ三次会をしてお開きに。
新東名で厚木から車で来て、長い長い一日となりました。 (2019年9月5日記) 企業インターンシップ2019(2日目)@アヤボ27日、インターンシップ2日目です。午前中、まずは主任研究員の平田さんのご指導のもと切削工具のPVD超硬質皮膜の切削試験と物性評価です。実際の現場で用いられている精密機器を用いての表面粗さ、密着性能、硬さ性能の評価方法を学んでもらいました。午後は、PVD皮膜の物性性能評価を行う合間を縫って、戸名さん、山本さんのご指導もと、現在当社にて開発が進められているイオンプラズマ診断法の分析部真空装置の組み立て実習を行ってきました。
また、その間、自分の方は共同研究事業の成果研究論文にかかる打ち合わせを塚本社長さん、戸名さん、山本さん、中込君を交えてさせて頂きました。この日も定時まで内容濃く、みんなでインターンシップを頑張ったので、今宵もご褒美に私の定番処「しゃもじや」にて、お疲れさんの乾杯でした! 「しゃもじや」のお目当てといえば、何といっても落花生の産地ならではの「地まめの塩ゆで」につきます。
固めのもよし、やわらかめのもよし。まさに格別、ビールの絶品おつまみでございます! しばらくして、仕事上がりの平井君が合流して、再び乾杯! 一次会のあとは、ホテルも近いということで、懲りずに当夜も二次会、三次会・・・。くたくたとなって二日目就寝でございました。 (2019年9月5日記) 企業インターンシップ2019(3日目)@アヤボ28日、インターンシップ最終日です。連日のインターンシップと夜の部活動により、自分も学生も朝からくたくた感は否めないところでしたが、戸名さんの指揮のもと、インターンシップ最終日も朝のミーティングからしっかりスタートです。
いかがでしょう! インターンシップも3日目ともなると、作業着の着装もびしっと決まってまいります! 最終日は前日からのプラズマ診断装置の組み上げ実習の続きを午前中に行い、首尾よくインターンシップの全予定を終えることができたので、午後一番で帰途についた次第です。
途中、給油ついでに新東名を新富士ICで降り、ちょっとした富士宮巡りをしてきました。霊峰富士山をご神体とする浅間大社をみんなでお参りし、夕ご飯に丁度よい時間となったところで、鉄板「つぼ半」さんで富士宮焼ぞば、富士宮おお好み焼きなどBグルメをスローフードして、帰途についた次第です。
お忙しいところインターンシップに快く応じてくださったアヤボさんに感謝するとともに、学生を連れて行った遠出から無事に戻ることができ、肩を撫でおろすことができました。そんなこんなで、2019年の夏も「あっ」という間に終ってしまいました! (2019年9月5日記) 2019卒論中間報告会(追加)昨日、松田君が卒論中間報告を行いました。ダーウィン曰く「唯一生き残るのは、強い者でも弱い者でもなく、変化できる者である」、スラムダンクの安西監督曰く「あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・?」をしっかり胸に刻み、来年3月の卒業に向けて焦らず一歩一歩着実にがんばろう!! (2019年8月6日記) 本格的な夏、到来!梅雨が明けたと思ったら連日のうだるような暑さで、夏本番といったところです。夕方、みんなで10号館外階段の踊り場に出て、丹沢大山からの灼けつくような西日を浴びながら、アイスクリームです!
どうやら今年、当研究室は大学生協で買ってくる「モ〇ブラ〇」の当たり年をにわかに迎えているようです。4本中3本が当たること2度、本日も6本中2本が当たり、と当たりを連発。平山君に至っては、110点の大当たりを3連続中! この夏、当たり棒を一体どれくらい貯められることになりますしょうか。乞うご期待! (2019年7月30日記) 2019前期卒研中間発表会&内定祝い7月19日に電子機械学科4年生の前期卒業研究の中間発表会が行われ、兼行君(A班)、平山君(A班)、渡部君(B班)が無事に中間報告を終えてくれました。
終了後、「今回は魚介系で行こう!」ということで、M1の中込君の幹事で本厚木南口の「海鮮個室居酒屋 宝舟」さんで打ち上げを行うとともに、兼行君の内定祝いを行いました。
お値段の割りにコースの食べものが充実していて、二時間飲んで食べてお腹一杯となったところで一次会がお開きとなりました。そのあとは、当研究室ご一行様恒例の二次会カラオケ「ビッグエコー駅前店」へと吸い込まれ、当夜もまた更けていったのでした・・・。みなさん、お疲れさまでした。後期に向けて、研究室一丸となってまた頑張りましょう! (2019年7月22日記) 国際会議XXXIV ICPIG&ICRP-10@札幌で研究発表The Joint Conference of XXXIV International Conference on Phenomena in Ionized Gases (XXXIV ICPIG) and the 10th International Conference on Reactive Plasmas (ICRP-10)(第34回電離気体現象国際会議(XXXIV ICPIG)/
第10回反応性プラズマ国際会議(ICRP-10) @札幌市教育文化会館)での研究発表のため7月15日(月)、16日(火)と札幌に出張させて頂きました。
札幌に着いた初日、HiPIMSの研究で誰もが必ず引用する「HiPIMSのmap図」を描いた総説を執筆された著名なアイスランド大/スウェーデン王立工科大のJ.T.グドムンドッソン(Prof. Gudmundsson)先生自らがポスター発表をされていたので(写真3)、自分たちの研究グループで今話題となっている自己スパッタリングとガスリサイクリングについてHiPIMSの泰斗たる先生に直接疑問をお伺いできる幸運はまたとないと思い、いろいろとプリミティブなご質問をさせて頂きました。
グドムンドッソン先生は、今回の発表で「HiPIMSのmap図」に引き続き、新たに「スパッタリングリサイクリングのmap図」を提案され、自己スパッタリング率の大きさに応じたターゲットのスパッタリングリサイクリング特性を一目瞭然かつ画期的な相図で表そうとされていました。
この日は、自分たちの研究グループの実験で放電電流の増加とともにArイオンの強度(イオン強度および発光強度)が増すことにスパッタリングリサイクリングが関係しているかもしれない、という自分たちの考えをグドムンドッソン先生にお話させて頂き、「ぜひ、翌日の自分の研究発表を聴きに来てください!」とお願いした次第です。
翌日、自分のポスター発表にグドムンドッソン先生は来てくださり、30分近くもお話させて頂きました(相変わらず自分の語学力はひどいものですが、グドムンドッソン先生はそんな自分にも丁寧にお話しくださいました。誠に感謝!)。魅力的で示唆溢れるご助言を多数お与えくださいました。ありがとうございました。
その他にも国内外を問わず多数の先生がお話を聞きに来て下さり、ポスターセッションの2時間はあっという間に終了してしまいました。
ポスターセッションのあと、先月のISSPIC2019@金沢で知り合ったベルギー/モンス大のN.ブリタン先生の新しいイメージングプラズマ診断法に関する招待講演(写真7)を聴講させて頂き、ブリタン先生に「See you next time!」のご挨拶をさせて頂いたところで、1泊2日の札幌弾丸出張の帰途についた次第です。
札幌出張中、宿泊先ホテルから北大が近かったので、懐かしさのあまり少し足を伸ばさせて頂きました。楡の大木生う緑豊かな、こんなにも恵まれたキャンパスは、日本では「北大以外には絶対にありえない」と再確認した次第です。
ちなみに北大構内のクラーク博士像は、羊ケ丘の有名な大志指す立像ではなく、胸像です。また、昔お世話になった応用電気研究所(通称:応電研)は、今は歯学部の駐車場になっていました。お花見やジンギスカン鍋をやってもらった草庭が懐かしかったです。
旧応電研は今は電子科学研究所と名称を変え低温科学研究所や触媒科学研究所近くの大学構内北奥の区域に移転しており、歩くにはちょっと大変な距離と思われたので今回は見に行かずに帰りました(秋の応用物理学会で、近く9月に再び北大を訪ねることになるので、そのとき改めて散策してみようと思います)。
今回の国際会議も、先月の金沢の国際会議に引き続き弾丸出張となってしまいましたが、グドムンドッソン先生と議論する貴重な機会を得られたこと、ならびにブリタン先生に再会する機会を得られたこと、大変有意義なものとなりました。
研究発表にご協力頂いた共同研究者の皆様に、御礼申し上げます。 (2019年7月17日記) 国際会議ISSP2019@金沢で研究発表6月13日(木)、14日(金)と金沢工業大学扇が丘キャンパスで行われたThe 15th International Symposium on Sputtering & Plasma Processes (ISSP 2019)に研究発表で参加させて頂きました。
13日、会場に着いてすぐのランチで、昨年7月に本厚木に来て頂いて以来ぶりの清水徹英先生(首都大)とステファノス,K先生(モンス大CHIPS/ベルギー)に再会、ランチをご一緒させて頂いたら、HiPIMSでご高名なA.アンダース先生(ライプツィヒ大/ライプニッツ表面工学研究所CEO/Editor-in-Chief of Journal of Applied Physics)とランチをご一緒させて頂くことに!
論文でいつもお目にかかっているビッグネームの先生と、到着後すぐ国際会議の雰囲気にもまだ慣れていないうちにランチとは、いやぁ〜緊張しました!
13日の午後は、清水先生の発表を拝聴させて頂き、夕刻からは自分のポスター発表でした。MPP電源を自ら開発しベンチャー企業(Zpulser社)を立ち上げられたB.エイブラハム社長(現iONEX社)さんが聴きに来てくださりました。
ポスタ―セッションの終了間際に、HiPIMSのLIF imaging(Paper I) とROAS(Paper II)の著名な論文を執筆されたN.ブリタン先生(モンス大CHIPS)と名刺交換させて頂くことができました。会場が終了時刻となり、この日は研究のお話はできませんでした。
バスの中で清水先生に誘って頂き、(株)テクノポートの吉田社長さん、N.ブリタン先生、M.メスコ先生(スロバキア工科大)、清水研の学生さんたちと、香林坊にて当夜とても楽しいひと時を過ごさせて頂きました。吉田さん、大変ごちそうさまでしたm(__)m
その後、二次会三次会とおつき合いさせて頂き、清水先生を筆頭に清水研の学生さんたちの無尽蔵なパワーと英会話力の高さに圧倒されながら夜は更け、日が変わってのホテルチェックインとあいなった次第です。
14日は、朝一のステファノス先生の講演を拝聴させて頂きました。午後、ポスターセッションの時間に、N.ブリタン先生、A.アンダース先生と研究のお話をさせて頂き、有難いアドバイスを頂けたことは大変ラッキーでした。
それもこれも、著名な先生方をご紹介くださった清水先生のお人柄のお陰です。ほんの2日間の弾丸学会出張でしたが、大変有意義なものとなりました。ありがとうございました。 (2019年6月17日記) プラズマ発光再現!昨日は、プラズマの形状も安定性も移設前と異なり、とてもスパッタ再稼働を手放しで喜べる感じではありませんでしたが、本日、その原因を突き止め(真空排気系の不備)、対処を施したところ、研究室移転前と同じチタンターゲットからの青く光輝くきれいな半球形のプラズマを再現させることができました。これで、ようやく3ケ月前の研究地点に立ち戻ることができました。明日からの研究は、再び前進あるのみです!
卒研生の中間報告もなんだかんだ言っても、もう来月に迫っているし、とにかく、みんなで頑張って乗り切るっきゃないです。 エイエイオー! (2019年6月11日記) 祝スパッタ再稼働!3月に研究室の移転、スパッタ装置の移設があって以来、3月,4月,5月と、プラズマの火が途絶えていたスパッタ装置に、本日ようやくプラズマの青い火を点灯させることができました! 久しぶりのプラズマ点火で、プラズマはかなり不安定で、まだまだカソード周りの調整をしなくてはならないようですが、卒研生・院生らにとってもそれぞれの研究を進めるにあたり待望であったスパッタ装置の再稼働ならびにプラズマの再点火は、うれしい限りであると思います。
半月ほど予定をオーバーしてしまいましたが、みなさまのお陰でスパッタ装置の再稼働に何とか漕ぎつけることができました!ありがとうございました。こののち本年度は、パルスマグネトロンスパッタリングのプラズマ診断法に質量・エネルギー分析法やレーザーイオン化法の導入を次々と図っていく予定ですので、乞うご期待ください! (2019年6月10日記) スパッタ源部の改造&真空排気系の復旧令和に改元したと思ったら、あっという間の6月です(汗) 今週、昨日6日、一昨日5日と2日間に渡り、潟Aヤボの山本さんが研究室に来てくださり、研究室の学生たち(中込君、平山君、兼行君)と共同研究先の東北大からの装置の移設作業を行ってくださいました。
1日目は、来たる質量分析部稼働に備えたスパッタ源の改造作業です。カソード部を大気側から自由に動かせる複雑な機構を備えています。この優れた機構により、スパッタ生成プラズマ内の光電エネルギーと生成種の空間分布を一網打尽に測定できるようになりますので、結果を楽しみにしていてください!
作業終了後は、みんなで大学近くの昌華楼に夕食に行きました。翌朝1時限目の授業のことが気になってしまい山本さんのビールのお供ができなかったことだけは悔やまれます。次回は、このような失態を犯さないようにしますので、何卒、今回の件はお許しくださいm(__)m (2019年6月8日記) 平成最後の打ち上げ!今週末から研究室は超大型連休に入ります。GW前の目標であったメタルラックの設置と収納が済み、スパッタ装置についても冷却水のラインを完全復旧させることができました。GW明けましたら真空排気系、電源系の復旧を矢継ぎ早に済ませ、スパッタ再稼働を5月の目標として、研究室みんなで頑張ろうと思います!
研究室では、実験室・実験設備の復旧が順調であることに加えて、うれしいできごとがございました。一つは例年より早く就活の結果が出始め、卒研生たちが内定を頂いていること!もう一つは松田君が研究室に戻って来てくれたことです!
GW明けて研究室に皆が戻ってきた頃は、改元されて令和です。とうことは、研究室のとるべき正しい道はただ一つ! そうだ「平成のうちに、みんなで盛大にうれしいことを祝わなくっちゃ!」ということです。渡部君が就職活動で先回「だるま家本店」に行けてないこともあり、渡部君のリクエストにお応えして今回の平成最後となる研究室打ち上げは「だるま家本店」とういことに!
美味しいカルビを食べて、美味しいビールを飲んで、サイコーです!一本締めのあとは、大学近くのカラオケ「Ban Ban」に吸い込まれるように二次会へと。自分は研究室の定番「男の勲章」を歌わせてもらい、「USA」を踊らせてもらったところで体力が尽き途中で“先生”離脱させて頂きましたが、あとはみんなで中込邸にお世話になったのやら、どうなったのやら・・・・。おつかれ、中込先輩! (2019年4月28日記) 新ヘビメタ実験室!新年度の授業が始まるやいなや、もう超大型連休直前です。何とか今週中には、すなわちGW前には移設後の研究室の整備整理作業を終えたいものです。
新実験室は、M1中込君に寸法取り・発注を頼み、実験室の壁際に可能な限りメタルラックを配置してもらいました。まさに、メタルラックをヘビーに多用した“ヘビーメタル・ラック”実験室の完成も間近といったところです!
旧実験室で長年未整理のままで埋もれていた宝物がどこにあるのか、クリアケースに入れてラックに格納することで一目瞭然です。これで、格段に実験室の使い勝手のよい研究室へと生まれ変われることができます。協力してくれた研究室のみんな、ありがとう!! (2019年4月23日記) 2019年度研究室スタート!いよいよ2019年度の幕開けです。いろいろなことが刷新される一年になりそうです。今年度、工学部が新コース制となり、日本の年号は「令和」に改元されます。
当研究室もいろいろありますが、まずはともあれ、移転してリニューアルオープンした研究室で新たな卒研生・新たな院生たちと、改元あらたかなる新年度を迎えることができたことに感謝しております。
改元めでたい「令和元年」度を、みんなで協力しあいながら一丸となってがんばりましょう! (2019年4月9日記) Top Page & What's New 2018ナンバー51を想う3月21日に、マリナーズのイチロー選手が現役引退を発表しました。アスレチックス戦をマリナーズが延長の末に勝利した試合修了後、スタンドに残った観客からの熱いスタンディングオベーションによるイチロー選手への表敬と、ファンと野球への感謝を込め、現役選手を終えようとする今この瞬間をかみしめるようにゆっくりとスタジアムを周るイチロー選手、
なんと胸熱くなる感動的なシーンであったでしょう(この熱くこみ上げる感じは、長嶋茂雄が後楽園で引退試合となったダブルヘッダー(たしか川上ジャイアンツのV10を阻んだ対ドラゴンズ戦)を終えたあと、涙しながらスタジアムを一周する姿に
「まだ長嶋選手、引退しないで!」とTVにかじりついた小学生の自分を思い起こさせました)。そのあとのイチロー選手の引退会見、眠かったけれど「この歴史的瞬間を最後までライブで見届けなくては」との思いから、日改まった深夜1時20分まで小学生のときのようにTVにかじりついて観させて頂きました。イチロー選手の引退会見を、まだ観ていない学生さんがいたら、ぜひインターネット動画で観て欲しいと思います。
名言の宝庫のような会見です。イチロー選手の「野球への愛」、「記録への想い」、「一番心に残るシーン」、「これからの自分と草野球への想い」、そして「『(記者の)みなさんもお腹減ったでしょうから、そろそろ終わりにしませんか』というイチロー流の気遣い」、会見シーンのどのひとつをとってもイチロー選手の人としての洗練さが伝わってまいります。
まだ観てない方は、ぜひご覧になってください! (2019年3月28日記) 工学部学位授与式2018昨日、学位授与式が行われ当研究室の平井芳拓君、中込雄基君が晴れて学士号を取得・卒業されました。誠におめでとうございます!
この春は研究室の移転や学会発表で1日の休みも取れない春休みとなってしまい本当に申し訳ないことでした。
明日から、平井君は会社の研修に、中込君は研究室の中核を担う院生として、それぞれの道を歩みはじめることになりますが、がんばってください
。お二人の今後の活躍を期待しています! (2019年3月20日記) 平井君送別会&研究室移転打ち上げ3月15日に、YAGレーザーの立ち下げ作業と大型光学定盤の搬入路確保を済ませました。あとは、来週月曜の移設搬入を待つばかりとなったところで、研究室みんなで夕方から駅前に繰り出し、平井君の要望により「鳥メロ」さんにて平井君の送別会と研究室移転の打ち上げを行いました。
名物グローブ焼きを味わいつつ、ワイワイガヤガヤ盛り上がって一次会がお開きとなりました。今回の二次会は、バス通りに面した照明煌々としたカラオケ「BIG ECHO」さんでということに。私は終電でおいとまさせて頂きましたが、みんなは朝までオールだったようです。若いってすごいな・・・。
平井君、1年間お疲れさまでした。卒業式、会社の研修間際まで研究や研究室の移転に協力頂きありがとうございました。研究室に残る中込君は、4月から院生として後輩たちの指導をよろしくお願いします! (2019年3月18日記) 応用物理学会2019春季年会@東工大大岡山キャンパス応用物理学会春季年会に3月11日(月)、12日(火)と参加してきました。都民に開かれた芝生の公園のような東工大大岡山キャンパスの恵まれた環境を二日間堪能させて頂きました。
12日(火)の朝一番から平井君、中込君がポスター研究発表を行ってくれました。
ポスターセッションの2時間、話を聞きに来てくれる方が途切れることなく大盛況でした。
特に今回の発表では、企業の研究者の方々が多く来てくださり、電子デバイスや光学デバイスなどへの適用を視野に入れたHPPMSへの関心の高さをうかがい知ることができたのは、大変有意義でした。
どの企業の方々からも、「成膜をしてみましょうよ!」との声を頂いたようでした。
プラズマ診断法の開発を進めつつ、次のステップとしてそろそろ成膜の準備も考えておりますので、今後の展開を乞うご期待ください。
平井君、中込君が足を棒のようにしながら発表をがんばってくれたので、元気回復を図るため発表後に東工大近くの「あたりや」さんで特上ロースかつライスを皆で食し、今応物学会を終えて帰途についた次第です。
(2019年3月13日記) 10号館5階53ユニットへ研究室移転!3月1日、住み慣れた7号館2階物理研究室から10号館5階53ユニットへの研究室移転が無事に済みました。昨夏のレーザー移設のときと同様に逆神風が吹いて、前日からの雨が移設作業の始まる直前に止んでくれたことは移設装置にとって、とてもラッキーなことでした。
写真のように、まずリフレクトロンお神輿が、続いてスパッタ源お神輿が運送業者さんたちの凄腕の技によって7号館2階から1階へと見事な軟着陸を成し遂げ、10号館の新しい実験室へと無事に搬入を果たしました。
学生たちの居室スぺ−スは、私の居室よりいち早く復旧し、来週の春の応物学会の発表準備に平井君、中込君らが着手しています。とはいっても、依然として研究室は至るところ段ボールのお山ができている状態です。自分の居室は、今朝方ようやくプリンターとPCがつながり、デスクワークができる状態になったばかりです。
そしてまだ、応物学会が終わったらYAGレーザーと光学定盤の新実験室への移設もあります。これらが済んではじめて念願が叶い、建設にかかる装置がすべて新実験室に出揃うことになります。そしてようやっと、一昨年の秋から準備してきた新装置の開発を本格始動することができます!
それもこれも、移設作業にご協力頂いた潟Aヤボの戸名様、研究室の学生さんたちのお陰です。近いうち、平井君の送別会も兼ね、移転の打ち上げに行きましょう!
(2019年3月6日記) 新あいち創造開発研究の報告会&スパッタ装置移設準備2月22日に東北大学の美齊津先生、潟Aヤボの塚本社長、戸名博士を招いて、2018年度の新あいち創造開発補助の研究報告会をさせて頂きました。平井君、中込君が最新の研究成果について報告してくれました。有意義な議論を多数頂き、来年度に向けて生かして行きたいと思います。
報告会の後は、報告会の打ち上げおよび研究室移転作業の慰労会も兼ねて大学近くの厚木名物シロの元祖(シロコロとはここでは言いません)を誇る「だるま家本店」にて、煙に燻されながら盛大に乾杯いたしました。
翌日23日は戸名さんが残って下さり、研究室移転のためのスパッタリング装置の分解作業にご尽力いただきました。大型ターボ分子ポンプおよび高電圧電源を装置から降ろし、質量分析計連結部を取り外し、無事に分解作業の完了をみることができました。大型装置が搬出可能な状態となり、ようやく来週28日の研究室移転の目途がたってきた次第です。この一週間18日から研究室の学生たちががんばってくれたおかげて、研究室内の荷物も大分片付いてまいりました。
本日は日曜日なのですが、自分の居室の引っ越し準備が全く間に合っていないので研究室の片づけに来た次第ですが、そのついでに10号館の移設先研究室のパーティション改修工事を見に行ったら、もう既にできていました!
さーて、今週はいよいよ新しい研究室への搬入です。みんなで力を合わせてがんばりましょう!!
(2019年2月24日記) 卒論発表会&研究室打ち上げ2月8日に電子機械学科4年生の卒論発表会が行われました。
当研究室からは平井君と中込君が、それぞれ高出力パルスマグネトロンスパッタリングに関するスパッタガス流量制限およびパルス設計に関する最新の結果について発表してくれました。
卒論の執筆と発表スライドの作成で連日夜遅くまで2人で研究室に居残って、よくがんばっていました。お疲れさまでした。
発表のあとは本厚木駅前に繰り出し、「やきとり工房」にて3年生のPJ実験終了および新卒研メンバー高山君の歓迎会を兼ねて盛大に打ち上げを行いました。
研究室OBの鉄道マン塚田君(2017卒)と後輩にモテモテの正路君(2018卒)も参加してくれて、後輩たちとの親交を大いに温めてくれていました。
研究室一飲み方のきれいな兼行君がインフルで今回不参加になってしまったのは残念でしたが・・・。幹事のM1西田君、とりまとめをありがとうございました。
一次会のあとは、余力あるメンバーで研究室行きつけの「ファンタジー」にてカラオケ大会でした。
もはや研究室のテーマソングになりつつある「男の勲章」(TVドラマ「今日から俺は!!」の主題歌でおなじみの)を、みんなで熱唱(笑)
自分としては、フジファブリックの「若者のすべて」を歌えたので満足です。
さすがの当研究室のカラオケ番長こと渡部君もへとへとになるまで歌い尽くしたところで、会はお開きとなった次第です。
完全燃焼して電車で帰る体力も尽き、その夜はタクシーで帰途についた次第であります(汗)
打ち上げも含めここまで、みんなよく頑張りました。
この春休み期間内には、10号館への研究室移転という研究室開闢以来の一大事業がありますが、みんなで力を合わせて乗り切りましょう。
無事に乗り切った暁には、またみんなで盛大に乾杯しましょう!
(2019年2月12日記) うれしい訪問者!1月25日、剣道部OBの由利宗大君(渋谷眞人研@メディア画像学科2015年卒/写真右)が研究室を訪ねてくれました。
由利君から剣道部OBのLINEに招待してもらったところ、たまたま仕事休みを厚木近郊で過ごしていた剣道部のレジェントこと河崎真之君(渋谷眞人研@光情報メディア学科2007年卒/写真左)がすぐに反応してくれ、
研究室に駆けつけてくれました。その後もLINEにはOBたちから続々と反応があり、多くの剣道部OBたちと再びつながることができたというのは、なんとすばらしいことでしょう!
そういえば、年末には剣道部OBの増子佳佑君(松本利彦研@生命環境化学科2014年卒)がひょっこり研究室に顔を出してくれたり、
また年の瀬には、剣道部創部メンバーの牧野慎一郎君、小林寛章君、伊藤誉英君、細田直樹君(ともにメディア画像学科2008年卒)らが銀座に招待してくれました(銀座で飲むなんて、みんな大人!)。
教員にとって、卒業生の元気な姿を目にできることほどうれしいことはありません。「教員冥利に尽きる」とでも言いましょうか、先生というのは、それが何よりうれしいものなのですよ。
河崎君が「近い将来、長期の在米勤務になるかもしれない」とのことですし、また河崎君も由利君も口々に「剣道やりたい!」と言っていたので、今年は当面「河崎君の壮行稽古会&OB会を盛大に行う」を剣道部OB会の目標にしたいと思います!
他のOBたちも、大学の近くに来たときは気軽に研究室に顔を出してください。たのしみに、待ってます!
(2019年2月1日記) 3年生PJ実験ポスター発表会昨日、電子機械学科3年生の後期必修実験科目「PJ実験」のポスター発表会が行われました。
昨年末に行った口頭発表の内容に補足事項を加えてポスターに仕上げるのは、年始をはさんでいたのでスケジュール的にはタイトでなかなか大変だっだと思いますが、よくがんばってくれました。
来週の配属説明会を終えて、研究室に少し時間的余裕ができたら(?)、またみんなで打ち上げに行きましょう! まずはお疲れさまでした。
(2019年1月10日記) 大掃除&研究室納め本日、年明けの発表会のポスター作りに来ていた3年生にも手伝ってもらい研究室の大掃除をしました。
大掃除のあとは、天気もよかったのでお散歩がてらにみんなで大学近くの昌華楼に行って、本年のホイコーロー納めをしてきました。
また、来年もみんなで一緒にがんばりましょう。それでは、よいお年を!
(2018年12月27日記) 3年生PJ実験発表会&忘年会昨日、電子機械学科3年生の後期必修実験科目「PJ実験」の口頭発表会が行われました。
当研究室の3年生は、「プラズマペンの製作と大気圧プラズマジェットの発光分光計測」についてPJ実験の成果報告をしてくれました。
発表練習では十分にお相手できませんでしたが、時間ぴったりによく発表できたと思います。
年明けのポスター発表会もその調子でがんばってください!
年内に予定されていた院生、4年生、3年生、各学年の研究報告会がすべて無事に終えられたのと、卒業生の正路君と4年生の平井君の内定のお祝いも兼ね、
発表会のあとは研究室で本厚木駅前に繰り出し、「おかって家」にて忘年会を盛大に行いました。二次会は3年生からの熱いリクエストにお応えし、終電ぎりぎりまでのカラオケ大会となりました。
みんなむつかしい曲をよく歌えるものだと感心しつつ、知らない曲、沁みる曲を沢山聴かせて頂き、なんだか右脳が活性化したような気がします!
「新年会も」という話で盛り上がっているので、ぜひまた行きましょう!
院生、4年生、3年生、みなそれぞれによくがんばりました。1年間、お疲れさまでした。
(2018年12月20日記) 修士1年生中間発表会本日、大学院電子情報工学専攻修士1年生の中間発表会が行われました。
当研究室の西田君が、変調パルス(MPP)高圧電源による遅延増幅放電で誘起される大電力インパルスマグネトロンスパッタ(HiPIMS)(これまで冠していた高出力パルスマグネトロンスパッタ(HPPMS)でないところに、ぜひご注目を!)
に関する
最新の研究成果について中間報告をしてくれました。
ここのところ立て続けに当研究室では新しい研究結果に恵まれていますが、
それもこれも研究室の若頭として西田君が中心的役割を担ってくれているお陰であります。
もうすぐ今年も終わりますが、若頭としての1年間、本当にお疲れさまでした。
来年も、よろしくお願いいたします!
(2018年12月15日記) 2018後期・卒研中間発表会昨日、電子機械学科4年生「卒業研究」の後期中間発表会が行われました。
当研究室の平井君と中込君が、高出力パルスマグネトロンスパッタの遅延増幅放電特性およびパルス・マネジメントに関する研究室の最新データについて中間報告してくれました。
お二人にとっては、来春の応物発表へ向けて十分なたたき台になったでしょうか?!
なお、今回のおつかれさま会は、日を改めて、PJ発表会の打ち上げ、研究室OB正路君の内定祝いおよび忘年会など、
もろもろ兼ねて、来月盛大に行うことにしましょう!
まずは、平井君、中込君、お疲れさまでした。
(2018年11月28日記) M1西田君、東北大で武者修行!修士課程1年生の西田君が先週1週間、
東北大学大学院理学研究科の美齊津先生の研究室に滞在して研究研修を受けさせて頂きました。
次年度、自身の修士論文をまとめるにあたり必要となる質量分析装置やレーザーイオン化技術など、
扱い方やノウハウについて事前に見聞し、自分にとって未知のスキルについてイメージを持っておくことは、
研究を進める上でとても大切なことです。
加えて、美齊津研スパッタグループの院生・学部生さんたちとの交流を通じ、
高出力パルスマグネトロンスパッタついて互いに情報交換をさせて頂く機会を得たことも、大変有意義であったと思います。
また、夜の部では、一週間、随分と美味しい思いさせてもらっていたようです(汗)
大下先生、学振研究員の奥津博士、美齊津先生に代わる代わる仙台の美味しい処に連れて行ってもらったようです!
日本酒好きの西田君的には、宮城地酒という新たな研究対象を得ることができたのかもしれません(笑)
土曜日には、自分自身もスパッタ装置の移設作業のため西田君、塚本潟Aヤボ社長らと美齊津研で合流させて頂き、
夜の打ち上げで牛タンを堪能しつつも、西田君お気に入りの「乾坤一」(宮城県村田町)をひと口なめさせて頂きました。
宮城地酒「一ノ蔵」、「浦霞」は自分も知っていましたが、はじめて飲んだ「乾坤一」は、
なるほどすっきりとした飲み口の美酒でございました。閑話休題。
美齊津先生、大下先生、奥津さん、お忙しい中、貴重な時間を割いて西田君にご対応頂きましたこと、
厚く御礼申しあげます。西田君の今後の成長と活躍を、どうぞ仙台から見守ってやってください!
(2018年11月19日記) プラズマ・ペンの製作成功!@PJ実験3年生昨日のPJ実験で、
3年生が大気圧プラズマジェット(研究室内呼称「プラズマ・ペン」)の点火に成功!
お見事! 「学ぶ」は「真似ぶ(真似る)」から始まりますが、実際に何かを作ってみると簡単に思われたものでも、
なかなか思うようにはいかないことが多いものです。しかしそれが、モノづくりの難しさであり、また楽しみでもあります。
このPJ実験では、3年生自らでプラズマ・ペンの製作に必要となる物品や材料の調達や発注を行ってもらうことで、
準備段階を含むモノづくりを経験してもらっています。
プラズマ・ペンの製作を通じて、モノづくりの難しさや創意工夫の楽しさ、成功の喜びを知ってもらえればと思っています。 (2018年11月15日記) 研究室で3年生の歓迎会へ@本厚木駅前PJ実験で研究室配属された3年生の歓迎会を本厚木駅前で行いました。一次会は「鳥メロ」で行いました。
今年の3年生たちはけっこう飲める口で、今後が楽しみ!
二次会はボーリング大会。3年生チームと4年生・院生・先生チームに分かれての真剣勝負!
序盤はいい勝負してたのに、結局、3年生チームに総合点で200点の大差をつけられ、4年生・院生・先生チームの惨敗。
若いってすごい! なにせ、手加減なしの6ゲーム連投です。よって只今、全身筋肉痛中・・・。
次回は、勝つぞ! (2018年11月8日記) 芸術学部映像・矢島先生のお手伝い一昨日、昨日と、2016年の科学技術映画祭で内閣総理大臣賞を受賞した映画『紅』
の卒業制作を指導された本学芸術学部映像学科の矢島仁先生が
当研究室に来られていました。矢島先生は現在、工芸大「色の国際科学芸術研究センター」通称col.lab(カラボ)プロジェクトで、
ベニバナから伝統的な精製方法で抽出される口紅の原料「紅」の発色の美しさの謎に科学的に迫ろうとしています。
江戸時代には、花柳界の華を極めた花魁が高額な紅を贅沢に唇にさすことができたようです。
鮮度のよい紅でさした口紅は「笹紅」と呼ばれ、金属光沢をともなう緑色(写真下の中央部分)を呈し、
その色艶は花魁の富と名声を象徴し、庶民の羨望の的となっていたようです。
マエストロ矢島先生は、「古くなった紅は、決して笹紅色を呈さず、その表面は単に紅い!」と語ります。
「その原因を突き止めるべく、紅膜の正反射スぺクトルを測定したい!」という矢島先生の熱い想いに応えるため、
微力ながら今回お手伝いさせて頂く、とういうことになった次第です。
矢島先生、時間のあるときにお手伝いしますので、またチャレンジしましょう! (2018年11月1日記) 新メンバー!@3年生研究室配属電子機械学科3年生の後期必修実験科目「電子機械実験U」(通称:プロジェクト実験/PJ実験)で、
本日より当研究室に5名の新メンバーをお迎えしました。
みんなで仲良く、たのしくプラズマを基礎から勉強しましょう! まずはPJ実験の後期半年間を、どうぞよろしく! (2018年10月3日記) 新あいち創造開発研究P 第5回中間報告会応用物理学会(名古屋国際会議場)での研究発表の翌日、愛知県安城市にある潟Aヤボにお伺いして、
新あいち創造開発補助金共同研究プロジェクトの第5回中間報告会で研究経過の報告をさせて頂いてきました。
お昼には、塚本社長曰く“移動度のモデル実験”と称する流しそうめんが振舞われました。
そうめんのもつれ(クラスタリング)による形状と移動度に対する考察やいかに!? (2018年9月28日記) 応用物理学会2018秋季年会@名古屋国際会議場応用物理学会秋季年会三日目の9月20日(木)に、西田君、平井君、中込君らがポスター研究発表しました。
ポスターセッションの2時間あまり、他大学の多くの先生方、院生さんが発表を聞きに来て下さり、大変有意義な議論をさせて頂きました。
頂いた有意義なコメントを拠りどころとし、次のステップに向けて研究を詰めていきたいと考えています。初めて学会発表した平井君、中込君にはいろいろな意味でいい勉強になったと思います。
写真は下から、前日到着した三河安城駅前での潟Aヤボの戸名さんを交えての夕食会、名古屋国際会議場エントランス、お昼にきしめんを食べに行った熱田神宮でのおみくじ大会、
ポスター発表の風景、発表会場に駆けつけてくれた西宮先生、潟Aヤボの塚本社長とともに、です。 (2018年9月25日記) 第12回分子科学討論会@福岡国際会議場で研究発表分子科学討論会二日目の9月11日(火)にポスター研究発表してきました。本討論会での参加発表は、実に9年ぶりでした。日本各地の大学や海外から分子科学を先導し、
代表する先生方および研究室が集まるだけあって、さすがに討論会の活気熱気は今も健在でした。
写真は討論会会場で再会した岡崎の同期3人組みです。
左から六車千鶴先生(現中京大国際教養学部教授)、私、そして現在共同研究でお世話になっている塚本恵三社長(潟Aヤボ)です。再会していろいろな話題でついつい話が盛り上がってしまいました。
そんなこんなで、いろいろな意味で今回の出張もまた有意義でした。福岡よいとこ。味よし、街よし、人もよし。三拍子揃った福岡にまた行きたいな!
(2018年9月15日記) 学術研究インターンシップ20188月22日から24日の3日間、東京都立中等教育学校の4年生(高校1年生)2名が、当研究室の学術研究インターンシップに参加してくれました。
『物理現象とランダム性』というテーマのもと、
1日目は、情報数理統計の初歩と1Dランダムウォークについて学び、2日目は1Dランダムウォークの2Dへの拡張としてブラウン運動を題材に取り上げて学びました。粒径の異なる微粒子(花粉(夏の草花の花粉ではブラウン運動が見えませんでした!)>“フレッシュな”牛乳の微小脂肪球>
ポスターカラーの顔料微粒子)を2次元運動に閉じ込めるための微小ギャップセルを自作してもらい、光学顕微鏡を用いてブラウン運動の観察実験を行いました。
3日目は擬似乱数を用いた数値実験によってブラウン運動特有のランダムな軌跡の再現シミュレーションを行うとともに、乱数の応用例としてモンテカルロ法について学び、超越数の円周率πとネピア数eの近似値を求めてみました。
参加してくれた2名の女子高校生がとても熱心に取り組んでくれて、自分自身も大変勉強になりました。学術研究インターンシップを行うことで、研究室一同、有意義で楽しい夏休みの3日間を過ごさせて頂きました。
理系を目指しているというお二人が、将来どのようなすばらしい“リケジョ”となってくれるのか、とても楽しみです。がんばってください!
また、研究室に遊びに来てください!
(2018年8月27日記) MS2ドッキング計画完遂!この夏の8月6日から8日、この10年間でもっともハードな3日間を過ごさせて頂きました! (2018年8月27日記) 清水先生&ステファノス先生@研究室訪問!7月19日に、HiPIMSの研究を国内外で牽引される首都大の清水徹英先生と
ベルギーMons大学CHIPS(Chimie des Interactions Plasma-Surfaces)のS. Konstantinidis先生
(親しみをこめてファーストネームでステファノス先生と呼ばせて頂いています!)が研究室を見学に来てくださいました。
ステファノス先生からはHiPIMSによるプラズマ・プロセッシングを用いた最先端の微細材料工学のショートレクチャーを、
清水先生からはDOMS(新しいHiPIMSの方式のひとつ)の紹介とともにカーボン系へ適用した最新の研究結果についてショートレクチャーをして頂き、
研究室一同で有難く拝聴させて頂いた次第です。
ショートレクチャー、ディスカッション、研究設備紹介のあとは、
大学近くにある私の大好きな中華料理の名店『昌華楼』にて、打ち上げを行いました。
おかみさんがステファノス先生、清水先生を大変お気に入りくださり、「来年もまた皆で、ここに来ようね!」ということに・・・。
最後は、大将とおかみさんを交えて記念撮影をしてお開き、となった次第です。
両先生には、貴重なお時間を長く頂戴しお付き合い頂き、有意義で密度の濃い、楽しい一日を過ごさせて頂き感謝しております。
ありがとうございました。
(2018年7月21日記) 前期卒研中間発表会&内定祝い7月6日5、6時限目に電子機械学科4年生の前期卒業研究の中間発表会が行われました。
当研究室の平井君と中込君が、無事に中間報告を終えてくれました。
終了後、「お肉が食べたい!」との卒研生たちの要望にお応えし、また中込君の内定祝いを兼ねて厚木名店『酔笑苑』で打ち上げを行いました。
金曜日の晩だというのに、いつでも満席のお店に予約もなしに行ってカウンターにすぐに座れたのは、とてもラッキーでした! (2018年7月8日記) 祝・新あいち創造開発研究採択株式会社アヤボ様が代表者として申請していた平成30年度新あいち創造研究開発補助金が採択されたこと、
同社グループリーダーの戸名正英氏より朗報のご連絡を頂きました。昨年度に引き続き今年度も株式会社アヤボ様、
東北大学様には新あいちの共同研究でお世話になります。一日も早くよき研究成果を得られるよう研究室一丸となって頑張りますので、
どうぞよろしくお願いいたします。 (2018年5月22日記) HiPIMS勉強会に参加させて頂きました首都大学東京の清水徹英先生にお誘い頂き、ベルギーのモンス大学から来日された
S.コンスタンティニディス先生の「総エネルギー流束」に関する講演ならびに成蹊大学中野武雄先生、
清水徹英先生の講演を基調とする勉強会(4月11日@成蹊大学)に参加させて頂きました。
夜は、吉祥寺老舗「いせや総本店」で行われた懇談会にも参加させて頂き、
HiPIMSに関わる産学関係者の方々と交流させて頂きました。
有意義な時間を過ごさせて頂き、ありがとうございました。 (2018年4月13日記) Top Page & What's New 2017西田君、応用物理学会2018春季年会で研究発表4月から修士課程に進学する西田君が、
3月17日(土)に応用物理学会(西早稲田キャンパス)で口頭発表しました。 (2018年3月26日記) 新あいち創造研究の報告会今年度参加させて頂いた共同研究の報告会で東北大学理学研究科の美齊津文典 先生、
株式会社アヤボの塚本恵三 社長、同社グループリーダーの戸名正英 博士が研究室に来られました。 (2018年3月9日記) ようこそ、応用分光学研究室へ!徳川陽子先生、川畑州一先生の時代より長く親しまれた物理研究室が2017年度を持って閉室し、
2018年度より名称変更し下記のとおり新しい研究室名を冠することとなります。 (2018年3月3日記) Copyright (C) Masaomi SANEKATA, All Rights Reserved.
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