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研究設備


〇 合成用

真空ライン 本研究室では気相法でインターカレーションを行うため、反応試料を封入したガラス管を真空に引き、ガラス管を溶かして封じる必要があります。そのため、真空ラインは本研究室で必須の設備になります。
電気炉 反応試料をセットしたガラス反応管を加熱し、反応させるために使用します。現在、主力の管状電気炉が8台です。その他、箱型電気炉、Two-zone加熱用、ミニ電気炉等があります。
グローブボックス GIC合成に使う反応試料および生成したGICは大気下で不安定なものが多いです。よって、グローブボックスは必須です。簡易的なガスフロー型から超低露点・低酸素濃度を実現する真空グローブボックスまで、4台が活躍しています。
ガス吸着ライン アルカリ金属GICに、ヘリウムやエチレンを導入する際に利用します。

〇 分析用

X線回折測定 黒鉛やGICなどの構造解析に使用します。研究室にリガクのRintRapidⅡが設置されており、共通機器分析室にリガクの卓上型粉末X線回折装置 miniFlex300、および、リガクのNanoViewerが設置されています。通常、miniFlex300を利用しています。
ラマン分光分析 黒鉛やGICなどの構造解析に使用します。特に、グラフェン等の二次元物質の研究では必須の装置です。日本分光のラマン分光分析装置 NRS-5500が研究室に設置されていて、-200℃~500℃の温調システムもあります。
電気抵抗測定 通常は4端子法で測定しています。室温測定は手作りホルダーを用いて、直流電源とデジタルボルトメータを使って測定しています。77K~室温測定もできます。4K~室温測定用のシステムは現在調整中です。4探針法のプローブもあります。
電流磁気効果測定 5端子法を用いて、電気抵抗、ホール係数、および磁気抵抗を、77K~室温で測定できます。
熱電特性測定 自作装置ですが、定常法による熱伝導率とゼーベック係数を測定できます。
熱測定 リガクのTG2台と、1台です。

〇 その他

光学顕微鏡 光学顕微鏡 です。暗
遊星型ボールミル メカノケミカル合成に利用できる強力ボールミルです。
その他 実体顕微鏡、精密電子天秤、遠心分離機等々細々としたものがあります。