食べるトレーニングで夏を乗り切る!


 競技力向上のために基本的な要素はトレーニングであり、広い意味でそのスポーツ種目に適した「体づくり」であるということができます。今回のホノルルマラソンへむけてのトレーニングという長期にわたる体づくりには、生活管理をきちんと行うこと、睡眠、休養、そして食事が適切であることが体の基盤をつくる第一歩です。「走る」というトレーニングも大切ですが、「食べる」ということも大切なトレーニングの一つです。
ケガをせず、健康な身体で常にトレーニングや競技に参加できる状況をつくるためには欠かせません。この夏場のトレーニングを乗り切るために、しっかりとした食生活を心がけましょう。


エネルギーの源となる糖分をしっかりとりましょう!
持久力の練習をこなして疲労をためないために多めに摂るのが鉄則です。
車でいえばガソリンに相当します。資質もエネルギー源となりますが、持久力強化という効果の場合は糖質を重視してください。

主な食品→ご飯、パン、麺類、バナナ、カステラ、イモ類、餅など

体組織や筋肉・血液を作り、適度な脂質補給となるタンパク質を摂りましょう!
不足すると疲れやすく、貧血気味の体に直結します。
酸素を運搬するヘモグロビンを作る大切な栄養素です。

主な食品→肉、魚、卵、豆腐、納豆、大豆製品、牛乳、乳製品、ヨーグルト、魚練り製品など

骨や体液の成分となり、運動に必要な酸素の運搬を助けるミネラルをとりましょう!
体調も整えます。
特にカルシウム(筋収縮、興奮抑制、血液凝固に働く)と鉄(酸素の運搬、貧血予防)の摂取が大切です。汗をかくことでカルシウムや鉄は流れ出ています。1Lの汗には50mgのカルシウムが含まれます。鉄も汗から流れ出てしまいますが、加えて赤血球は体を動かすとどんどん壊れていくため鉄不足で貧血になりやすくなります。

主な食品→牛乳、乳製品、小魚、青菜、豆腐、大豆製品、レバー、ひじき、カツオ、マグロ、サンマ、切り干し大根、豚・牛ひれ、海藻など

少量でも不可欠なビタミン群を多く摂りましょう!
体の調子を整えます。
エネルギーを効率よく使う、心身のコンディションを整える、有害物の除去、ケガの回復といったはたらきをします。
ビタミン群は、ビタミンC以外は野菜・果物のほかに肉や魚、乳製品にも多く含まれます。レバーなどは全てのビタミンを含んでいるといってもよいです。好き嫌いせずに多種類の食品を食べるのがビタミン不足の最高の予防策です!
いろいろな食品を数多く組み合わせ、バランスのとれた食事を心がけましょう!
基本的には、主食・主菜・副菜(2つ)・汁物・牛乳・果物、これが理想です!
夏バテ予防のために!
 夏場は、夏バテになってしまうという方が少なくはないと思います。この暑い夏を乗り切るために夏バテ予防を心がけてみましょう。

原因
○糖分の多い清涼飲料水の摂りすぎによる食欲の低下や、消化吸収力の低下
○ビタミンやミネラルといった栄養素の摂取不足
○タンパク質不足で代謝が落ち、食欲減退へ

予防策
ずばり言ってしまえば「バランスよく食べる」ことが第一ポイントです・・・が、何でもそう簡単にはいかない時もありますよね。そのためには・・・

○お酢やレモン、ショウガ、ミョウガ、唐辛子、わさびといった調味料や食材は食欲増進を促してく
 れます。上手に利用してみましょう!

○夏バテ防止によいビタミン類を積極的に。特にビタミンB1とビタミンCを。
  ビタミンB1・・・糖質がエネルギーに変るときの手助けをします。同時に、疲労回復にも効果が
           あります。(豚肉、鰻、ハム、豆類など)
  ビタミンC・・・暑さだけでなく室内と屋外の温度差という新たなストレスも加わっています。スト
          レスに対する抵抗力の強い身体づくりに欠かせないビタミンの一つです。(柑橘
          類、イチゴ、ブロッコリー、キャベツなどの野菜類)

○こまめな水分補給を・・・ジュースや糖分を多く含むものばかりではいけません。