5. 実験
 
5.-3 実験課題
各テーブルに置いてある手引書を参考にして以下の実験を行いなさい。
 
実験8-4. レンズ
レンズには凸レンズと凹レンズとがある。凸レンズに平行光線が入射するとレンからの出射光線は一点Fに収束したあと、発散する。この収束した点Fを凸レンズの焦点と呼ぶ。逆に、焦点Fから出た光線は凸レンズを通過した後、平行光束となる。また凹レンズに平行光線が入射するとレンズからの出射光線は発散するが、それはあたかも一点F(点光源)から出たように発散する。この見かけの、点光源の位置を凹レンズの焦点と呼ぶ。逆に、光線が凹レンズの焦点に収束するように入射した場合、レンズを通過した光線は平行光束となる。
 
「実験手順」
(1) 光学実験板の所定の位置にサンプルステージをセットする。
(2) 三連ミラーとレーザー光源をセットし、ミラーから三本の平行光線が出るようにする。
(3) スモークレンズをサンプルステージに置き、真ん中の光線がレンズの中心線(光軸)を通るようにセットする。
(4) レンズからの透過光が当たる位置にスクリーンを置く。スクリーン上にはレーザー光線の三つのスポットが映る。
(5) スクリーンを動かしてスクリーン上の三つのスポットが1点に重なる位置を見つける。
この位置がレンズの焦点で、レンズの中心から焦点までの距離が焦点距離である。

(6) レンズの後ろにスモークブロックを置き,レンズによって曲げられた光線が一点(焦点)で交差する様子を観察する。