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青空を偏光子(polarizer)を通して眺め、その偏光子の方位を回転させると、青空の明るさが変化することがわかる。これは、大気により散乱(scattering)された太陽光が偏光していることを示している。すなわち、光が微粒子により散乱されるとき、光は散乱方向により異なる偏光状態となる。 | ||||||
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アクリルの内部で散乱されたレーザー光は偏光板の方位を変えると消光される。 | ||||||
図5-1は垂直に振動する偏光が微粒子に入射したときの微粒子による散乱を表わしている。そして、図5-2は水平に振動する偏光が微粒子に入射したときの微粒子による散乱を表わしたものである。これらの図は、特定の方向には光が散乱されないことを表わしている。そして図5-3は自然光が微粒子に入射したときの微粒子による散乱を表わしたものである。ここでは、入射光と散乱光を含む面内において、入射光と90°の角度に散乱された光はその面に垂直に振動する直線偏光となることがわかる。 | ||||||
参照 実験 4)散乱と偏光 | ||||||
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