微分積分学IA(前期)(建築、コンピュータ応用、電子機械)

この授業では,各自が課題を解いて理解を確認する演習も一緒に行う.授業の進め方 は毎時間の前半で解説を行い,後半で各自が問題を解くという形で行う.解説の後,課題 を与えるので,自分で教科書を参照しながら解いていく.教科書を読んでみても,理解で きない事項があれば教員に質問すること.個別に説明を行い,課題のヒントを与える.

成績評価の方法

 授業への参加状況に応じて2割の平常点を評価する.残り8割を期末試験の結果で評価する.合計で6割以上を合格とする.平常点などの詳細については,最初の授業で説明する.

授業のスケジュールと達成目標

 以下に明示してある項目が授業で取り上げる内容であり,同時に期末試験の範囲となる.

1.関数と極限

     関数とは何かわかる.関数の極限がわかる.

2.指数関数・対数関数

     指数・対数関数の性質がわかる.極限値 e の性質がわかる.

3.弧度法と三角関数

     弧度法が使える.加法定理が応用できる.

4.導関数

     微分係数が何かわかる.導関数が求められる.

5.微分法の公式(1)

     和・差・定数倍・積の微分ができる.

6.微分法の公式(2)

合成関数の微分ができる.

7.微分法の公式(3)

逆数・商の微分ができる.

8.指数関数と対数関数の微分法

     関数 ex, log x の導関数がわかる.

9.三角関数の微分法

     三角関数sin x , cos x , tan x の導関数が計算できる.

10.微分法の公式(4)

     パラメーター表示の関数の微分ができる.

11.簡単な関数の不定積分

     原始関数とは何か理解できる.簡単な関数の不定積分が求められる.

12.置換積分法 (1)

     置換積分法をどんな場合に用いるか自力で判断し、実行できる.

13.置換積分法(2)

                    一般の変換の置換積分ができる.

14.部分積分法

     部分積分法をどんな場合に用いるか自力で判断し、実行できる.

15.まとめと期末試験.

期末試験の範囲は以上の項目すべてとなる.