4−3.2003年度(H15年度)の教育実習を体験した学生のページ


・これから実習に行く予定のみなさんは参考にしてください。


* 今年度(平成15年)の教育実習も、無事終わりました。
  4年生の教育実習報告会が7月12日に開催され、4年生が、1〜3年生の前で実習の体験を語ってくれました。


・こんにちわ。鈴木覚です。

 僕は、自分の母校である高校で実習を行いました。僕は2週間の実習でしたが終わっ てみると充実していた楽しい2週間でした。僕は教師という職業を目指しているわけ ではありません。別に単位が欲しくて教職課程を取ったわけではありません。そんな 僕が実習に行って何が得られたかを書いてみようと思います。
僕の担当の先生は実際に高校のときに授業を受け持っていた先生でした。厳しい先生 でしたが、厳しさ以上に優しい先生でした。毎日、放課後先生のもとで授業の話はも ちろんのこと、先生という職業や人間としての考えや時には、女の話をしてくれまし た。研究授業が終わったあと、先生と二人で飲んだ酒は特別でした。
僕と一緒の高校に実習に行った人は18人でした。その人たちと同じ控え室で過ごし た2週間は今でも楽しかった。最初は高校のときから仲が良かった人としか話しませ んでしたが、3日もするとみんな仲が良くなりとっても楽しい控え室になりました。 まじめに準備をするときもあり、また控え室みんなで遊ぶ事もあり、最後の日にはみ んなで居酒屋で騒ぎすぎて怒られました。
もうひとつ。一番の思い出があります。あれは、四日目の木曜日の授業です。今週1 週間は先生の授業をみて、2週間目から授業を受け持ってくれと言われていました。 四日目となると同じ授業を何回も聞いて正直、飽きてきていた頃です。それを見透か したのか先生は、「じゃ、次の授業をお願いします。」授業開始の10分前に言ってき たのです。授業の準備も資料も何もない、そんな状況で授業をやりました。それはそ れはお粗末な授業だったと思います。でも、この授業は大きな財産になりました。 そんな授業を行い、さらに他のクラスでも同じ授業を3回行って臨んだ研究授業は自 分で言うのもなんですが、完璧でした。同じ実習生にも良かった。といわれ先生にも 今の僕にできる最高の授業だった。と言ってもらえました。うれしかった。
僕は、一般企業に就職します。先日、実習から帰ってきて受けた一社目で内定をもら えました。自分が就職先として考える第一希望の会社でしたのでうれしいです。この 会社に内定をもらえたのも実習に行って得た経験が活きたと思います。
先生に言われた言葉
「どんな仕事に就いても、お客様を見て仕事をしろ。相手の目を見るといろんなこと がわかる。教師だったら生徒の目を見て授業をしろ。生徒の目をみるとその生徒が理 解できているのか、つまらなそうにしているのか、わかる。生徒が満足する、理解す る授業をするのが教師の仕事だ。生徒に背中向けて授業するのは、論外だ。」
これは皆さんが教育実習で最も大事なことのひとつだと思います。参考になれば幸い です。教師という職業を経験できる貴重な2週間でした。しっかりとプライドを持っ て体験してきてください。


・鬼頭寿子

 私は名古屋にある母校に教育実習に行きました。 私は高校時代決して優秀と言え た生徒ではなく、むしろ問題児で、高校の先生方は私が実習に来るということで、も のすごく心配だったと思います。さらに私が受け持ったクラスは学校内で1番やんち ゃだと言われているクラスでした。 自分自身、高校を卒業してから得に成長したと いう実感もなく、だから行く前はものすごく不安でした。 しかし実習に行ってみる と、生徒は自分が高校生だった時とそっくりで、とても愛しくなりました。

 クラスの子はとてもやんちゃでしたが、みんな元気がよくって、たまに生意気だっ たりしたけど、可愛いものでした。 私はいつも男子生徒にひやかされてばかりでし たが、イヤな気分はなく、むしろコミュニケーションなんだとひらき直っていまし た。 だって、何もないよりはましでしょ? 女の子は4人しかいなかったけど、み んなとってもいい子で、昼休みに一緒にバレーをしたりしました。 やんちゃだけ ど、みんな学校がスキなんだな〜ってかんじがしました。 自習最終日、欠席、早退 ゼロで、全員で写真が撮れてものすごくうれしかったです。
 教育自習はいいことも、イヤなこともたくさんありました。 でも、くじけないで がむしゃらにがんばりました。 最終日、教科担任の先生が、「僕はとても鼻が高 い。自習の評価は100点満点だよ。」と言ってくれて、泣きそうになりました。  教育自習は自分にとってものすごくいい勉強になったし、自分についても考えること ができた。 つらいこともあったけど、持ち前の元気と明るさで乗り切ることができ ました。 大学生活で最高の思い出になるでしょう。


・「教育実習を終えて、後輩へのアドバイス」  黒澤 剛志

「教育実習やってよかったですか?」と聞かれたら、間違いなく「YES!!!」と言えるくらい、教育実習は自分のプラスになります。これを読んでくれている後輩の皆さんの中には、「ほんとかよ?」と思っている人もいると思いますが、事実です。「もう一度やっていいよ。」と言われたら間違いなく行きます。そのくらいよかったです。では、何がよかったのかを書いてみたいと思います。

(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)
1.生徒と仲良くなれた。
2.教育実習生と仲良くなれた。
3.教える=学ぶということの再認識ができた。
4.早起きになれた。
5.黒板の文字がきれいになった。
6.人前で話すのが楽になった。
7.やわらかい頭の構造になれた。
8.教員免許がとれる。(予定)            などなど……。
(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)

少し考えただけでこれだけあります。
みなさんは、実習の少ない期間で多くのことを学べると思っていいと思います。しかし、教育実習もいいですが、その前に難関が待っています。それは、

教育実習に行く為の単位をしっかりと取る!!!

ということです。こればっかりは、どうしようもありません。なんとかしてください。
と言ってもなかなか難しい単位もあるから、4年で、w(☆o◎)wガ−ン!! ということにならないように気をつけて下さい。
では、落とさない為には、どうすればいいかというと。

(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)
1.授業にしっかり出席する。
2.ノートをしっかり書く。
3.授業中寝ない。
4.先輩に分からない事は聞く。(傾向等を教えてくれるかも?)
(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)

こんな感じです。まあでも、普通に授業に出てれば取れると思います。ちなみに、僕は、落としたものが若干………。あんまり大きな声では、言えません。単位の取得、特に優の取り方は、あんまり聞かないで下さい。むしろ、僕が知りたい位です。(泣)こんな、僕でも、教育実習行くことができたので、皆さんは大丈夫でしょう!!ガンバッテ下さい!!


・教職課程を終えて   0012401 梅沢久美子

 教育実習が終わりました。
 ほっとすると同時に、「ああ・・・これで終わりなんだ」という少し悲しい気分です。
 以下、具体的に報告します。

 1.教材研究・指導案作成について
 指導案が上手く作れずに、他の実習生のものを参考につくりました。
 学習内容:実際に学習のガイドラインを書く。
      (等差数列の和の公式を導く、問題演習など)
教師の活動:具体的に黒板に書く板書を書く
 留意点:板書しない注意点を書く。
 具体的に現物がないとわかりにくいですが、指導案には自分なりの目的をもって書 くことが大事です。自分なりの目的が達成されていれば、別のやり方でもいいと思い ます。
準備を万全にすることで授業に対する余裕も生まれるので…。

 2.授業の過程・実際の授業について
 指導案が上手く出来ていれば、なんとかなります。
準備ができていないと、自信のなさから言葉がでてこなくなったりするので。
なんども注意されたのは、生徒のほうを見て話すこと、大きな声ではなすこと、重要 な部分は何度も繰り返すことです。
こればかりは実際にやってみないとわからないと思うので、何度かやってみてくださ い。
最初のうち3回は同じことで注意されると思いますが、努力していれば自分なりのや り方がわかってくるので頑張って下さい。
黒板に板書するのも最初のうちは上手く行かなかったので、私は暇な時間に場所を借 りて練習しました。普段字がそれなりに出来る人でも、黒板になると勝手が違いま す。特に私は背が低かったので上のほうにとどがなくて苦労しました。黒板のかきか たですが、黒板から少し体を離して書くと全体が見えて綺麗に書けます。そして、教 科が数学の人はそれなりにみやすく字をかかないと説得力が生まれてこないので頑 張って下さい。

 3.特別活動について
 体育祭に当たっていたのですが、なかなか大変でした。生徒と触れ合えるチャンスだ と思っていたのですが、なかなかその機会を自分で作ることが出来ませんでした。
一番後悔しているのは、悪いことをしたときにはちゃんと注意すること。
陰で悪口を言われるのが恐かったわけですが、言いたいことをいって周りから避難を うけるのは、我慢して後悔していることよりはいいことだと思うので。

 4.生徒とのコミュニケーションについて
 むこうからは案外話し掛けてきてくれません。活発な子がいればおとなしい子もい るように色んな子がいます。先生も、教育実習生をしていく人も色々だと思います が、自分から壁を作ることのないようにしてください。そうすれば時間がかかっても 打ち解けることが出来ると思います。
最後に・・・教職結構大変ですが止めないほうがいいと思います。
      私も教育実習中に何度も止めたいと思いましたけど最後まで出来ましたし。
      あと、教職の授業は結構実習中に役に立つことが多いのでちゃんと受けておくといいと思います。


・教育実習を終えて。〜これから実習へ向かう1-3年生へ〜木下 賢史  [応用化学科]

「あいつら元気にやってるかなぁ〜。」
実習を終えて1ヵ月経った今でも、毎日のように感じることです。
私にとって、それほど思い出に残る2週間でした。
たった2週間!しかしそれは普段の生活とは比べものにならないぐらい 密度の濃い経験となりました。
 すべてを思い起こすと、小説がひとつ出来上がってしまうぐらい様々な 出来事がありました。
・泣いている女子生徒。
・実験を失敗して恥ずかしそうな生徒。
・帰りに「木下先生さようなら!」と遠くから叫んでくれる生徒。
・「先生一緒に帰ろうよ!」と誘ってくれる生徒。
・授業中、「わからない!」と真剣に聞く生徒。
・授業中、少し目を離すと、隣のやつと楽しそうにわいわいやってる生徒。
・授業の後に、わからない問題をききに来てくれる生徒。
・球技大会で悔しがる生徒。
・実習最後の日、放課後遅くまで残って、話をしてくれた生徒。
                           etc........。
授業中はいつでも誰かしら話をしている、賑やかなクラスでした。 しかし最後のHR(ホームルーム)では、生徒一人一人に手紙を渡し、 その後の私の話を、2週間で一番静かに聞いてくれました。 ほんの少し、静かな空間を作ってくれた生徒達に、感謝しています。
これから実習に行く皆さん、2週間はあっと言う間です。
精一杯力を出し切って、是非実習を楽しんで下さい。


・教育実習を行っての感想   0013022   大田 義広

 教育実習は短すぎるというのが正直な感想である。もっと最初からやれることがあったのではないか、全然自分は教えるということができていなかったのではないか、もっと時間があればやれたのではないか、など後悔すればきりがない。しかし、今さら後悔した所でどうしようもない。これからどうするかそれが大事だと思うので、俺が後悔したことやっておけばよかったと思うことをここに書き、これから教育実習に向かう人たちなど俺の文をみて少しでも時間の無駄を無くし、より楽しい生活を送ってもらえたらうれしい。

 まず、俺が一番だめだったと思うことは生徒の名前をすべて覚えなかったという点であろう。俺は授業を30時間やらせてもらうことになり、その準備でいっぱい、いっぱいであった。教育実習は睡眠時間がないといわれるとおり、確かに寝ない日もあった。俺は正直疲れていた。しかし、そんなことは所詮いいわけであり、ただ単に俺が本気で覚える気がなかっただけで、そんな自分に腹がたつ。時間は自分でつくるものであり、どっかで本気になり覚える必要があった。生徒は全体をみてもらいたいものでなく、個人を見てもらいたいもの、自分を知ってもらいたいものだと俺は思う。よって生徒の名前を覚えることは最重要であり、そこから始まるといっても過言ではない。

 次に俺が足りなかったと思うことは、生徒ともっと会話する時間を持つということである。俺は、ある程度やれたと思っているがもっと時間をとって、生徒としゃべることができたらもっと楽しい教育実習が送れたかであろうと思う。初日からしつこく話し掛けると生徒にひかれるかもしれないが、そこはそう思われない程度に自分で考え、話し掛けるべきだが、初日から生徒個人と話す時間をつくるべきであると思う。授業見学、教材研究、日誌の記入などやることはたくさんある。しかし、そんな事ははっきりいってしまえば、後回しにしていいと思う。そんなことより、自分に空き時間があれば廊下にいたり、教室にはいったりしたりして、生徒と会話し、楽しむべきである。いろいろな話が聞け、人生の幅がひろがるであろう。

 長々書いてきたが、俺が一番言いたいことは教育実習で大事なことは気合の入れ方である。入れすぎても自分を追い込んでしまいうまくいかないし、抜きすぎると俺みたいに馬鹿をみる。俺は常に元気でいることが自分らしさであり、自分が楽しく、生徒たちも楽しければそれでいいと思っていた。要するに、その時の自分の正しいと思うこと所で気合をいれ、必要ないと思う所で力を抜けばいいということである。十人十色という言葉があるように人間はどれも違う色をしている。自分を分析し、飾らずさらけだし、楽しい教育実習を送ればそれでいいと思う。なんとかなる。


・教育実習を終えて  0013008  石渡 正明

 これから教育実習に行かれる1、2、3年生の皆さんに私の体験や感想が役に立てばと思う。教育実習に行く前ってすごく緊張するし、私が本当に先生として生徒に教えられるのかという不安に襲われるものだ。しかし、終わってみれば何でそんなことで悩んだんだろうという位ちっぽけなことに思える。というのは、実習の2週間は考えてるより全然早く過ぎてしまうし、楽しくて不安なんて感じてる暇はなかった。

高校における教育実習生の位置付け、つまり何時間授業を持つかとかホームルームをもつかとか何年生を教えるかとかいう事は行く高校によって違うようだ。私の場合、1-5のホームルームを持ち1-5と1-3を3時間づつ計6時間教えた。高校の方針で3年生は教えさせてくれなかったし、特に教材研究、指導案作成に力を入れろと言われていた。こういうことは実習の約1ヶ月位前に高校で打ち合わせがある。

堅苦しくなったが、実習の醍醐味はそうじゃなくて、もちろん生徒とのコミュニケーションだろう。はっきり言ってあいつらはかわいかったぞ。「先生、文化祭の準備手伝って。」って話で、「こっちも、こっちもー」って言われて腕とか引っ張られた時には、おいおいそんな目で見られたら手伝っちゃうぞコノヤローってなっちゃうよねー。

   最近の高校生は冷めてて怖いというイメージもあっての不安もあるでしょう。確かにそういう生徒もいるのは確かだけど、それはこちらの勝手な印象で、話し掛ければ案外面白いやつだったりする。

 何度も言うように実習期間はすごく早く過ぎます。どんな2週間にするのかはあなた次第だ。行ってしまえばなんとかなるものだから、不安を感じるより、どんな2週間にするか考えてわくわくしよう。


・古橋です。

 「人と同じことはしない、新しいことをする。」と、いうのが私の考えであります。

私はありきたりの授業を行うよりも自分にしか出来ない授業を行うことが大切だと思います。

自分が先生という立場で、どのように授業を行えば生徒を引きつけられるか、またその教科に親しみを持てるかを考える必要があり、いろいろと試行錯誤しながら自分の授業スタイルを確立していくことが大切だと考えています。こんなことは自分で考えればいい話です。

それよりも、デカイ声を出し、板書は綺麗に書くことが大切です。自分の考えていることは生徒にはわからないが、声と板書は生徒にはっきりとわかるので訓練をしておくといいと思います。


・工学部応用化学科   0013145  若井 眞美

 私が教育実習に行って一番に思った事は、自己紹介が大切だな…と。
自己紹介がちゃんと出来ていれば、その後の生徒との交流もスムーズに行くと思います。
何事も最初が肝心です。
私はそれが出来てなく、一部の生徒は私の名前すらわかってなかったと思います。
それと授業だけではなく他の行事があれば、それを最大限に生かすべきです。
授業中ではないので、いろいろな話題で話が出来ます。
二週間は本当にあっという間なので、いろいろ考えたり戸惑っているうちに終わってしまいます。
なので何も考えずに…と言うのは大袈裟ですが、やらないで後悔するよりやってしまって後悔する方がよいと思うので積極的にいろいろやってみてください。
私は後からたくさん後悔してしまい、出来る事ならもう一度実習をやり直したいと思っています。
だから、これから実習に行くみなさんにはそんな後悔をして欲しくないので、おもいっきり実習してください。
授業がうまく出来るか心配だと思いますが、なんとかなります。
3年後期から模擬授業をやるので、大丈夫です。
授業がちゃんと出来るのが一番かもしれないけど、それより実習で生徒ととのコミュニケーションがうまく出来た方が充実した実習が送れると思います。
授業の心配ばかりしないで、生徒との交流に重点を置いて実りのある実習にしてください。


・佐野 真理子  工学部応用化学科

私は6月2日から13日まで神奈川県立金井高等学校で化学の教育実習をさせていただきました。

 実習が始まる前は、先輩方のアドバイスをいろいろ聞いているうちに不安でいっぱいになっていました。生徒とのコミュニケーションの取り方や、教材研究・学習指導案の作成など、うまくできるのかと心配でした。しかし、実習を終えた今では、うまくできたとかよりも、2週間やり遂げたという達成感でいっぱいです。

 教材研究・指導案の作成を徹夜でやっている実習生もいたけど、私は徹夜でやったら実習が楽しくないものになってしまうと思い、授業の空き時間に作ったりしていました。授業の空き時間のつかいかたは各自の教科担当の先生の指示にもよるけど、私の担当の先生は、放任主義だったので実習を楽しめました。

 生徒とのコミュニケーションは徐々に出来てきました。私は3年生の男子だけのクラス(男クラ)の担任になったので、はじめはどう接していいかわかりませんでした。しかし、3日目の陸上競技大会の日に少しずつ名前を覚えていきました。男クラは、『明るい』というよりも『やかましい』というのが合っているくらい元気がよくて、それに私は救われた気がします。実習前は、男クラは怖いと思っていたのがうそみたいで、今では男クラでよかったと思います。みんな、弟のような感じでかわいかったです。

 最後に、1つ後悔した話をしたいと思います。2週間という短い間でしたが、クラス全員と授業以外で話をしたかったな。と思います。男クラは元気がいいと上記で述べましたが、おとなしい子も何人かいました。どうしても授業中はうるさい子ばかりに注意がいってしまいそのほかの時間でも話しかけてきてくれたのですが、おとなしい子とは掃除の時間ぐらいしか話すことができませんでした。

 そして、実習が終わった翌週に悲しい知らせを生徒から聞きました。比較的おとなしかった子がバイクの事故で亡くなりました。たった2週間でしたが、私の初めての生徒です。もう遅いのですが、もっともっともっともっと・・・生徒と仲良くしておけばよかったと思います。話しかけてくるのを待っているのではなく、積極的に行けばもっと話せたのに。

 これから実習に行く人には、このような後悔をしないように精一杯楽しんで頑張ってほしいです。


・保坂 雄一  東京工芸大学 工学部 応用化学科4年  実習校 東京都立府中高校

 5月27日から6月11日の3週間、東京都立府中高校に教育実習に行ってきました。今年から実習期間が2週間もしくは3週間になり、僕は3週間、実習に行ってきました。いままで実習は2週間だったに3週間、行けたのは大変貴重な経験だったと感じます。クラスは6クラスを受け持ち、授業時間も26時間と多くのクラスと時間数を持つことができました。

アドバイスとしては色々な情報を聞いて、先入観を持っていくよりも、何も聞かずに実際に現場に出たほうがいいと思います。教職課程で小沢先生や滝沢先生の授業をちゃんと勉強していれば、困ることはないはず!皆さんも自習がんばってください。


・中嶋晴美

 私は英国にある日本人学校、帝京ロンドン学園へ実習に行ってきました。

 帝京ロンドン学園では殆どの生徒が寮生活をしており、私も自習期間の2週間は生 徒と同じ寮で生活をしていました。生徒数も71人と少ないですし、四六時中共に生 活をしていたので、生徒とのコミュニケーションのとり方に関しては苦労しませんで した。

 まず、私は学校に着くなり、担当の先生に手土産を持参しなかった事に対し注意を 受けました。その時は素直に謝りましたが、よく考えてみると、我々はまだ学生です し、そのような物に金をかける必要はないと考えを改めました。実習が終了した後、 親しくなった実習校の別の先生に考えを聞いてみると、彼も実習生に手土産は必要な い、との意見でした。

   最初の内は、実習していく上で学校や生徒に関する必要な情報は担当の先生がきち んと教えてくれると受け身の態勢でいましたが、先生方には本来の仕事もあり、なか なか忙しく伝えきれない事も多々あり、情報収集は自ら行わないといけないと気付き ました。

 授業に関して、私は教壇の上で緊張する事もなく時間配分通りに進み、苦労する事 はなかったです。私は毎時間、教科書の内容をまとめたプリントなどを作成し、ノー トではなくそのプリントに書き込む方式で授業を行いました。生徒からは「プリント だからわかりやすい」と好評でした。
 また、予測される質問については、私の教える生物の分野を多少越えた範囲の事ま で調べました。また、雑学を増やす為、暇な時間は科学雑誌『ニュートン』に目を通 していました。
 生徒は一年生のうちから、どの辺りがテストや大学入試に出て、どこを勉強すれば いいのかポイントをついた授業を強く望んでいました。その辺りも意識し、授業の最 後には本日やった分野がどのようにテストにでて、どのくらいの重要度か教えました。

 実習中、生徒から「先生が授業中話した内容に興味を持ったから、後でもっと教え て欲しい」や「先生に教えてもらって小テストで高得点をとれた」などの言葉をかけ てもらった事が嬉しかったです。


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